築浅中古住宅の危険なベランダ問題!補修・保証の可能性を探る

2年前に中古住宅を購入し、その家には今から約4~5年前に後付けで設置したベランダがあります。6畳2部屋分の長さがある大きい物です。この間、ベランダに出ていたらガタンと床が沈み、外から見たら家の外壁から一部が外れ宙ぶらりんに。知り合いの内装業者さんがその状態を見て、ベランダの作り方はメチャクチャだし、太いパイプを使うところに細いものが使ってあるし、水はけの処理もされていないとのこと。確かに、雨が降るとベランダ下の玄関前には水がボトボト落ちてきて大変です。車にもベランダから落ちた水がかかり、変色してきています。元住んでいた方に相談したら、ベランダは不動産屋が紹介してくれた年をとられた年配の大工さんが一人で作り、時間もかなりかかり、出来たときからミシミシ音がしたけど、後付けだから仕方ないんだよと言われたとのこと。不動産屋にも問い合わせてみたけれど、態度が悪く話にならないそうです。これは泣き寝入りするしかないのでしょうか?それとも、家を買うときに仲介してくれた大手不動産屋に(大工を紹介した不動産屋とは別)何か保障なり何なりを求めてもいいものですか?ちなみに、ベランダを作った際は、保障期間などは何も前住者は言われなかったそうです。

危険なベランダの状態と原因

ご自宅のベランダは、明らかに施工不良による危険な状態です。床の沈み込み、外壁からの剥がれ、雨漏りなど、複数の深刻な問題を抱えています。知り合いの内装業者さんの指摘通り、使用する部材の規格外、水抜き処理の不備など、専門家の目から見てもずさんな施工が原因と考えられます。 ベランダは、人が安全に利用できるよう、しっかりとした設計と施工が不可欠です。今回のケースでは、それらが完全に欠如しているため、早急な対応が必要です。

具体的な問題点

* 部材の規格外使用: 太いパイプが必要な箇所に細いパイプを使用するなど、設計図書に沿っていない可能性が高いです。これは、ベランダの強度不足に直結し、沈み込みや崩落の危険性を高めます。
* 水はけの不良: 雨水が適切に排水されないため、ベランダ下の玄関や車が被害を受けています。これは、腐食やカビの発生、建物の劣化につながる深刻な問題です。
* 施工のずさんさ: 「ミシミシ音」が施工時からあったという事実からも、施工の粗雑さが伺えます。これは、強度不足や材料の劣化を招き、今回の事故につながったと考えられます。

泣き寝入りはしない!解決策を探る

現状を放置することは大変危険です。まず、早急にベランダの補修を行う必要があります。そして、その費用負担について検討しましょう。

1. ベランダの補修

まずは、信頼できる建築業者にベランダの現状調査と補修の見積もりを依頼しましょう。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、適正な価格で適切な補修工事が行えます。補修工事の内容は、以下の項目を含める必要があります。

* 床の補修または交換: 沈み込んだ床は、補強または全面交換が必要となるでしょう。
* 外壁の補修: 外壁の剥がれは、雨漏りや建物の強度低下につながるため、適切な補修が必要です。
* 排水設備の改善: 雨水が適切に排水されるよう、排水設備の改修が必要です。
* 構造上の問題の確認: ベランダ全体の構造に問題がないか、専門家による詳細な調査が必要です。

2. 費用負担の検討

ベランダの補修費用は、高額になる可能性があります。その費用負担について、以下の可能性を検討してみましょう。

(1) 前所有者への請求

前所有者と不動産屋は、施工不良を認識していた可能性が高いです。施工不良による損害賠償請求を検討できます。弁護士に相談し、証拠となる資料(写真、見積書、契約書など)を収集し、内容証明郵便で請求を行うのが良いでしょう。

(2) 不動産会社への請求

仲介した大手不動産会社には、瑕疵担保責任を問うことができます。瑕疵担保責任とは、売買契約時に存在した隠れた欠陥(この場合は、ベランダの施工不良)について、売主が責任を負うというものです。ただし、契約書の内容や、不動産会社が施工不良を認識していたかどうかが重要なポイントとなります。弁護士に相談し、契約書の内容を精査してもらうことが重要です。

(3) 住宅瑕疵担保責任保険の適用

住宅瑕疵担保責任保険は、住宅の瑕疵(欠陥)に対して、一定期間の保証を行う制度です。中古住宅の場合でも、保険が適用される可能性があります。保険が適用されるかどうかの確認が必要です。

3. 専門家への相談

弁護士や建築士などの専門家に相談することで、適切な対応策を検討できます。専門家は、法的観点や技術的な観点から、最適な解決策を提案してくれます。

まとめ: proactive な行動で解決を目指しましょう

今回のベランダ問題は、放置するとさらに深刻な事態を招く可能性があります。泣き寝入りせず、積極的に問題解決に取り組むことが重要です。まずは、信頼できる業者に調査と見積もりを依頼し、専門家への相談も検討しましょう。 前所有者や不動産会社への請求も視野に入れ、法的措置も検討する必要があるかもしれません。 早めの対応で、安全で快適な住環境を取り戻しましょう。

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