Contents
築古アパートのお風呂場トラブル:現状分析と解決策
ご相談ありがとうございます。築古アパートのお風呂場で、赤いブツブツ(カビの可能性が高い)、湯垢、そしてペンキ塗装の失敗と、様々な問題を抱えている状況ですね。家賃に見合わない状態であることは、大変お気持ちお察しします。一つずつ問題点と解決策を検討していきましょう。
1. 赤いブツブツ(カビ):浴槽の根本的な問題
浴槽の赤いブツブツは、カビである可能性が高いです。長年蓄積されたカビは、表面的な清掃では除去できません。大家さんが「バスタブは全部取り替えないとダメ」と言われたのは、このカビが浴槽の素材に深く浸透しているため、清掃では対応できないことを意味します。
解決策:
* 大家さんとの交渉:現状を写真や動画で記録し、改めて浴槽交換を強く要求しましょう。家賃に見合わない状態であることを明確に伝え、交渉の余地を探ります。契約書や賃貸借契約の内容を確認し、修繕義務に関する条項を根拠に交渉を進めることが重要です。
* 専門業者への相談:カビの専門業者に相談し、現状の浴槽の状態と、交換以外の解決策(例えば、特殊な洗浄剤による除去など)の可能性を探るのも有効です。その結果を大家さんに提示することで、交渉材料になります。
* 弁護士相談:交渉が難航する場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な解決策を見つけられる可能性があります。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
2. 湯垢とペンキ塗装の失敗:壁の汚れと臭いの問題
壁一面の湯垢の上に、水性ペンキを塗ったことで、ペンキが剥がれやすく、臭いも残っている状態です。水性ペンキは、浴室のような湿気の多い場所には不向きです。
解決策:
* 再度大家さんへの連絡:ペンキ塗装の失敗を伝え、適切な処置(浴室用の塗料を使用するなど)を求めましょう。現状の写真や動画を証拠として提示することが重要です。
* DIYによる改善(自己責任で):大家さんが対応してくれない場合、自己責任で浴室用の防カビ、防汚効果のある塗料で塗り直すことを検討できます。ただし、事前に塗料の種類や施工方法について、ホームセンターなどで専門家のアドバイスを受けることが重要です。失敗すると、かえって状況が悪化する場合もあります。
* 専門業者への依頼:DIYに自信がない場合は、浴室リフォームを専門とする業者に依頼しましょう。費用はかかりますが、プロの技術で美しく、機能的な浴室に生まれ変わらせることができます。
3. クレヨンのような油の臭い:原因特定と対策
ペンキの臭い以外にも、クレヨンのような油の臭いがするとのこと。これは、ペンキ以外の原因も考えられます。
解決策:
* 臭いの原因特定:臭いの発生源を特定するために、換気をよくし、臭いの強弱を確認します。特定できれば、その原因に対処できます。
* 換気と消臭:浴室の換気を十分に行い、消臭剤を使用するのも有効です。炭などの消臭剤は、自然な消臭効果が期待できます。
4. 家賃とのバランス:交渉のポイント
家賃に見合わない状態であることは、交渉の大きな武器になります。
解決策:
* 家賃交渉:現状を改善するまで、家賃の減額を交渉しましょう。家賃減額は、大家さんにとって大きな負担となるため、交渉の強いカードになります。
* 契約解除:改善が見られない場合、契約解除を検討しましょう。ただし、契約解除には、違約金が発生する可能性があるため、契約書をよく確認する必要があります。
専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス
インテリアコーディネーターの視点から見ると、今回の問題は単なる清掃の問題ではなく、建物の老朽化と適切なメンテナンスが不足していることが原因です。古い建物は、定期的な修繕が必要不可欠です。大家さんは、入居者の安全と快適な居住環境を確保する義務があります。
具体的な行動ステップ
1. 証拠集め:現状を写真や動画で記録します。
2. 大家さんとの交渉:冷静に現状を説明し、具体的な改善策を求めます。
3. 専門家への相談:交渉が難航する場合は、弁護士や専門業者に相談します。
4. 記録の保管:全てのやり取りを記録として保管しておきます。
まとめ
築古アパートのお風呂場トラブルは、大家さんとの丁寧なコミュニケーションと、必要に応じて専門家の力を借りることで解決できる可能性があります。諦めずに、粘り強く交渉を進めていきましょう。