築10年マンションの床鳴り対策|リフォーム費用と解決策

リフォーム済みのマンションを買いましたが床鳴りがひどい こんにちは。質問をさせて頂きます。 御返答をよろしく御願いいたします。 つい先日、築10年のリフォーム済みの中古のマンションを購入しました。 生活するようになって、廊下とリビングの床鳴りがかなりひどいことが分かり、 歩く度にミシミシと音が鳴ります。 フローリングは板の打ち付けとかではなく、 マット?ロールでしょうか、ちょっと分かりにくいですが、 それを部屋の間取りに切り取って敷いているように感じます。 なのであちこちがポコポコとなっており、 床と接着できていないのか、施工が悪いのか、 歩くとミシミシッ、パキパキッと激しい音が鳴ります。 このような状況の対策として、 ①リフォーム済みのフローリングをまた私自身で お金を出してリフォームをし直す、 ②今のフローリングを修理してもらう。 ③マンションのフローリングの規約に防音効果のあるものしか・・・と書いてあるので 前の所持者に落ち度があると見なして請求する。 以上のようなことが考えられます。 せめて廊下からリビングにかけては音が鳴らないようにしたいです。 マンションを買ったばかりでお金も底をついており、 かなりトホホな気分です。 対策としてどうすればよいか、 リフォームにどれくらいの費用が見込まれるかなど アドバイスをよろしく御願いいたします。

築10年マンションの床鳴りの原因と対策

築10年のリフォーム済みマンションで、廊下とリビングの床鳴りがひどいとのこと、大変お困りだと思います。 まず、原因を特定することが重要です。 ご質問にあるように、ロール状のフローリングが使用されている可能性が高いですね。このタイプのフローリングは、施工が適切でないと床鳴りが発生しやすいという欠点があります。 具体的には、以下の原因が考えられます。

  • 接着不良:フローリングと下地の接着が不十分な場合、歩行時の振動で床鳴りが発生します。特にロール状のフローリングは、しっかりと接着剤を塗布し、圧着する必要があります。
  • 下地の問題:下地となるコンクリートスラブに隙間や不陸がある場合も、床鳴りの原因となります。リフォーム時に下地処理が不十分だった可能性があります。
  • フローリング材の劣化:経年劣化によってフローリング材自体が変形したり、反ったりすることで、床鳴りが発生することがあります。築10年であれば、可能性は低くありません。
  • 施工不良:リフォーム時の施工が不適切だった場合、様々な箇所に問題が発生し、床鳴りの原因となる可能性があります。

考えられる対策と費用

ご質問にあった対策について、それぞれ検討してみましょう。

①リフォーム済みのフローリングをリフォームし直す

最も確実な解決策ですが、費用が高額になることが予想されます。 費用は、使用するフローリングの種類、工事範囲、その他付帯工事(例えば、下地処理)によって大きく変動します。 目安として、㎡あたり2万円~5万円程度と考えておきましょう。廊下とリビングの広さによって総費用が変わってきますので、複数の業者に見積もりを取ることが重要です。

②今のフローリングを修理してもらう

部分的な修理であれば、費用を抑えることができます。 しかし、床鳴りの原因が複数箇所にある場合、根本的な解決にはならない可能性があります。 修理費用は、原因と修理方法によって大きく異なりますが、数万円~数十万円かかる可能性があります。 まずは、専門業者に点検してもらい、修理可能かどうか、費用を査定してもらうことをお勧めします。

③前の所有者に請求する

リフォーム済みの状態で購入したにもかかわらず、すぐに床鳴りが発生していることから、リフォームの施工不良が疑われます。 マンションの規約に防音効果に関する記述があるとのことですが、その規約の内容をよく確認し、リフォーム業者の責任を問える可能性を探る必要があります。 専門の法律家(弁護士など)に相談することをお勧めします。 ただし、請求が認められる保証はなく、訴訟費用もかかる可能性があることを考慮する必要があります。

具体的な解決策とアドバイス

現状では、お金に余裕がないとのことですので、段階的に解決策を検討することをお勧めします。

  1. 専門業者への点検依頼:まずは、信頼できるリフォーム業者や床専門業者に点検を依頼しましょう。原因を特定することで、適切な対策を立てることができます。点検費用は数千円~数万円程度です。
  2. 部分的な修理:点検の結果、原因が特定され、特定箇所の修理で解決できる可能性がある場合は、部分的な修理から始めましょう。費用を抑えつつ、状況を改善することができます。
  3. 本格的なリフォーム:部分的な修理で解決しない場合、または、将来的なことを考えると、本格的なリフォームを検討しましょう。複数の業者に見積もりを取り、費用と工期を比較検討することが重要です。 低価格なフローリング材を選ぶことで費用を抑えることも可能です。ただし、耐久性や品質に影響する可能性があるため、注意が必要です。
  4. 所有者への相談:もし、リフォーム業者の施工不良が原因だと判明した場合、前の所有者と話し合い、修理費用の一部負担を依頼することを検討してみましょう。ただし、交渉が難航する可能性もあります。

床鳴り対策に役立つインテリア選び

床鳴りを完全に解消できない場合でも、インテリア選びで軽減効果を得られる場合があります。

  • 厚手のカーペットやラグ:廊下やリビングに厚手のカーペットやラグを敷くことで、床鳴りの音を吸収し、軽減効果が期待できます。 デザイン性も高く、インテリアのアクセントにもなります。ブラウン系のインテリアに合わせやすい、深みのある色のラグを選ぶのも良いでしょう。
  • 家具の配置:床鳴りが激しい場所には、家具を配置することで、歩行時の振動を軽減することができます。ただし、家具の脚が床を傷つける可能性があるので、脚裏にフェルトなどを貼ることをお勧めします。

専門家の視点

建築士の視点から見ると、ロール状のフローリングは施工が難しく、下地処理が適切でないと床鳴りが発生しやすい傾向があります。 リフォーム業者を選ぶ際には、施工実績や経験豊富な業者を選ぶことが重要です。 また、契約前にしっかりと施工内容を確認し、保証についても確認しておきましょう。

まとめ

床鳴りの問題は、生活の質を大きく低下させる可能性があります。 しかし、適切な対策を行うことで、解決できる可能性が高いです。 焦らず、段階的に解決策を検討し、快適な住空間を取り戻しましょう。 費用を抑えたい場合は、部分的な修理から始める、低価格のフローリング材を選ぶ、DIYでできる範囲の対策を行うなど、工夫が必要です。

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