窓の鉄格子について徹底解説!デザイン性と防犯性の両面から紐解きます

窓に鉄格子の自宅…新潟『ホワイトハウス』と全く関係無い、実際の話です。以前、父親が購入・建てた自宅の私の部屋の窓自体に鉄格子ついてたんですが…。『コレは?別に無くても宜しいのに』と不動産屋に聞くと、『窓に鉄格子や柵あるデザインがお洒落で流行っている目隠し(?)にもなると言う…のだそぅですが…流行りなんですか?鉄格子のセイで景色が見にくい。まぁ景色見えても南側(玄関側の二階窓)の為、道路一つ隔てた目前には、ぼん!と御近所のお宅が建っていたので景色も何も有りませんが…。鉄格子って、不動産屋さんが言う通り、流行ってるんでしょうか?実際目隠し変わりになるんですか?泥棒さん防止の為も有るのでしょうか?

鉄格子の窓:デザイントレンドと防犯性の真実

窓に鉄格子がある…確かに戸惑う気持ちも分かります。不動産屋さんの説明は、半分真実で半分は言い過ぎかもしれません。結論から言うと、鉄格子は「流行っている」とは言えず、デザインの好みや住環境、防犯対策の観点から選ばれる要素の一つです。

鉄格子のデザイン性:インダストリアルやヴィンテージスタイルとの相性

近年、インダストリアルデザインやヴィンテージスタイルが人気を集めており、その流れから、窓の鉄格子がデザインの一部として取り入れられるケースが増えています。特に、古い建物をリノベーションする際に、レトロな雰囲気を演出する目的で採用されることが多く見られます。しかし、これはあくまで特定のインテリアスタイルに限定されたものであり、「流行」と断言するには無理があります。

  • インダストリアルスタイル:無骨な鉄格子が、レンガやコンクリートの壁との相乗効果で、都会的な洗練された空間を演出します。
  • ヴィンテージスタイル:古材やアンティーク家具と組み合わせることで、ノスタルジックで温かみのある雰囲気を醸し出します。
  • モダンスタイル:シンプルなデザインの鉄格子を選ぶことで、モダンな空間にも意外なアクセントを加えることができます。

ただし、鉄格子のデザインは様々です。太い鉄筋を使った重厚なものから、繊細なデザインのものまで幅広く存在します。お部屋のインテリアスタイルや窓枠のデザイン、全体のバランスを考慮して選ぶことが重要です。

鉄格子による目隠し効果:プライバシー保護の観点から

鉄格子は、ある程度の目隠し効果は期待できます。特に、道路に面した窓など、プライバシーが気になる場所では有効です。しかし、完全に視線を遮断できるわけではありません。細かい隙間から室内が見えたり、光が透過したりするため、完全な目隠しを求める場合は、カーテンやブラインドとの併用がおすすめです。

鉄格子の防犯効果:侵入防止への貢献

鉄格子は、防犯対策にも役立ちます。窓からの侵入を困難にすることで、泥棒の侵入を抑制する効果が期待できます。ただし、鉄格子自体が絶対的な防犯対策とは言い切れません。熟練の泥棒であれば、鉄格子を破って侵入することも可能です。防犯対策としては、防犯ガラスやセキュリティシステムとの併用が不可欠です。

鉄格子のデメリット:採光性と開放感の低下

鉄格子の最大のデメリットは、採光性と開放感の低下です。鉄格子が窓を覆うことで、自然光が遮られ、室内が暗くなりがちです。また、視界が遮られることで、開放感が損なわれる可能性があります。特に、景色が良い場所に位置する窓に鉄格子を取り付ける場合は、この点を十分に考慮する必要があります。

専門家(建築士)の視点:鉄格子の適切な設置とデザイン

建築士の視点から見ると、鉄格子の設置は、建物の構造や周辺環境、そして居住者のニーズを総合的に考慮して行う必要があります。単にデザイン性や防犯性だけを重視するのではなく、採光性や通風性、メンテナンス性なども考慮することが重要です。

例えば、鉄格子の素材やデザイン、設置方法によっては、建物の外観を損なう可能性があります。そのため、建物のデザインとの調和を図り、周囲の景観に配慮した設計が求められます。また、鉄格子のメンテナンスも重要です。定期的な塗装や補修を行うことで、長期間にわたって安全に使用することができます。

具体的なアドバイス:鉄格子のある部屋を快適に過ごすために

既に鉄格子のついた部屋に住んでいる場合、そのデメリットを軽減するための工夫が必要です。

  • 明るい色のカーテンやブラインドを使用する:鉄格子によって暗くなった室内を明るくするために、白やアイボリーなどの明るい色のカーテンやブラインドを選ぶと効果的です。透け感のある素材を選ぶことで、採光性を高めることもできます。
  • 間接照明を効果的に配置する:照明計画を見直すことで、暗く感じやすい部屋を明るく演出できます。間接照明を効果的に配置することで、温かみのある空間を作ることができます。
  • 鏡を活用する:鏡を適切な場所に設置することで、光を反射させ、室内を明るく見せる効果があります。また、視覚的な広がりも演出できます。
  • 植物を置く:観葉植物などを置くことで、部屋に緑が加わり、開放感を高めることができます。また、空気清浄効果も期待できます。
  • 窓辺に明るい色の家具を配置する:窓辺に明るい色の家具を配置することで、視覚的に空間を広げ、明るく見せる効果があります。

これらの工夫をすることで、鉄格子のデメリットを軽減し、快適な生活空間を演出することができます。

まとめ:鉄格子の選択は慎重に

窓の鉄格子は、デザイン性、目隠し効果、防犯効果など、様々なメリットがありますが、採光性や開放感の低下といったデメリットも存在します。 「流行」というよりは、特定のインテリアスタイルや、防犯対策、プライバシー保護といった個々のニーズに合わせた選択が重要です。 設置を検討する際は、メリットとデメリットを十分に比較検討し、ご自身のライフスタイルや住環境に最適な判断をしてください。 既に鉄格子のある部屋に住んでいる方は、上記のアドバイスを参考に、快適な空間づくりを目指しましょう。

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