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水道水が茶色くなる原因:可能性を探る
築10年、5年以上入居者がいたマンションの2階で、水道水が茶色くなるというご相談ですね。これは、いくつかの原因が考えられます。落ち着いて一つずつ確認していきましょう。
1. 配管内のサビ
最も可能性が高いのは、配管のサビです。築10年経過している建物では、鉄管や銅管の腐食により、サビが発生し、水道水に混入することがあります。特に、長期間使用されていない配管や、水圧の低い場所では、サビが蓄積されやすいです。ご自宅が2階にあることから、配管の経年劣化によるサビが原因の可能性が高いと考えられます。
- 対策:管理会社に連絡し、配管の状況を確認してもらいましょう。必要であれば、配管の洗浄や交換を依頼します。これは緊急性の高い問題ですので、迅速な対応が重要です。
2. 赤水現象
水道管の内部に付着した鉄サビが、何らかの原因で剥がれ落ち、水道水に混入する現象を「赤水現象」と言います。水圧の変化や、配管工事の後などに発生しやすいです。今回のケースでは、前入居者が5年以上住んでいた後、空室期間を経てからの発生なので、この可能性も考えられます。
- 対策:赤水現象の場合は、しばらく水を出し続けることで、濁りが解消されることが多いです。それでも改善しない場合は、管理会社に連絡し、原因究明と対策を依頼しましょう。水道局に相談することも有効です。
3. 地下水の混入
建物の場所や地盤によっては、地下水が水道管に混入する可能性があります。地下水には鉄分やマンガンなどのミネラルが含まれており、これらが原因で水が茶色くなることがあります。
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- 対策:この場合は、水道局に連絡し、水質検査を依頼する必要があります。地下水の混入が確認された場合は、水道局が適切な対策を講じてくれます。
4. その他の原因
上記以外にも、以下のような原因が考えられます。
- 給水管の接続部分の不具合:配管の接続部分に問題があり、サビや異物が混入している可能性があります。
- 貯水槽の清掃不足:マンションによっては、貯水槽が設置されている場合があります。貯水槽の清掃が不十分な場合、水が汚染される可能性があります。
- 配管工事の影響:最近、近隣で配管工事などが行われていませんか?工事の影響で、一時的に水が濁ることがあります。
茶色い水道水の対処法と管理会社への連絡
水道水が茶色い場合、まず慌てず、水を出し続けて様子を見ることが大切です。しばらくすると濁りが薄まる場合があります。しかし、改善が見られない場合は、すぐに管理会社に連絡しましょう。
管理会社への連絡方法
連絡する際には、以下の情報を伝えるようにしましょう。
- 発生状況:いつから茶色くなったのか、どの水栓で茶色くなっているのか、濁りの程度はどのくらいかなど
- 居住状況:築年数、階数、入居期間など
- 写真や動画:茶色くなった水を撮影しておくと、状況説明がスムーズになります。
専門家のアドバイス
水道設備の専門家によると、古い建物では配管のサビが原因となるケースが多いとのことです。早めの対応が重要で、放置すると配管の腐食が進行し、より深刻な問題につながる可能性があります。また、健康面への影響も懸念されるため、放置せずに適切な対処を行うべきです。
インテリアへの影響と対策
茶色い水道水は、キッチンや洗面所のシンク、蛇口などにサビが付着する可能性があります。また、洗濯物に色移りする可能性も考えられます。
インテリアへの影響を最小限にするために
- 食器洗い乾燥機を使用する際は、予洗いをする:茶色い水で予洗いすることで、食器へのサビ付着を防ぎます。
- 洗濯前に水をチェックする:洗濯前に水をチェックし、茶色い場合は水道水を出し切ってから洗濯を始めましょう。
- シンクや蛇口をこまめに清掃する:サビが付着したら、すぐに清掃しましょう。クエン酸などの弱酸性の洗剤を使うと効果的です。
- 白い食器や衣類の使用を控える:茶色い汚れが目立ちやすいため、一時的に色付きの食器や衣類を使用するのも良いでしょう。
まとめ:迅速な対応で安心安全な住環境を
水道水が茶色くなる原因は複数考えられますが、早急に管理会社に連絡し、原因究明と対策を依頼することが重要です。放置すると、配管の劣化が進行したり、健康被害につながる可能性もあります。 ご自身の安全と快適な生活を守るためにも、迅速な対応を心がけましょう。