空き家から帰ってきたらネズミが!その原因と対策
3年間の空き家後にネズミが発生したとのこと、大変驚かれたことと思います。 ご自宅が新築の高気密住宅で、目に見える侵入経路がないにも関わらずネズミが出現した原因を探り、効果的な駆除と再発防止策を検討していきましょう。
ネズミの侵入経路の特定
高気密住宅であっても、ネズミは驚くほど小さな隙間から侵入できます。 以下の点をチェックしてみましょう。
- 配管の隙間: 給排水管、ガス管、換気扇ダクトなど、壁や床を通る配管の接続部分に小さな隙間がないか確認しましょう。 特に、外壁に面した部分は注意が必要です。
- 窓枠やサッシの隙間: 窓枠と壁の間に隙間がないか、サッシの開閉部分に隙間がないか確認しましょう。 経年劣化で隙間が大きくなっている可能性もあります。
- 通気口: 外気を取り入れる通気口は、ネズミにとって格好の侵入経路です。 通気口に金網などの防鼠対策が施されているか確認し、不十分な場合は交換または補修しましょう。
- 基礎部分の亀裂: 家の基礎部分に亀裂や隙間がないか確認しましょう。 特に、地面と接する部分に注意が必要です。
- 屋根裏や床下: 屋根裏や床下は、ネズミが潜みやすい場所です。 点検口から確認し、糞や足跡がないか確認しましょう。 専門業者に点検を依頼するのも有効です。
ご自宅が築12年とのことですので、経年劣化による小さな隙間ができてしまっている可能性も考えられます。 専門の害虫駆除業者に点検を依頼し、侵入経路を特定してもらうことをお勧めします。
ネズミの駆除方法
ネズミの駆除には、以下の方法が有効です。
- 粘着シート: ネズミが通りそうな場所に粘着シートを設置します。 効果は高いですが、ネズミが苦しむ様子を見るのは辛いという方もいるかもしれません。
- 捕獲器: 市販の捕獲器を使用します。 餌を置いてネズミを誘い込み、捕獲します。 捕獲したネズミは、適切な方法で処分しましょう。 生きたまま捕獲できるタイプと、一撃で仕留めるタイプがあります。
- 超音波撃退器: ネズミが嫌がる超音波を発生させる機器です。 効果には個人差があり、全てのネズミに効果があるとは限りません。 また、ペットや人間への影響も考慮する必要があります。
- 殺鼠剤: 毒餌を使用してネズミを駆除する方法です。 効果は高いですが、ペットや子供がいる場合は使用に注意が必要です。 適切な場所に設置し、誤って触れないように注意しましょう。 専門業者に相談することをお勧めします。
今回のケースでは、既に糞の発見やネズミの目撃など、ネズミの存在が確認されているため、粘着シートや捕獲器での捕獲が比較的効果的です。 ただし、複数匹いる可能性も考慮し、専門業者に相談するのも良いでしょう。
ネズミの再発防止策
ネズミを駆除した後も、再発防止策を講じる必要があります。
- エサとなるものをなくす: 食べ残しやゴミを放置しない、食品を密閉容器に保管するなど、ネズミのエサとなるものをなくすことが重要です。 特に、キッチンや食品棚は徹底的に清掃しましょう。
- 侵入経路を塞ぐ: ネズミの侵入経路を特定し、隙間を塞ぎましょう。 コーキング剤やパテなどを使って、小さな隙間も丁寧に塞ぎます。 専門業者に依頼すると、より確実な対策ができます。
- 定期的な清掃: 定期的に家の中を清掃し、ネズミが住み着きにくい環境を維持しましょう。 特に、家具の裏側や排水溝などは念入りに清掃します。
- 定期的な点検: 定期的に家の中を点検し、ネズミの侵入跡や糞がないか確認しましょう。 早期発見することで、被害を最小限に抑えることができます。
高気密住宅の場合、小さな隙間でも侵入経路になり得ます。専門業者による点検と適切な処置が、再発防止に非常に重要です。
専門家への相談
ネズミの駆除や再発防止策については、専門業者に相談することをお勧めします。 専門業者は、侵入経路の特定、駆除方法の選定、再発防止策の提案など、適切なアドバイスをしてくれます。 特に、高気密住宅の場合、専門家の知識と技術が必要となるケースが多いです。
まとめ
空き家だった自宅にネズミが出現したことは、非常にショックな出来事だったと思います。 しかし、適切な駆除と再発防止策を講じることで、安心して生活できる環境を取り戻すことができます。 まずは、専門業者に相談し、状況を正確に把握することが重要です。 そして、専門家のアドバイスに従って、徹底的な駆除と再発防止策を実施しましょう。 ご自宅のインテリアを快適な状態に戻し、安心して暮らせるようにしてください。