神戸の港湾部で暮らす小さなクモ:種類と生態、そして共存について

家に巣を貼るクモの種類を教えてください。高層住宅のトイレや台所の片隅に、数年間世代交代を繰り返しながら、クモが居着いています。体長は3mm全長10mm位の赤褐色で形は小型のコガネグモに酷似しています(脚が細く腹部が大きい)。巣の形は幾何学的ではなく無軌道で、4月頃になると、直径4mmほどのピンポン玉上の繭が巣に散在するのを確認できます。餌は家にいるコバエ(ショウジョウバエ)や蚊を食べているようです。寒くなる11月頃までに、数世代が入れ替わったり、小さな子供が散らばっていくのも確認できます。地域は近畿地方の瀬戸内気候である兵庫県神戸市の港湾部です。写真を撮れれれば良かったのですが、あいにく今週はお留守のようです。質問: この蜘蛛の種類は何でしょうか?どのような生態がありますか?徘徊性のハエトリグモではないようです。益虫なので、巣は汚いですが、家族の一員として見守っています。補足形はそれですね。たぶん、それでしょう…ただ、色は茶色一色に見えました。亜種なのでしょうか?

神戸の港湾部に生息するクモの特定

ご質問ありがとうございます。兵庫県神戸市の港湾部、高層住宅のトイレや台所に生息する、赤褐色の小型クモについてですね。記述から、そのクモは徘徊性ではなく、不規則な網を張る種類であることが推測できます。体長3mm~10mm、赤褐色、小型のコガネグモに似た体型、4mmほどの球状の卵嚢(らんのう)を作る、という特徴から、いくつかの可能性が考えられます。写真がないため断定はできませんが、可能性の高い種類として、「アシダカグモ科」の小型種や、「ユウレイグモ科」の仲間などが挙げられます。

アシダカグモ科の小型種について

アシダカグモ科は、一般的に大型のクモとして知られていますが、小型種も存在します。これらのクモは不規則な網を張り、ゴキブリなどの昆虫を捕食します。赤褐色の体色を持つ種も多く、記述されている特徴と合致する可能性があります。また、卵嚢は球状であることが多いです。

ユウレイグモ科の仲間について

ユウレイグモ科のクモも、不規則な網を張る種類が多く、小型で赤褐色の種もいます。家屋内に生息し、コバエや蚊などを捕食するため、ご自宅で見かけるクモの可能性も高いです。

クモの生態と共存について

どちらの種類であっても、これらのクモは益虫です。家の中にいるコバエや蚊などの害虫を食べてくれるため、人間にとって有益な存在です。巣が気になる場合は、クモが活動していない時間帯に、優しく掃除機で吸い取るか、軽く払い落とす程度にしましょう。殺虫剤を使用する必要はありません。

クモの生態:世代交代と生活サイクル

クモは、春から秋にかけて活発に活動し、卵を産みます。卵は卵嚢の中に保護され、孵化した幼体は徐々に成長し、親と同じように生活します。寒くなるにつれて活動が鈍くなり、冬を越すために隠れたり、世代交代が行われたりします。

クモとの上手な共存方法

クモは、人間を積極的に襲うことはありません。むしろ、害虫を駆除してくれる益虫です。共存するためには、以下の点を心がけましょう。

  • クモの巣をむやみに壊さない:クモは巣を張ることで獲物を捕獲します。巣を壊すと、クモは新たな巣を作らなければならず、ストレスを与えてしまいます。
  • 殺虫剤を使用しない:クモは益虫です。殺虫剤を使用すると、クモだけでなく、他の益虫も死んでしまう可能性があります。
  • クモの生息場所を清潔に保つ:クモは、餌となる昆虫が多くいる場所に生息します。家の中を清潔に保つことで、クモの数をある程度コントロールできます。
  • クモの移動経路を確保する:クモは、壁や天井などを移動します。クモが移動しやすいように、壁や天井に障害物を置かないようにしましょう。

専門家の意見:クモの同定と相談窓口

クモの種類を正確に特定するには、専門家による同定が必要です。写真があれば、より正確な情報が得られます。もし、クモの種類について詳しく知りたい、または駆除について相談したい場合は、地域の博物館や大学などの研究機関、あるいは害虫駆除業者に相談することをお勧めします。

インテリアとの調和

クモの生息を許容するということは、自然と共存するライフスタイルを選択することでもあります。インテリアにおいても、自然素材を取り入れたり、植物を飾ることで、より自然な雰囲気を演出できます。クモの存在を気にせず、快適な空間を創り出しましょう。例えば、ブラウン系の落ち着いた色合いの家具や、自然素材のカーテンなどを用いることで、クモの存在をあまり意識せずに、自然と調和したインテリアを実現できます。

まとめ

神戸の港湾部で暮らす小さなクモは、おそらくアシダカグモ科の小型種かユウレイグモ科の仲間でしょう。益虫であるため、共存することをお勧めします。もし、クモの種類について疑問や不安がある場合は、専門家に相談しましょう。そして、自然と調和したインテリアを心がけることで、より快適な生活を送ることができるでしょう。

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