築年数の古い市営住宅のお風呂と湿気問題:畳のシミとカビ対策

市営住宅に住んでいます、昭和40年代に建てられたらと聞いていますが コンクリート建てで昔の建て物なのでもちろん断熱材などはありません。困っているのが、お風呂なんですが、元々炊事場?的な場所がお風呂になっていてその上の階が四畳半の部屋になっています。お風呂の上とゆうのもあり湿気がすごくいつもジメジメしていましたが、今日風呂上がりに二階の四畳半にあがり畳をめくってみたらコンクリートのひび割れから湿気が物凄くあがってきていてシミも広がっていました。カビ臭かったのでたぶん畳の中ではカビが繁殖しているのだろうと思います。どうにかしてほしいと市役所に言うと、元々お風呂場ではないので、市役所では対処できないと言われました。一応小窓がありお風呂上がりには扇風機もつけて換気しています。(換気扇がついてないため)市役所が対応してくれないので、自分でなんとかしようと思うのですが。どうしていいのかわかりません。業者に頼むのも市営住宅にお金もかけたくないので(;_・)いろいろと考えてたんですが。防水スプレー、または防水シートなどくらいしか思いつきません。何かいい方法はないでしょうか?小さな子供もいるので早急にどうにかしたいのでよろしくお願いします。

築年数の古い市営住宅の湿気問題とカビ対策:原因と解決策

昭和40年代築の市営住宅、しかも元々は炊事場だった場所を浴室に改装したとのことですので、断熱性や防水性が不十分であることが、湿気問題の根本原因と考えられます。浴室からの湿気が天井を伝い、2階のお部屋の畳にまで影響している状況は深刻です。市役所が対応しない以上、ご自身で対策を講じる必要がありますが、費用を抑えつつ効果的な方法を選択することが重要です。

1. 湿気対策の基本:換気と乾燥

まず、現状の換気方法を見直しましょう。扇風機による換気だけでは不十分です。浴室の換気扇がないことが大きな問題です。

  • 換気扇の設置: 費用はかかりますが、浴室に換気扇を設置することが最も効果的です。市営住宅の管理事務所に相談し、設置の可能性を探るのも良いでしょう。補助金制度がある可能性もあります。
  • 窓の工夫: 小窓しかないとのことですが、浴室の窓を開け放ち、常に空気の循環を促しましょう。浴室乾燥機があれば、乾燥機能を活用しましょう。ない場合は、脱衣所に除湿機を設置するのも有効です。
  • 換気扇と併用: 換気扇と併用して、浴室乾燥機やサーキュレーターを使用すると、より効果的に湿気を除去できます。サーキュレーターは、浴室の湿った空気を部屋全体に循環させることで、乾燥を促進します。
  • 除湿剤の活用: 浴室と2階のお部屋に除湿剤を置くことで、湿気を吸収し、カビの発生を抑制できます。特に、2階のお部屋には、クローゼットや押入れにも除湿剤を置くことをおすすめします。

2. 畳と床下の対策:カビの除去と防水

畳の下のコンクリートのひび割れから湿気が上がっているとのことですので、まずは畳をめくり、床下の状況を確認する必要があります。

  • カビの除去: カビが生えている場合は、カビ取り剤を使用し、丁寧に除去しましょう。ただし、小さなお子さんやペットがいる場合は、安全性の高い製品を選び、換気を十分に行いながら作業することが重要です。作業後は、完全に乾燥させる必要があります。
  • ひび割れの補修: コンクリートのひび割れは、湿気の侵入経路となります。コンクリート補修材を使用して、ひび割れを確実に補修しましょう。ホームセンターなどで手軽に購入できます。補修後は、防水処理を行うことが重要です。
  • 防水シートの活用: 防水シートを床下に敷くことで、湿気の侵入を防ぎます。防湿シート防水シートの両方を使用すると、より効果的です。シートを敷く前に、床面を完全に乾燥させることを忘れないでください。
  • 畳の交換: カビが酷く、畳の交換が必要な場合は、新しい畳に交換しましょう。畳の交換は専門業者に依頼する方が安心です。予算が限られている場合は、部分的な交換も検討できます。

3. 長期的な対策:断熱と防湿

根本的な解決には、断熱と防湿対策が必要です。

  • 断熱材の追加: 浴室の天井に断熱材を追加することで、湿気が2階に伝わるのを抑制できます。費用はかかりますが、長期的な視点で見れば、効果的な投資となります。市営住宅の場合、管理事務所に相談する必要があります。
  • 防湿材の施工: 浴室と2階のお部屋の間に防湿材を施工することで、湿気の侵入を防ぎます。専門業者に相談し、最適な防湿材を選びましょう。費用はかかりますが、効果は絶大です。

4. 専門家への相談

DIYで対応できない場合、または不安な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

  • 建築業者: 建物の状況を詳しく診断し、適切な対策を提案してくれます。費用はかかりますが、安心安全な方法を選択できます。
  • リフォーム業者: 浴室や畳のリフォームを専門とする業者もいます。予算に合わせて、最適なリフォームプランを提案してくれます。
  • 害虫駆除業者: カビが酷い場合は、害虫駆除業者に相談することも可能です。カビの除去だけでなく、カビの再発防止策も提案してくれます。

まとめ:段階的な対策で湿気問題を解決

築年数の古い市営住宅の湿気問題は、すぐに解決できるものではありません。しかし、段階的に対策を進めることで、改善が見込めます。まずは、換気と乾燥を徹底し、畳と床下の状態を確認、必要に応じて補修や交換を行いましょう。予算や状況に応じて、専門家の力を借りることも検討してください。小さなお子さんにとって健康な環境を守るためにも、早めの対策が重要です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)