築1年半の住宅、地下室の水漏れ問題と解決策

築1年半の住宅で地下室の水漏れに悩んでいます。地下室は、収納部屋として使用しています。設計の際に湿気などが心配な為、地下室のは嫌だと伝えたのですが、空気の流れが出来れば大丈夫だと 言う建築家の話に主人が賛同し地下収納(半地下)が出来ました。住んでみると、案の定、カビが発生し、除湿機を購入。常に湿度40%台を保ち見える箇所のカビは、発生しなくなりました。一年が過ぎた頃、念の為にと作った釜場に水が溜まり、ポンプはあったのですが不在時に水が溢れてしまいました。建築家、工務店に相談し釜場を深くしてポンプを自動に稼働してもらうようにしました。地下室に水が発生するのは、『万が一発生したら困るから釜場を作ります。』程度にしか聞いていなかったので、漏れ出したことに驚きました。釜場の補修工事に加え、漏水箇所の修正と、防水工事をしてもらっているのですが、7月頃から続いていて、疑わしいところを直しては、雨が降っては様子を見て、また直すを繰り返し今日に至ります。今週も工事をしていますが、今回は、地下室の荷物を全部出して、床、壁のボードを全て剥がし、防水を吹き付けてもらいます。こんなことが、いつまで続くのだろうと思っていたら、昨日、建築家の方から、『防水をしたりクラックを修繕したところで、今後も歪により、再発はするだろうし、切りが無いので、とりあえず、今回、全体に防水をかけて、床下に釜場に流れる溝を作りポンプで吸い上げるようにして終了します。』と言われましたが、そんなものなのでしょうか?今後どうなるのか予測もつかない為、不安です。そう言われたものの、どうしていいか分からず、床下に水が流れた際に、床のボード下の張の木の枠?が腐る(今も、腐っています)ので、別のものに変えて下さいと伝えたのですが、他に頼んだ方がいい事があれば教えて下さい。悩み過ぎて、円形脱毛になり、胃も痛いです。現在、育児休暇中なので工事していてもらえますが、4月から仕事復帰もしなくてはならないので、不在時に水漏れが起こるのではと不安もありますし、何かあっても、こんなに何日も工事は出来ません。どうしたらいいのでしょうか?

地下室の水漏れ問題:原因と解決策

築1年半の住宅の地下室で発生している水漏れ問題、そしてその長期にわたる工事、そして精神的な負担…大変お辛い状況だとお察しします。 建築家からの「歪による再発は避けられない」という発言も、不安を増幅させていることでしょう。 しかし、ご安心ください。この問題には解決策があります。まずは、問題の原因を整理し、具体的な対策を検討していきましょう。

水漏れの原因究明:専門家のセカンドオピニオンが必要

現状の工事は、症状への対処療法に終始しているように見えます。 根本的な原因究明なく、防水処理や排水溝の設置を繰り返しても、根本的な解決には至らない可能性が高いです。 まず、信頼できる別の専門家(建築士、土木構造の専門家、または漏水調査の専門業者)にセカンドオピニオンを求めることを強くお勧めします。

セカンドオピニオンでは、以下の点を調査してもらいましょう。

  • 地下室の構造:基礎の強度、防水層の状態、排水経路の設計、地盤の状況などを詳細に調査してもらう。
  • 水漏れの経路:水がどこから侵入しているのかを特定する。目視だけでなく、特殊な機器を用いた調査が必要な場合もある。
  • 地盤の状況:地盤の沈下や傾斜、地下水位の高低差など、水漏れに影響を与える可能性のある地盤の状況を調査する。
  • 施工不良の有無:当初の設計・施工に問題が無かったかを確認する。

専門家による詳細な調査によって、水漏れの根本原因が特定できれば、適切な対策を講じることが可能になります。 現状の建築家・工務店に不信感がある場合は、別の業者に依頼するのも選択肢の一つです。

具体的な解決策と対策

セカンドオピニオンの結果を踏まえ、具体的な解決策を検討します。 考えられる対策は以下の通りです。

1. 根本的な原因への対処

  • 基礎の補強:基礎に亀裂や損傷がある場合は、補強工事が必要となる。これは、専門業者による適切な診断と施工が不可欠です。
  • 防水層の改修:既存の防水層が劣化している、もしくは施工不良の場合は、全面的な改修が必要となる。適切な防水材の選定と施工技術が重要です。
  • 排水経路の改善:地下水の浸入を防ぐため、適切な排水経路の設計と施工が必要となる。周囲の土地の高低差なども考慮する必要がある。
  • 地盤改良:地盤の沈下や軟弱地盤が原因の場合は、地盤改良工事が有効な手段となる。

2. 水の排出対策の強化

  • より強力な排水ポンプの設置:既存のポンプでは排水能力が不足している可能性があるため、より強力なポンプへの交換や追加設置が必要となる場合がある。
  • 集水桝の設置:床下に集水桝を設置し、漏水を効率的に排水するシステムを構築する。
  • 自動排水システムの導入:水位センサーと連動した自動排水システムを導入することで、不在時でも安心できる環境を構築できる。

3. 腐食した木材の交換

床下で腐食している木材は、速やかに交換する必要があります。 放置すると、シロアリ被害などの二次被害につながる可能性があります。 セカンドオピニオンの専門家に相談し、適切な木材の種類と施工方法を選択しましょう。

今後の対応と不安解消

現在、育児休暇中とのことですが、4月からの仕事復帰を考えると、長期にわたる工事が難しいのは当然です。 そのため、以下の対応が重要になります。

  • 工期短縮のための計画:複数の専門業者に相談し、効率的な工事計画を立ててもらう。工事を複数の業者に分割して行うことも検討する。
  • 工事期間中の生活:工事期間中の生活をどのように確保するのか、具体的なプランを立てる。仮住まいが必要な場合は、その費用なども考慮する。
  • 保証と契約:工事内容と保証期間を明確にした契約書を締結する。万が一、再発した場合の責任分担なども明確にしておく。
  • 建築士・工務店との交渉:現状の建築士・工務店と、今後の対応についてしっかりと話し合う。責任の所在を明確にし、適切な補償を求める。

まとめ:専門家の力を借り、安心できる解決策を見つけましょう

地下室の水漏れ問題は、放置すると深刻な事態を招く可能性があります。 専門家の力を借り、正確な原因究明と適切な対策を行うことが不可欠です。 セカンドオピニオンを求め、複数の専門家からの意見を聞きながら、ご自身にとって最適な解決策を見つけてください。 精神的な負担も大きいと思いますが、焦らず、一つずつ問題を解決していくことで、必ず安心できる状態を取り戻せるはずです。 そして、今回の経験を活かし、今後の住宅管理にも役立ててください。

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