築古アパートの隙間からアリ侵入!駆除と修繕、退去時の対策を徹底解説

現在、とても安いアパートの一階の角部屋に住んでいるのですが、壁と床の間と、窓に隙間があり、そこからアリが入ってきます。その修理代は管理会社に出してもらえるのでしょうか? やはり、そういう欠陥があるから安いのでしょうか? しかし、虫が出るのは異常ですよね? もし修理してもらえないのならば、退去時にはがせるような、隙間を埋める良い物はありませんかね? よろしくお願いいたします。

築古アパートの壁や窓の隙間からアリが侵入する原因

築古のアパート、特に1階角部屋は、経年劣化による建物の隙間から害虫が侵入しやすい傾向があります。質問者様のお住まいも、壁と床の間、窓枠などに隙間があり、そこからアリが侵入しているとのこと。これは決して珍しいケースではなく、多くの古い建物で発生する可能性のある問題です。安いからといって必ずしも欠陥があるとは限りませんが、建物の状態によっては、修繕が必要となる場合があります。

アリの侵入経路は様々ですが、特に以下の箇所が要注意です:

  • 壁と床の隙間: 建物の構造上、どうしても隙間が生じやすい部分です。経年劣化によってその隙間が広がっている可能性があります。
  • 窓枠の隙間: 窓枠と壁の間に隙間があると、アリにとって格好の侵入経路となります。サッシの劣化や、窓枠の取り付け不良が原因の場合もあります。
  • 配管周り: 給排水管やガス管の貫通部分から侵入することもあります。
  • ドアの隙間: ドアと枠の間に隙間があると、アリは容易に侵入できます。

これらの隙間は、アリだけでなく、ゴキブリやその他の害虫の侵入も許してしまうため、早急な対策が必要です。

管理会社への修繕依頼と費用負担

まずは、管理会社に状況を説明し、修繕を依頼することが重要です。賃貸借契約書をよく確認し、修繕義務の範囲を確認しましょう。通常、建物の構造上の欠陥による修繕は、管理会社が負担するケースが多いです。しかし、「通常の使用による損耗」と判断された場合は、借主負担となる可能性があります。

アリの侵入が、経年劣化による建物の老朽化が原因であれば、管理会社は修繕費用を負担する可能性が高いです。しかし、借主の不注意による損傷(例えば、壁に穴を開けたなど)が原因の場合は、借主負担となる可能性があります。

管理会社に連絡する際には、以下の点を明確に伝えましょう。

  • アリの侵入箇所を具体的に説明する(写真や動画があると効果的です)
  • 侵入しているアリの種類を特定する(種類によっては駆除方法が異なるため)
  • 修繕を依頼する旨を明確に伝える

管理会社が修繕を拒否した場合、専門家(害虫駆除業者や建築士)に相談し、専門家の意見書を提出することも有効です。

管理会社が修繕をしない場合のDIY対策

管理会社が修繕に応じてくれない場合、または修繕が完了するまでの間、一時的な対策として、自分で隙間を埋めることも検討できます。ただし、退去時には元の状態に戻せるように、はがせる素材を選びましょう。

おすすめの隙間埋め材

  • コーキング剤: シリコン系やアクリル系のコーキング剤は、隙間を埋めるのに効果的です。ただし、はがす際に壁を傷つける可能性があるので、慎重に作業する必要があります。はがせるタイプのコーキング剤も販売されていますので、確認の上使用しましょう。
  • パテ: 木材用のパテや、はがせるタイプのシールパテなどがあります。隙間が小さい場合に適しています。
  • 隙間テープ: さまざまな素材と厚さの隙間テープが販売されています。簡単に貼ることができ、はがす際にも壁を傷つけにくいものがおすすめです。防虫効果のあるテープも選択可能です。

これらの材料はホームセンターなどで手軽に購入できます。作業前に、必ずマスキングテープなどで養生を行い、周囲を汚さないように注意しましょう。

退去時の注意点

DIYで隙間を埋めた場合は、退去時に必ず元の状態に戻す必要があります。修繕箇所の状況を写真に撮り、管理会社に報告しましょう。もし、DIYによる修繕で問題が生じた場合は、責任を問われる可能性があります。

専門家の意見

建築士の視点から見ると、古いアパートの壁や窓の隙間は、断熱性や気密性の低下にも繋がります。アリの侵入以外にも、結露や冷暖房効率の悪化などの問題を引き起こす可能性があります。そのため、管理会社に修繕を依頼する際には、アリの侵入だけでなく、建物の老朽化による問題全般について相談することをお勧めします。

まとめ

築古アパートでのアリの侵入は、多くの場合、建物の経年劣化が原因です。まずは管理会社に修繕を依頼し、状況を説明しましょう。もし、管理会社が対応してくれない場合は、DIYで一時的な対策を講じつつ、専門家の意見も参考にしながら、問題解決を目指しましょう。退去時には、元の状態に戻すことを忘れずに、写真などを残しておくことでトラブルを回避できます。

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