窓の防寒対策と熱割れ問題:賃貸マンションでの効果的な対策

昨年、知恵袋で窓からの冷気対策で、プチプチ(エアキャップ)や防寒シートを貼ったらいいと知り、実践してみました。冷気のシャットアウトに成功したのはすごくよかったのですが、春が来ないうちに「熱割れ」でひびが入ってしまいました。原因は窓ガラスに入っていた針金の膨張だそうで、勉強不足だったんだなと思います。で、今年窓ガラスを針金の入っていない、いわゆる普通の厚めのガラスに変えたのですが、針金無しの窓ガラスなら、昨年と同じようにエアキャップを貼るなどして防寒対策しても大丈夫でしょうか。カーテンなども床に付く位の長いのに変えたし、カーテンを閉めてから足元に冷気遮断のダンボールを置いても、まだ寒いんです・・。マンションのつくりなのか、暖房全開でも当たってるところしか暖かくならず、困っています・・。補足:賃貸なので、針金無しのガラスに変えたのは、不動産屋さんの判断です。内窓は工事が必要でしょうから、出来ないと思います。

窓の熱割れと防寒対策:根本原因と解決策

窓の熱割れは、ガラス内部の金属線(針金)の熱膨張とガラス自体の熱膨張の差によって発生します。特に、冬場に貼る断熱シートやエアキャップは、太陽光による日中の暖房効果を高める一方で、夜間の急激な温度低下によってガラス内部の金属線の収縮とガラスの収縮の差が大きくなり、ひび割れの原因となります。針金入りのガラスは、熱割れのリスクが高いので、交換されたのは適切な判断と言えるでしょう。

しかし、針金無しのガラスでも、熱割れのリスクはゼロではありません。特に、厚みの薄いガラスや、断熱性能が低いガラスは、温度変化に弱く、熱割れを起こしやすくなります。

針金無しガラスでも熱割れを防ぐ方法

針金無しのガラスでも、熱割れを防ぐためには、以下の点に注意しましょう。

  • 断熱シートやエアキャップの貼り方を見直す: 全面に貼るのではなく、窓枠とガラスの間に隙間を作るように貼り、ガラスへの負担を軽減します。また、日射しが直接当たる時間帯は、カーテンやブラインドで遮光するなど工夫しましょう。
  • 窓ガラスの清掃: 汚れやホコリは、熱伝導率を高めるため、定期的に清掃しましょう。特に冬場は、結露による汚れが蓄積しやすいので注意が必要です。
  • 窓枠の隙間を埋める: 窓枠と壁の間に隙間がある場合は、コーキング剤などで隙間を埋めて、冷気の侵入を防ぎます。賃貸の場合は、不動産会社に相談しましょう。
  • 断熱カーテンの活用: 厚手の遮光カーテンや、断熱効果の高いカーテンを使用することで、冷気の侵入を防ぎ、室温を維持しやすくなります。カーテンレールと窓枠の間に隙間があれば、隙間テープで塞ぎましょう。

マンションの寒さ対策:根本的な原因と効果的な対策

マンションの寒さの原因は様々です。窓からの冷気だけでなく、壁や床からの熱損失、建物の構造的な問題なども考えられます。

マンションの寒さ対策:具体的なステップ

  • 窓からの冷気対策: 上記で述べた対策に加え、窓際への家具配置を見直すことで、冷気の侵入を防ぎます。窓際に大きな家具を置くと、窓辺の温度が下がりやすくなります。
  • 壁からの冷気対策: 壁に断熱材を貼ることは、賃貸では難しい場合が多いですが、壁掛けの暖房器具や、断熱効果のあるタペストリーなどを活用することで、効果が期待できます。厚手のカーテンやブラインドも壁からの冷気を軽減する効果があります。
  • 床からの冷気対策: 床に断熱マットやカーペットを敷くことで、床からの冷気を防ぎます。厚手のラグや絨毯は、保温効果を高めます。
  • 暖房器具の見直し: 暖房器具の種類や配置を見直すことで、効率的な暖房を行うことが可能です。エアコンだけでは部屋全体が暖まりにくい場合は、補助暖房として、電気ストーブやオイルヒーターなどを活用しましょう。サーキュレーターと併用することで、暖気を部屋全体に循環させることができます。
  • 窓の断熱リフォーム: 賃貸であっても、窓の断熱フィルムを貼るなどの簡易的なリフォームは可能です。不動産会社に相談の上、実施を検討してみましょう。効果的なのは、内窓の設置ですが、工事が必要なため、賃貸の場合は難しいでしょう。
  • 空気の循環: 部屋の空気を循環させることで、暖房効率を高めることができます。サーキュレーターを使用したり、定期的に窓を開けて換気することで、空気を入れ替えることができます。ただし、寒い時期の換気は短時間で行いましょう。

専門家のアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、窓からの冷気対策は、単に断熱材を貼るだけでなく、インテリア全体との調和も考慮する必要があります。例えば、厚手のカーテンは、防寒効果が高い反面、部屋を暗くすることがあります。そのため、光を取り入れながら断熱効果を高めるためには、レースカーテンと遮光カーテンの組み合わせや、断熱効果のあるブラインドなどを検討する必要があります。また、窓辺に観葉植物を置くことで、室温の緩衝材としての役割を果たす効果も期待できます。

まとめ

窓の防寒対策と熱割れ問題は、適切な対策を行うことで回避できます。針金無しのガラスであっても、熱割れのリスクは完全にゼロではありませんので、断熱シートやエアキャップの貼り方、窓枠の隙間対策などをしっかりと行いましょう。また、マンション全体の寒さ対策としては、窓だけでなく、壁や床からの熱損失にも目を向け、総合的な対策を行うことが重要です。

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