窓のない部屋のインテリアと湿気対策:北海道の8階建てマンションの場合

今引越しを考えています。とてもいい物件!と思うところを見つけたのですがひとつ引っかかるところがあります。2LDK(オール洋室)なのですが二個のうちひとつの部屋に窓がないんです。8階建ての8階で築6年。2LDKタイプと3LDKタイプがあって、3LDKタイプのほうは分譲のみなので、そこまでちゃちな造りのマンションではないと思うのですが。ちなみに場所は北海道です。窓がないと湿気やカビなどの心配が出てくるのでしょうか?ちなみに窓のない部屋ともうひとつの部屋は続いてるわけではなく、両部屋とも独立しており、完全な個室です。

窓のない部屋の湿気とカビ問題:北海道の気候を考慮して

北海道は、夏は高温多湿、冬は乾燥と、一年を通して湿度変化が激しい地域です。特に、8階建てマンションの上層階は、風の通りが悪く、湿気がこもりやすい傾向があります。窓のない部屋は、換気が困難なため、湿気やカビの発生リスクが高まります。築6年と比較的新しいマンションとはいえ、適切な対策を講じなければ、湿気やカビによるダメージを受ける可能性があります。

窓のない部屋のインテリア:明るく快適な空間を作る工夫

窓がない部屋は、どうしても暗く、閉塞感を感じやすいものです。しかし、適切なインテリア選びと工夫で、明るく快適な空間を作ることができます。

照明計画:明るさと彩りをプラス

窓のない部屋の照明計画は非常に重要です。自然光がない分、人工照明で明るさを補う必要があります。

  • メイン照明:シーリングライトに加え、間接照明を効果的に活用しましょう。ダウンライトや間接照明で壁や天井を照らすことで、空間全体が明るくなります。
  • 補助照明:スタンドライトやテーブルランプ、フロアランプなどを配置し、読書や作業に適した明るさを確保しましょう。スポットライトで絵画などを照らすのもおすすめです。
  • 色温度:昼白色の照明は作業に適していますが、リラックスしたい場合は電球色を選ぶと良いでしょう。状況に合わせて使い分けることが大切です。

色選び:空間の広がりと明るさを演出

グレーの壁や家具は、落ち着いた雰囲気を作り出し、高級感も演出できますが、窓のない部屋では暗く感じさせる可能性があります。明るい色を積極的に取り入れることが重要です。

  • 壁の色:白やアイボリーなどの明るい色を選ぶことで、空間が広く感じられます。アクセントとして、パステルカラーなどを部分的に使用するのも効果的です。
  • 家具の色:白、ベージュ、アイボリーなどの明るい色の家具を選ぶことで、部屋全体が明るくなります。グレーの家具を使用する場合は、明るい色のクッションやラグなどを合わせて、部屋に明るさを加えましょう。
  • カーテンやラグ:窓がない部屋でも、カーテンやラグの色選びは重要です。明るい色のカーテンやラグは、部屋を明るく、広く見せる効果があります。グレーの部屋に、明るい色のラグを敷くことで、空間のアクセントになります。

素材選び:通気性と調湿効果のある素材を

家具やカーテン、ラグなどの素材選びも重要です。通気性や調湿効果のある素材を選ぶことで、湿気対策に繋がります。

  • 天然素材:木製の家具や麻、綿などの天然素材のカーテンやラグは、通気性が良く、湿気を吸収する効果があります。
  • 吸湿性のある素材:吸湿性のある素材の家具やファブリックを選ぶことで、湿気を吸収し、カビの発生を防ぐことができます。

鏡の活用:空間の広がりと明るさを演出

鏡は、光を反射させることで、空間を明るく、広く見せる効果があります。適切な位置に鏡を設置することで、部屋の印象を大きく変えることができます。

  • 大きめの鏡:壁一面に大きな鏡を設置することで、空間がより広く感じられます。
  • 複数の鏡:複数の小さな鏡を配置することで、光を効果的に反射させることができます。

湿気対策:換気と除湿を徹底する

窓のない部屋では、換気と除湿が非常に重要です。

機械換気設備の活用

マンションには、機械換気設備が設置されていることが多いです。24時間換気を活用し、常に空気を循環させることで、湿気を抑制することができます。

除湿機の活用

除湿機は、空気中の湿気を除去する効果があります。特に梅雨時期や夏の高温多湿の時期は、除湿機を積極的に活用しましょう。 コンプレッサー式とデシカント式の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあるので、部屋の広さや状況に合わせて最適なタイプを選びましょう。

空気清浄機の活用

空気清浄機は、空気中のホコリや花粉などを除去するだけでなく、湿気を吸着する機能を持つものもあります。 除湿機との併用も効果的です。

定期的な清掃

定期的な清掃は、カビの発生を防ぐ上で非常に重要です。特に、湿気がこもりやすい場所は、こまめに清掃しましょう。

専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、窓のない部屋は、照明計画と色使いが特に重要です。暗い印象になりがちなため、明るい色を基調に、間接照明などを効果的に使用することで、開放的で快適な空間を演出できます。また、通気性の良い素材を使用し、定期的な換気と除湿を行うことで、カビの発生を防ぎ、健康的な生活空間を保つことが可能です。

まとめ

窓のない部屋は、湿気やカビの心配がある一方、適切なインテリア選びと工夫、そして湿気対策を徹底することで、快適な空間を作ることができます。今回ご紹介した方法を参考に、あなたにとって最適なインテリアを実現してください。

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