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築1年住宅の床隙間:原因を探る
新築から1年で床に隙間が生じ、さらに虫の侵入まであるとのこと、ご心配ですね。まずは、隙間発生の原因をいくつか考えましょう。
1. 木材の乾燥収縮
木造住宅では、木材の乾燥による収縮が大きな原因の一つです。特に、新築直後は木材の含水率が高く、時間が経つにつれて乾燥し、収縮します。この収縮によって、床材と壁、または床材同士の間に隙間が生じる可能性があります。特に、床暖房のある部屋では乾燥が促進され、隙間が大きくなる傾向があります。
2. 床下地の不具合
床下地の施工不良も考えられます。例えば、根太(床を支える木材)の間に隙間があったり、適切な間隔で施工されていなかったりすると、床材に負荷がかかり、隙間が生じやすくなります。また、断熱材の施工不良も、木材の乾燥収縮を促進し、隙間を拡大させる可能性があります。
3. 外部からの影響
地震や地盤の沈下など、外部からの力によって床に歪みが生じ、隙間ができることもあります。ただし、築1年であれば、大きな地震や地盤沈下があったかどうかを確認する必要があります。
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4. 「まわりこ」と床の隙間について
ご質問にある「まわりこ」(おそらく巾木のことと思われます)と床の間に隙間があるとのことですが、これは巾木の施工不良や、床材の収縮による可能性があります。巾木は床材と壁の隙間を隠す役割も果たしているので、隙間があると見た目も悪く、虫の侵入経路にもなりかねません。
隙間から虫の侵入を防ぐ方法
隙間から虫が侵入しているとのことですので、まずは防虫対策が重要です。
1. 隙間を埋める
最も効果的なのは、隙間を埋めることです。市販のコーキング剤やパテを使用し、隙間を埋めてください。使用する際には、色を床の色に合わせることが重要です。ブラウン系の床材であれば、ブラウン系のコーキング剤を選びましょう。隙間が大きい場合は、専門業者に依頼するのも良いでしょう。
2. 防虫剤の使用
隙間を埋めた後も、虫の侵入を防ぐために、防虫剤を使用しましょう。天然成分の防虫剤を使用すれば、ペットやお子様にも安心です。
3. 定期的な清掃
定期的に床下の清掃を行うことで、虫の発生源となるゴミやホコリを取り除くことができます。
床の隙間が広がる?床が抜ける?
5mm程度の隙間であれば、すぐに床が抜ける心配はありません。しかし、放置すると隙間が徐々に広がり、床鳴りや床のたわみなどの問題につながる可能性があります。また、隙間から湿気が侵入し、カビやシロアリの発生にもつながる可能性がありますので、早めの対応が必要です。
建売住宅の品質について
建売住宅だからといって、必ずしも手抜き工事されているとは限りません。しかし、気になる場合は、建築会社に相談し、状況を確認してもらうことが大切です。写真や動画を撮って記録しておくと、状況説明がスムーズになります。
専門家への相談
状況が改善しない場合、または不安な場合は、建築士や住宅診断士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、原因を特定し、適切な対策を提案してくれます。
具体的な対応ステップ
1. **写真撮影:** 隙間の状況を写真や動画で記録します。
2. **建築会社への連絡:** 問題点を伝え、状況を確認してもらいます。
3. **専門家への相談:** 建築会社からの回答に納得できない場合、または状況が悪化する場合は、専門家に相談します。
4. **隙間埋め:** 専門家のアドバイスに基づき、隙間を埋めます。
5. **定期点検:** 今後も定期的に床の状態をチェックし、問題発生を早期に発見します。
まとめ
築1年の住宅で床に隙間が生じるのは、木材の乾燥収縮などが原因として考えられます。しかし、虫の侵入や見た目への影響も考慮すると、早めの対応が重要です。まずは、建築会社に相談し、状況を確認してもらいましょう。それでも不安な場合は、専門家の意見を聞き、適切な対策を講じてください。