空き家リフォームにおける火災報知器設置費用と選び方ガイド

空き家をリフォームする時に、火災報知器を付けようと思います。二階建てで五部屋ありますが、業者に頼むといくらくらいになるのでしょうか?

火災報知器設置費用:業者への依頼とDIYの比較

二階建て五部屋の空き家リフォームにおける火災報知器設置費用は、業者に依頼する場合、数万円から十数万円と幅があります。具体的な金額は、以下の要素によって大きく変動します。

  • 火災報知器の種類と数:設置する火災報知器の種類(煙式、熱式、光電式など)や数によって費用は大きく変わります。煙式が一般的ですが、キッチンなどには熱式も必要となる場合があります。部屋数が多いほど、設置費用も高くなります。
  • 設置場所の難易度:天井が高かったり、配線が複雑だったりする場合は、設置作業に時間がかかり、費用が高くなります。既存の配線を利用できるかどうかも影響します。
  • 業者の料金体系:業者によって、出張費、材料費、施工費の料金体系が異なります。見積もりを複数社から取ることで、最適な業者を選べます。
  • 追加工事の有無:既存の配線が不十分な場合、新たな配線工事が必要になる可能性があります。この場合、追加費用が発生します。また、連動型にする場合も追加費用がかかります。

概算費用として、一般的な煙式火災報知器を5台設置する場合、材料費込みで5万円~10万円程度を見込んでおくと良いでしょう。ただし、これはあくまで目安であり、実際の費用は業者への見積もり依頼によって確認する必要があります。

DIYによる設置の可能性と注意点

火災報知器の設置は、DIYでも可能です。ホームセンターなどで比較的安価に購入でき、説明書に従って設置すれば比較的容易です。ただし、以下の点に注意が必要です。

  • 電気工事士の資格が必要な場合がある:既存の配線に接続する場合や、複雑な配線が必要な場合は、電気工事士の資格が必要です。無資格での工事は法律違反となるため、注意が必要です。
  • 設置場所の選定:適切な場所に設置しないと、火災を早期に検知できない可能性があります。消防法令に則った設置が必要です。
  • 接続の不備によるトラブル:誤った接続を行うと、火災報知器が正常に作動しない可能性があります。専門知識がない場合は、業者に依頼することをお勧めします。

DIYによる設置は費用を抑えられますが、安全性を考慮すると、専門業者への依頼が安心です。

火災報知器の種類と選び方

火災報知器には様々な種類があります。適切なものを選ぶことで、より安全な住まいを実現できます。

1. 煙式火災報知器

最も一般的なタイプです。煙を感知して警報を発します。初期段階の火災に有効です。

2. 熱式火災報知器

温度上昇を感知して警報を発します。油火災など、煙の出にくい火災に有効です。キッチンなどに設置するのがおすすめです。

3. 光電式火災報知器

煙の粒子を光で感知するタイプです。煙の量が少ない火災にも反応します。

4. 音声警報機能付き火災報知器

警報音だけでなく、音声で火災発生を知らせる機能付きです。聴覚障害者にも配慮されています。

業者選びと見積もり依頼

複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

  • 複数の業者に問い合わせる:少なくとも3社以上に見積もりを依頼しましょう。
  • 見積もりの内容を比較する:材料費、施工費、出張費などを比較し、価格だけでなく、工事内容や保証についても確認しましょう。
  • 業者の評判を確認する:インターネットなどで業者の評判を確認し、信頼できる業者を選びましょう。
  • 契約前にしっかりと確認する:契約前に、工事内容、費用、工期などをしっかりと確認し、不明な点は質問しましょう。

まとめ:安全と安心のための投資

空き家リフォームにおける火災報知器の設置は、安全確保のための重要な投資です。費用を抑えるためには、DIYも検討できますが、安全性を考慮すると、専門業者への依頼がおすすめです。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、最適な業者を選定し、安心安全な住まいを実現しましょう。 火災報知器の種類も理解し、適切なものを選ぶことで、より効果的な火災予防対策となります。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)