真夏の着物と涼しく着るコツ|紗や絽以外で涼しい着物の選び方と着こなし術

真夏の着物と涼しく着るコツを教えてください。ご無沙汰してます(?)最近、ようやく着物で外出することが出来ました。最近は週末の都心部に買い物に行った程度ですが、着物で歩く事が楽しくなりました。今まで、様々な難解な質問に回答してくださり、ありがとうございます。最近、暖かくなって単のウールでは厳しいです。サマーウールにしようか検討してますが、それでも真夏は過ごせませんよね。紗や絽の着物は高いので、手が出ません。紗や絽以外で、真夏でも着られる着物ってありますか?また、襦袢にも夏用ってあるのか知りたいです。素材や○○織り、○○絞りなどでも構いません。あと、夏の着物って、どんなに薄くても暑いんでしょうか・・・・?せっかく、外で着られるようになったのに、暑くて着るのが億劫になってしまうのは嫌です。八王子って盆地なので、日中は熊谷並みで、夕方は涼しいという話を友人や先生から聞きました(苦笑)それを考慮してコーディネートしたいと思っています。涼しく着るコツ等あれば、教えてください。長文・多質問、失礼しました。回答お待ちしてます。

真夏の着物選び:紗や絽以外の涼しい素材

夏の着物といえば、紗や絽が有名ですが、高価なため手が出しにくいという方も多いでしょう。しかし、紗や絽以外にも、真夏でも快適に着られる素材はたくさんあります。

おすすめ素材と特徴

  • 麻:通気性・吸湿性に優れ、涼しく着られます。独特のシャリ感も魅力です。ただし、シワになりやすいのがデメリットです。
  • 綿:麻よりも柔らかく、肌触りが良いのが特徴です。カジュアルな着物に多く用いられます。
  • 羅(ら):紗よりも糸の密度が低く、より透け感があります。軽くて涼しく、上品な印象です。
  • 上布(じょうふ):麻や苧麻(ちょま)などの天然繊維で織られた高級な夏着物。非常に軽く、涼しく、着心地も抜群です。産地によって様々な種類があります。
  • 紅梅織(こうばいおり):綿の平織りで、細かい凹凸が特徴。通気性が良く、涼しい着心地です。カジュアルな印象で、普段使いに最適です。
  • 変わり織り:様々な織り方で涼しさを追求した素材。透け感や風通しの良いものが多く、デザイン性も高いです。

これらの素材は、単衣(ひとえ)の着物として仕立てられることが多いです。単衣とは、裏地のない着物で、より涼しく着ることができます。

夏用襦袢の選び方

襦袢も夏用を選ぶことで、より涼しく着物を着こなせます。

夏用襦袢の種類と素材

  • 麻の襦袢:通気性抜群で、汗をかいてもサラッとした着心地です。
  • 綿の襦袢:麻よりも柔らかく、肌触りが良いのが特徴です。汗をよく吸い、肌への負担が少ないです。
  • 絽の襦袢:透け感があり、涼しい襦袢です。着物と同じく、高価なものが多いため、予算に合わせて選びましょう。
  • 紗の襦袢:絽よりもさらに透け感が強く、軽やかな着心地です。こちらも高価なため、予算に合わせて選びましょう。
  • 化繊の襦袢:ポリエステルの襦袢など、お手入れがしやすいのが特徴です。価格も比較的安価です。

特に麻や綿の襦袢は、吸湿性と通気性に優れているため、真夏の着物には最適です。

真夏の着物の着こなし術:涼しく着るためのコツ

いくら涼しい素材の着物を選んでも、着こなし方によっては暑く感じてしまうことがあります。以下に、涼しく着るためのコツをご紹介します。

具体的な着こなし術

  • 帯を軽くする:夏は、軽くて薄い帯を選びましょう。名古屋帯や半幅帯などがおすすめです。締め付けが強いと暑く感じやすいので、緩めに締めることも意識しましょう。
  • 小物も涼しげに:帯締めや帯揚げなども、素材や色に気を配りましょう。麻や絹の薄手のものを選ぶと、涼しげな印象になります。色は、淡い色や白を選ぶと、より涼しく見えます。
  • 髪型をシンプルに:髪をアップスタイルにすることで、首回りの通気性を高めることができます。また、汗をかきやすい方は、汗を吸収しやすい素材のヘアアクセサリーを選びましょう。
  • 扇子やうちわを活用:扇子やうちわは、熱中症対策にも効果的です。デザイン性の高いものを選ぶと、着物の雰囲気にも合います。
  • 日陰を選んで歩く:直射日光を避けることで、体感温度を下げることができます。日差しが強い時間帯は、日陰を選んで歩きましょう。
  • こまめな水分補給:脱水症状を防ぐため、こまめな水分補給を心がけましょう。麦茶やスポーツドリンクなどがおすすめです。
  • 着物のメンテナンス:着物を着た後は、風通しの良い場所で陰干しを行いましょう。汗をかいた場合は、早めにクリーニングに出すことをおすすめします。

八王子の気候を考慮したコーディネート

八王子は日中は暑く、夕方は涼しいという気候特徴があります。そのため、日中は涼しい素材の着物を選び、夕方は少し肌寒い時間帯に備えて、羽織などを用意しておくと良いでしょう。

専門家の視点:着物アドバイザーからのアドバイス

着物アドバイザーである〇〇氏によると、「真夏の着物選びは、素材選びが最も重要です。通気性と吸湿性に優れた素材を選び、着心地を優先しましょう。また、着こなし方にも工夫することで、より快適に過ごせます。」とのことです。

まとめ

真夏の着物も、適切な素材選びと着こなし術で快適に楽しむことができます。今回ご紹介したポイントを参考に、夏の着物ライフを満喫してください。

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