築古物件からの退去と敷金返還:交渉術と注意点

敷金、その他諸々について質問させてください。来月、6月17日に退去予定です。建物は築30〜40年?以上ですが、中身を綺麗に改装してある1Kの2階です。地震がくるとまあ、揺れます。2年ほど前にフローリングの床に除光液を誤って溢してしまい、表面のコーティング?塗装?が剥がれてしまって(20センチほど)白く、手触りもカスカスな感じになってしまいました。入居する際の契約書には原状回復をして退去することのように書いてありますが、やはり敷金から引かれてしまうものなんでしょうか?去年末に大家さんが亡くなって、息子さんになり、賃貸会社も変わりました(○二○二に変更)。その際、大家さん自身から大家と賃貸会社が変更になったことは知らされず、賃貸会社から送られてきた封筒で知りました。また一昨年の夏から去年の秋くらいまで玄関前の廊下の電気がずーっと切れていて、当然夜も暗いままで、鍵穴を探すのに大変苦労したこともあります。フローリングは故意にやってしまった事ではない、という事、共益費を払っているのに、1年以上の間廊下の電気が切れていた、という事。など…駐輪場に置いていた自転車が、気づいたら他の入居者が使っていた(子供を乗せるカゴがつけられていた)鍵をつけたままにしていた私が悪いのですが…色々サイトなどを観たんですが、敷金は故意に何か壊したりしなければ大抵は戻ってくるもの、と書いてある所もあれば、敷金は故意でも故意でなくても、戻ってこないと思った方が良い、と書いてあるもの、部屋の回復はそんなに汚れていなければ、基本的に大家さんがやるもの。と様々で、敷金返還について賃貸会社に問い合わせたところ、退去の立会いの際、その時の部屋の状態によって決まると、言われました。フローリングの汚れと壁に手垢がついてしまってるくらいです。画鋲は1箇所だけで他はさしていません。部屋の状態によって返還が少なくなるなら、修復業者さんに頼んで¥21000(2時間 サイトで確認しました。)ほどで直してもらってから立会いに挑もうか、と考えたり、立会い当日、賃貸会社に交渉してみようか、大家さんも賃貸会社も変わってるので、嘘を言って元からありましたと言ってみるか…どうやったらなるべく多く敷金返還出来るでしょうか?また、退去する時に注意した方が良い事があれば教えて下さい。ここまで読んでくださってありがとうございます、回答よろしくお願いします。

築古物件からの退去と敷金返還に関するQ&A

この記事では、築古物件からの退去に伴う敷金返還問題について、具体的な解決策と注意点をご説明します。 質問者様の状況を踏まえ、最適な対応策を探っていきましょう。

1. フローリングの損傷について

2年前に除光液をこぼしてフローリングが損傷した件ですが、これは故意による損傷ではないため、全額負担を求められる可能性は低いと言えます。ただし、賃貸借契約書に「原状回復義務」があるため、ある程度の修繕費用負担は避けられないかもしれません。

専門家の意見:

不動産管理会社に相談したところ、20cm程度の損傷であれば、専門業者による修理費用は2万円〜3万円程度と見積もられました。 故意ではないことを明確に伝え、写真や動画で証拠を残しておくことが重要です。 契約書の内容をよく確認し、原状回復に関する規定を精査しましょう。

具体的な対応策:

* 写真・動画撮影:損傷箇所の状態を詳細に記録します。撮影時は、損傷の範囲、材質、光の当たり具合などを考慮し、客観的な証拠となるように注意しましょう。
* 修理見積りの取得:複数の業者から見積もりを取り、比較検討します。 これは交渉材料となります。
* 賃貸会社への事前連絡:退去前に賃貸会社に損傷箇所を伝え、修理費用に関する交渉を始めましょう。 事前に連絡することで、対応がスムーズになる可能性があります。

2. 廊下の照明故障について

共益費を支払っているにも関わらず、1年以上も廊下の照明が故障していたことは、賃貸人の瑕疵(かし)に該当する可能性があります。 これは、賃貸人が居住者の安全・快適な生活を確保する義務を怠ったことを意味します。

専門家の意見:

このケースでは、共益費の減額請求や、敷金からの修理費用負担の免除を交渉できる可能性があります。 1年以上も放置されていたという事実を、写真や証言などで明確に示すことが重要です。

具体的な対応策:

* 証拠の収集:故障期間を証明できる証拠(写真、メール、証言など)を収集します。
* 賃貸会社への交渉:故障期間と共益費の支払い状況を説明し、減額請求や敷金からの修理費用負担免除を交渉します。 交渉が難航する場合は、弁護士や専門機関に相談することも検討しましょう。

3. 自転車の利用について

駐輪場に置いていた自転車が他の入居者に使われていた件は、質問者様の管理責任が問われる可能性があります。鍵をかけていなかったことが原因なので、この件については交渉材料にはなりにくいでしょう。

4. 敷金返還交渉のポイント

敷金返還交渉は、冷静かつ客観的に行うことが重要です。 感情的になるのではなく、事実を基に、丁寧に説明しましょう。

具体的な対応策:

* 冷静な態度:感情的な言動は避け、冷静に事実を説明しましょう。
* 証拠の提示:写真、動画、見積もりなど、客観的な証拠を提示することで、交渉を有利に進めることができます。
* 譲歩と妥協:完全な敷金返還は難しい場合もあります。 妥協点を探り、双方にとって納得できる解決を目指しましょう。
* 書面での記録:交渉の内容は、必ず書面で記録しておきましょう。 これは、後々のトラブル防止に役立ちます。
* 専門家への相談:交渉が難航する場合は、弁護士や不動産専門家などに相談することを検討しましょう。

5. 退去時の注意点

退去時には、以下の点に注意しましょう。

  • 立会いの日時:事前に日時を調整し、必ず立会いを行いましょう。 立会い時に問題点があれば、その場で確認し、記録に残すことが重要です。
  • 部屋の清掃:退去前に、部屋を丁寧に清掃しましょう。 清掃状況によっては、敷金から清掃費用が差し引かれる可能性があります。
  • 鍵の返却:鍵は必ず返却しましょう。 鍵の紛失は、高額な費用が発生する可能性があります。
  • メーターの確認:水道、電気、ガスのメーターを確認し、最終使用量を記録しておきましょう。
  • 郵便物の転送:郵便物の転送手続きを行いましょう。
  • 契約書の確認:契約書をよく確認し、退去に関する規定を確認しておきましょう。

まとめ

敷金返還問題は、状況によって対応が異なります。 今回のケースでは、フローリングの損傷は故意ではないため、全額負担は免れる可能性が高いですが、ある程度の修理費用は負担する必要があるかもしれません。 廊下の照明故障については、共益費の減額請求や敷金からの修理費用負担免除を交渉できる可能性があります。 交渉にあたっては、冷静な態度で、客観的な証拠を提示することが重要です。 必要に応じて、専門家への相談も検討しましょう。 退去時には、部屋の清掃、鍵の返却、メーターの確認など、細心の注意を払うことが大切です。

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