築古マンション売却の戦略:一般媒介?専任媒介?それとも業者買取?

中古マンションの売り方で迷っています。一般媒介と専任媒介、一般に売るか、業者に売るか。消費税導入後は、買い手がつかなるし、築24年で25年目に大規模修繕を控えています。大手2つの不動産屋に査定してもらいましたが、専任媒介と業者買い取りを推してきます。一般に売れば1000万、業者に売れば(A不動産は800万、B不動産は600万)業者に売れば瑕疵担保責任もないし、部屋も片付けなくていいと言います。同じマンションの同じ大きさの部屋は300万のリフォームをして1500万で出てますが売れず(A)、一つ少ない部屋の物件で1000万で100万かけてリフォーム、早めに売れました(B)。1000万で売れれば上等と思っているのですが、部屋が傷んでるのでAは300万以上リフォームにかかると言います。地元に強いのはAで、A不動産のマンションで、業者に強いのはBです。瑕疵担保責任を気にして業者に売ろうかと思いましたが、あまりにも金額の差が大きいのです。業者買い取り800万は絶対出ないとBは言います。と一般と業者の差は400万円。上の階が水道管を壊して、我が家が大量の水をかぶり、そのため上の階の壁が割れ、外壁から水がかなり出ました。防水不良による上からの雨漏りもありました。瑕疵担保責任は3か月なら、自分の部屋からの雨漏りは大丈夫そうですが、天井でポツポツと水が落ちるような音がしてAにみてもらいましたが、何ともないで済まされました。Aだともう一物件のことがあるので、高値をつけ売れなくなるような気もします。何を選択するか悩んでいます。緊急にお金が必要というわけではありませんが、25年めに入ると買い手に税負担がかかるときいています。水害が予想される地域で震災後、値崩れをおこしています。アドバイス、よろしくお願いします。補足Aは、専任媒介の説明を全くせず、早く押印しろと所長がせまり、担当者は一言も発言しません。Bは隣の市にあり、営業トークが上手、一年半住んでいないので、水漏れの可能性があるので業者に売ってもいいと言います。地元の小さな不動産屋が、徒歩5分の所にあるのですが、大手がいいんですよね。買主のクレームが嫌なのですが、いざとなったら直せばいいでしょうか。瑕疵担保責任無しという契約では売れないですよね。

中古マンション売却は、様々な要素を考慮する必要がある複雑な問題です。特に築年数が経過し、修繕が必要な物件の場合、売却方法の選択は慎重に行うべきです。今回のケースでは、築24年、25年目に大規模修繕を控えているマンションの売却方法について、一般媒介、専任媒介、業者買取のそれぞれを比較検討し、最適な選択肢を探ります。

現状分析:物件の状況と市場環境

まず、ご自身のマンションの状況を整理しましょう。築24年、25年目には大規模修繕が必要、上階からの水漏れ被害、天井からの水滴など、物件にはいくつかの問題点があります。さらに、水害リスクのある地域で震災後の地価下落も影響しているとのこと。これらの要因は、売却価格に大きく影響します。

また、同じマンションの類似物件の売買状況も重要な情報です。リフォーム費用をかけて高価格で売り出している物件が売れていない一方、リフォーム費用を抑えて早期に売却できた物件もあるとのこと。これは、市場ニーズと価格設定のバランスが重要であることを示唆しています。

売却方法の比較:一般媒介、専任媒介、業者買取

売却方法には、大きく分けて一般媒介、専任媒介、そして業者買取があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

一般媒介

* 複数の不動産会社に媒介を依頼できるため、競争が生まれ、より高い価格で売却できる可能性があります。
* 売却活動に不動産会社が積極的に取り組むとは限らないため、売却期間が長くなる可能性があります。
* 売却活動にかかる費用は、売却価格に応じて支払う成功報酬が一般的です。

専任媒介

* 一つの不動産会社にのみ媒介を依頼するため、その会社が積極的に売却活動に取り組んでくれます。
* 売却活動が集中するため、早期売却の可能性が高まります。
* 一般媒介に比べて、不動産会社への依存度が高くなります。

業者買取

* 不動産会社が直接買い取るため、迅速に売却できます。
* 査定額が一般売却に比べて低くなる可能性が高いです。
* 瑕疵担保責任を負う必要がないため、物件の状態を気にせず売却できます。

A不動産とB不動産の提案内容の分析

A不動産は専任媒介と業者買取を提案、B不動産は業者買取を強く推しています。A不動産の専任媒介提案は、説明不足で強引な印象を受けます。一方、B不動産は営業トークが上手で、物件の欠点を踏まえた上で業者買取を提案しています。

最適な売却戦略の立案

現状を踏まえ、最適な戦略を立案します。

1. 物件の状態の正確な把握

まず、物件の状態を正確に把握することが重要です。専門業者に依頼し、雨漏りの原因究明、修繕費用見積もりを依頼しましょう。これにより、売却価格の算出や、リフォームの必要性の判断に役立ちます。

2. 市場価格調査

近隣で売買された物件の価格を調査し、市場価格を正確に把握しましょう。複数の不動産会社に査定依頼し、その根拠をしっかり確認することが重要です。

3. 売却方法の選択

緊急にお金が必要ないとのことですので、時間をかけてでも高値で売却することを目指しましょう。

* **雨漏りの問題が解決できる場合:** リフォームを行い、一般媒介で売却することを検討しましょう。複数の不動産会社に媒介を依頼し、競争させることで高値での売却を目指せます。
* **雨漏りの問題が解決できない、または費用が高額になる場合:** 業者買取も選択肢の一つです。ただし、複数の業者から査定を取り、価格交渉を行うことで、より高い買取価格を目指しましょう。地元の小さな不動産会社にも相談してみるのも良いでしょう。

4. 瑕疵担保責任について

瑕疵担保責任は、売買契約締結後一定期間内に発見された瑕疵(欠陥)について、売主が責任を負う制度です。契約書に記載されている期間内に問題が発生した場合、売主は修理または補償を行う必要があります。業者買取の場合、瑕疵担保責任を負う必要がないというメリットがありますが、売却価格が低くなる可能性があります。一般媒介の場合、瑕疵担保責任を負うことになりますが、適切な説明と対応を行うことで、買主とのトラブルを回避できます。

5. 不動産会社選び

不動産会社選びも重要です。複数の会社から提案を受け、比較検討することが大切です。担当者の対応や説明内容、会社としての信頼性などを総合的に判断しましょう。

具体的な行動ステップ

1. **専門業者による物件調査と修繕見積もり依頼:** 雨漏りの原因究明と修繕費用を正確に把握します。
2. **複数不動産会社への査定依頼:** 一般媒介、専任媒介、業者買取それぞれの査定額を比較します。査定額の根拠をしっかり確認しましょう。
3. **市場価格調査:** 近隣で売買された物件の価格を調査し、市場価格を把握します。
4. **売却方法の決定:** 物件の状態、市場価格、修繕費用などを考慮し、最適な売却方法を選択します。
5. **契約締結:** 選んだ売却方法に基づき、不動産会社と売買契約を締結します。
6. **売却活動:** 不動産会社と協力し、積極的に売却活動を進めます。

専門家の視点:弁護士・不動産鑑定士の活用

複雑な問題や高額な取引であるため、弁護士や不動産鑑定士に相談することも検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より安全で有利な売却を進めることができます。

まとめ

中古マンションの売却は、物件の状態、市場環境、売却方法など、様々な要素を考慮する必要があります。今回のケースでは、物件の状態、市場環境、そして不動産会社とのコミュニケーションを慎重に検討し、最適な売却戦略を立てることが重要です。焦らず、時間をかけて、より良い結果を得られるよう努力しましょう。

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