積水ハウス「エアキス」導入に関する疑問と解決策

積水ハウスの「エアキス」について質問です。今現在、友人が家の新築に向けて奮闘中です。積水ハウスで建てるそうなのですが、内装を決める段階になって、エアキスという空気に配慮したオプションが入っていたことに初めて気付いたらしいです。そのエアキスが壁紙や天井のクロスに制限があるらしく、結構面倒だし、30万近くかかっているのでやめようか、でも子供のためには入れたいし…と悩んでいました。友人が子供部屋だけエアキス仕様にできないか?と設計士さんに聞いたら、設計士さんは「エアキスは全部屋に取り入れないとエアキス仕様ではなく、エアキス支援費(10万円らしいです)も出ないし、空気の濃度測定もしない」と答えたそうです。でも、ネットで調べてみたら濃度測定をするのは、LDKと子供部屋2部屋って書いてあるんですよね。それはLDKと子供部屋2部屋だけ、エアキス仕様にすればいいということではないのですか?詳しい方、実際積水ハウスでエアキスで家を建てられた方、御回答よろしくお願いします☆

積水ハウス「エアキス」とは?

積水ハウスの「エアキス」は、ハウスメーカー独自の空気環境システムです。高性能フィルターや換気システムによって、室内の空気中の有害物質を低減し、よりクリーンで健康的な住環境を実現することを目指しています。小さなお子さんやアレルギー体質の方にとって、特に魅力的なオプションと言えるでしょう。しかし、その導入にはいくつかの注意点があります。

エアキス導入における制限と費用

エアキス導入には、壁紙や天井クロスに制限があることが大きな特徴です。これは、エアキスの効果を最大限に発揮するため、特定の素材を使用する必要があるためです。そのため、自由にデザインを選べないというデメリットも存在します。また、費用も30万円近くと高額です。さらに、設計士さんの説明にもあったように、全室への導入が条件となっている場合が多いようです。これは、システム全体の空気循環を考慮した上で、効果を最大限に発揮させるための積水ハウス側の判断だと考えられます。

部分的な導入は可能?LDKと子供部屋のみの導入について

質問者様の友人は、子供部屋のみエアキス仕様にしたいと考えているようですが、設計士さんの回答によると、全室導入が必須のようです。これは、エアキスシステムの特性上、部分的な導入では十分な効果が得られない、あるいはシステムとして機能しない可能性があるためと考えられます。

ネットの情報に「LDKと子供部屋2部屋」という記述があったとのことですが、これはあくまで濃度測定を行う部屋を指している可能性が高いです。エアキスシステムの導入は全室に及ぶものの、空気質の測定は、生活空間の中心となるLDKと、お子様の過ごす子供部屋に重点的に行われるという解釈が妥当でしょう。

エアキス支援費と空気濃度測定

エアキス支援費(10万円)は、全室導入を条件に支給される可能性が高いです。これは、システム導入にかかるコストの一部を補助するもので、全室導入によるシステム全体の効果を最大限に引き出すことを促すための施策と言えるでしょう。空気濃度測定も同様に、全室導入の場合に実施されることが多いでしょう。

エアキス導入のメリットとデメリットを比較検討する

友人がエアキス導入を検討する際には、メリットとデメリットを比較検討することが重要です。

メリット

  • 健康的な住環境:有害物質を低減し、アレルギー症状の軽減や、小さなお子さんへの健康リスクを低減する効果が期待できます。
  • 快適な空気:常にクリーンな空気を保つことで、快適な生活空間を実現できます。
  • 住宅価値の向上:エアキスシステムは、住宅の価値を高める要素となります。

デメリット

  • 高額な費用:30万円近くの費用は、大きな負担となります。
  • 壁紙・クロスの制限:デザインの選択肢が狭まります。
  • 全室導入の必要性:部分的な導入は難しい可能性があります。

具体的なアドバイス

友人の状況を踏まえ、以下のアドバイスを提案します。

1. **積水ハウスの担当者と再度相談する:** 設計士さんの説明だけでは不明な点が多いので、積水ハウスの担当者と直接話し合い、エアキスシステムの詳細、費用、導入条件などを改めて確認することが重要です。特に、ネットの情報と設計士さんの説明の食い違いについて、明確な回答を得る必要があります。
2. **他の空気清浄システムとの比較検討:** エアキス以外の空気清浄システムや、換気システムの強化なども検討し、コストパフォーマンスを比較検討してみましょう。
3. **優先順位を決める:** 子供部屋への導入を強く希望する場合は、費用面を考慮し、他の部屋のクロスや壁紙をシンプルにするなど、コスト削減策を検討するのも一つの方法です。
4. **予算の見直し:** エアキス導入費用を捻出するために、他の項目の見直しが必要かもしれません。
5. **専門家の意見を聞く:** 必要であれば、建築士やインテリアコーディネーターなどの専門家の意見を聞き、最適な選択をしましょう。

まとめ

エアキスは、健康的な住環境を実現するための魅力的なオプションですが、高額な費用と導入条件の制約が存在します。友人は、メリットとデメリットをしっかりと比較検討し、家族にとって最適な選択をする必要があります。積水ハウス担当者との丁寧なコミュニケーションと、必要であれば専門家の意見を聞くことで、後悔のない選択ができるでしょう。

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