築10年の一軒家、壁や天井の「コブ」と揺れ、音…本当に安全?不安解消のための徹底解説

一軒家の壁や天井にコブ?みたいなのがあります。我が家の壁や天井、パッと見は分からないんですが、斜め下から見たり触ったりするとたまにボコッとなっている部分があるんです。簡単に言えば、コブが出来ているみたいな。地震があってから怖くて、家の隅々まで無意識に見てしまっているんです。トイレの天井に階段の段差みたいなのが分かるような作りになっているんですが、その段差とトイレの天井の壁紙みたいなやつがヒビではないと思うんですが剥がれかかっていたり、壁の隅っこが剥がれかけていたり。母親に言ってみれば「もしかしたら軽く手抜き工事だったのかもしれないね~」とのこと。この家、二階の部屋で軽く飛び跳ねるだけで下にドンドンッとすごく響くんです。普段からミシミシと言う音もするし、トラックが近くを走るだけでも小さく揺れます。この一軒家を建てたのは約10年前になると思います。関東はまだ余震もきてますし、家が怖くてたまりません。でも学生の私にはコブみたいになっている壁などが安全なのかよく分かりません。コブみたいなやつの原因は何なのか、教えて下さい。また、安全でしょうか?説明不足かもしれませんが、これが私の精一杯の説明です。原因や安全性を聞いたところで親が気にしてないので引っ越すことは出来ませんが、私は気になりました。元々、不安がりやで心配性で、家が崩れて死んでしまったらどうしようと言う被害妄想が激しくなってしまっていて…。

壁や天井の「コブ」の原因とは?

築10年のお住まいで、壁や天井に「コブ」のようなもの、壁紙の剥がれ、そして建物全体の揺れや音…ご心配されているお気持ち、よく分かります。まずは「コブ」のようなものの原因を探っていきましょう。可能性としてはいくつか考えられます。

1. 下地材の不均一

壁や天井は、石膏ボードなどの下地材の上に仕上げ材(クロスなど)が貼られています。下地材の施工時に、木材の継ぎ目が不完全であったり、ボードの厚みにばらつきがあったりすると、仕上げ材に凹凸が生じることがあります。これが「コブ」のように見える原因の一つです。特に、軽量鉄骨造や木造住宅では、この可能性が高いです。

2. 施工時の不備

下地材の施工だけでなく、仕上げ材の施工にも問題があった可能性があります。例えば、石膏ボードの貼り付けが不十分であったり、接着剤の量にムラがあったりすると、時間の経過とともに凹凸が現れることがあります。また、壁紙の施工不良も原因の一つです。

3. 建材の変形

経年劣化による建材の変形も考えられます。特に、湿気の影響を受けやすい木材や石膏ボードは、時間の経過とともに膨張したり収縮したりすることがあります。これにより、壁や天井に凹凸が生じる可能性があります。

4. 地震の影響

最近の地震の影響で、建物の構造に微細な変化が生じている可能性も否定できません。小さな亀裂や変形が、目に見える「コブ」として現れているかもしれません。地震後、建物の状態を改めて確認することは非常に重要です。

家の揺れや音の原因、そして安全性について

「二階の部屋で軽く飛び跳ねると下にドンドンと響く」「普段からミシミシ言う」「トラックが通ると揺れる」これらの症状は、建物の構造や基礎に問題がある可能性を示唆しています。

1. 建物の構造

軽量鉄骨造や木造住宅は、コンクリート造に比べて比較的振動の影響を受けやすい傾向があります。特に、古い建物や施工不良の建物では、揺れや音が大きくなりやすいです。

2. 基礎の沈下

基礎の沈下も原因の一つです。基礎が不均一に沈下すると、建物全体に歪みが生じ、揺れや音が発生する可能性があります。

3. 床の構造

床の構造にも問題があるかもしれません。例えば、床下の断熱材が不足していたり、床材の施工が不適切であったりすると、音が響きやすくなります。

4. 地盤

地盤の状況も重要です。地盤が軟弱な場合、地震や外部からの振動の影響を受けやすくなります。

専門家の意見を聞き、安心を得ることの重要性

ご自身の不安を解消するためには、専門家の意見を聞くことが最も重要です。

1. 建築士や住宅診断士への相談

建築士や住宅診断士に家の状態を点検してもらいましょう。彼らは、建物の構造や施工状況を専門的に評価し、問題点があれば適切なアドバイスをしてくれます。点検では、「コブ」のようなものの原因、揺れや音の原因、そして建物の安全性について詳しく調べてもらうことが可能です。費用はかかりますが、安心を買うための投資と考えてください。

2. ホームインスペクションの活用

住宅を購入する際に利用されるホームインスペクションを、既存住宅でも利用できます。専門家が建物の状態を詳細に調査し、報告書を作成してくれます。これにより、建物の状態を客観的に把握し、今後のメンテナンス計画を立てることができます。

3. 地震保険の確認

地震保険に加入している場合は、保険の内容を確認しましょう。地震による被害が保険の対象となるかどうか、また、どのような手続きが必要なのかを把握しておくことが重要です。

具体的な対策と心構え

専門家の診断結果を待つ間も、できることがあります。

* 不安を軽減するための工夫:アロマや音楽、好きなインテリアで居心地の良い空間を作ることで、心理的な不安を和らげましょう。
* 日々の観察:壁や天井の「コブ」の状態、揺れや音の頻度などを記録しておきましょう。専門家への説明に役立ちます。
* 緊急時の避難経路の確認:地震などが発生した場合の避難経路と避難場所を確認しておきましょう。家族と避難計画を立てておくことも大切です。
* 生活習慣の見直し:必要以上に飛び跳ねたり、大きな音を立てたりしないように心がけましょう。

まとめ

築10年のお住まいの不安、お気持ちお察しします。専門家の診断を受けることで、具体的な原因と安全性を確認し、安心を得ることが大切です。 ご自身の安全を第一に考え、必要であれば適切な対策を講じましょう。 そして、不安な気持ちを抱え込まず、家族や友人、専門家に相談することをお勧めします。

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