築10年マンションへのガスファンヒーター設置:工事の必要性と費用、注意点

ガスファンヒーターを使いたいのですが、築10年の普通のマンションの場合、何か取り付け工事とか必要なんでしょうか? 器具を買ったらすぐ使えるものなんでしょうか。 補足 ガスファンヒーター禁止なんてこともあるんですね!? ガスのコンセントってなんでしょう??西日本でこれまでいろいろマンションに住んできましたが見たことありません。工事とかするとどのくらいかかるのでしょう?

ガスファンヒーターの設置工事:マンションの場合

築10年のマンションにガスファンヒーターを設置する場合、多くの場合、工事が必要です。 「すぐに使える」タイプのガスファンヒーターは、ほとんどありません。なぜなら、ガスファンヒーターは都市ガスやプロパンガスを使用するため、ガス配管への接続が必要だからです。 これは、家庭用のコンセントに電気製品を繋ぐのとは全く異なる仕組みです。

ガスコンセントとは?

「ガスのコンセント」と呼ばれるものは、正式にはガス栓、もしくはガス接続口と呼ばれます。 これは、ガス供給元から供給されるガス管から、ガスファンヒーターなどのガス器具にガスを供給するための接続部分です。 西日本地域では、設置場所やマンションの構造によっては、目立たない場所に設置されている場合があり、気づかない方も多いようです。 壁の中に埋め込まれていることも多く、一見すると存在に気づかないケースも珍しくありません。

工事が必要な理由と内容

ガスファンヒーターを設置するには、以下の工事が必要となる可能性があります。

  • ガス配管の接続工事:既存のガス配管からファンヒーターへのガス配管接続を行います。これは専門のガス工事資格を持つ業者に依頼する必要があります。
  • ガス栓の設置工事:ガス栓が設置されていない場合は、新たにガス栓を設置する工事が必要です。これは壁に穴を開けるなどの作業を伴う場合もあります。
  • 排気ダクトの設置工事:ガスファンヒーターは燃焼時に排ガスを排出するため、排気ダクトの設置が必要です。これは窓などに穴を開けて設置する場合もあります。

これらの工事は、ガス事業者やガス機器販売店、またはガス工事専門業者に依頼する必要があります。 自分で行うことは非常に危険ですので、絶対に避けましょう。

ガスファンヒーター禁止の可能性

マンションによっては、ガスファンヒーターの使用が禁止されている場合があります。 これは、安全上の理由マンションのガス設備の容量管理規約などに基づいて決められています。 入居前に管理規約を確認するか、管理会社に問い合わせることを強くお勧めします。

管理規約の確認

入居前に必ず管理規約を確認し、ガスファンヒーターの使用について明記されているか確認しましょう。 禁止されている場合は、他の暖房器具を検討する必要があります。

マンションのガス設備容量

マンション全体のガス設備容量が限られている場合、新たにガスファンヒーターを設置することで、他の住戸への影響が出る可能性があります。 そのため、管理会社がガスファンヒーターの使用を制限している場合があります。

工事費用

工事費用は、必要な工事の内容や業者によって大きく異なります。 一般的には、以下の費用がかかると予想されます。

  • ガス配管接続工事:1万円~3万円程度
  • ガス栓設置工事:2万円~5万円程度
  • 排気ダクト設置工事:1万円~3万円程度

これらの費用はあくまで目安であり、実際の費用は現場調査後に業者から見積もりが出されます。 複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをお勧めします。

専門家の視点:安全第一

ガス工事は専門知識と技術が必要な作業です。 不適切な工事はガス漏れや火災などの危険性を高めます。 必ず、資格を持ったガス工事業者に依頼し、安全に配慮した工事を行うようにしましょう。 安易なDIYは絶対に避けてください。

具体的な手順とアドバイス

1. 管理会社への確認:まずはマンションの管理会社に、ガスファンヒーターの設置について問い合わせましょう。 使用の可否、必要な工事、推奨業者などを確認できます。
2. ガス機器販売店への相談:ガスファンヒーターを購入する際に、販売店に設置工事について相談しましょう。 販売店が提携している業者を紹介してくれる場合があります。
3. 複数の業者からの見積もり取得:複数のガス工事業者から見積もりを取り、費用や工事内容を比較検討しましょう。 見積もりには、工事内容の詳細、保証期間などが記載されていることを確認してください。
4. 契約と工事:見積もり内容に納得したら、業者と契約を結び、工事を行いましょう。 工事中は、作業の様子を確認し、安全に配慮されているか確認しましょう。
5. 使用開始後の点検:ガスファンヒーターを使用開始後も、定期的に点検を行い、ガス漏れがないか確認しましょう。

まとめ

マンションへのガスファンヒーター設置は、必ず工事が必要となる可能性が高いです。 安全面を考慮し、専門業者に依頼することが重要です。 管理会社への確認、複数の業者からの見積もり取得など、慎重な手順を踏むことで、安心してガスファンヒーターを使用できるようになります。

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