相続手続きと後見制度に関する疑問と解決策

相続、後見人、等について教えてください。KKという者です。私の父親の姉とその夫(私から見るとオジ)のことで教えてもらいたいことがあります。父は10年以上前に亡くなっています。父の姉とオジは子供がおらず、私と兄は子供のころからだいぶかわいがってもらいました。晩年、オバとオジは二人で老人ホームに入り2年ほど前にオジが亡くなり、つい先日オバも息を引き取りました。ちなみに私たち兄弟の母はまだ元気にしており私と妻と子供達と同居しています。兄と私はあまりうまくいっておらず困っています。なにから質問していいのか優先順位もわからないので、乱筆ですが時間のある方、見てください。兄から詳しく説明を受けていないのですが司法書士と言う方に生前からお世話になっていたようです。1、司法書士の方はオジかオバが雇った方なのでしょうか?オバの葬儀はどうにか済ませることができました。オバが亡くなる前3日ほど病院で過ごしたのですが病院の支払いもどうにか済ませました。前後しますが「死亡診断書」も受け、葬儀しました。2、亡くなるまえから司法書士の方が後見人というものになっていたと言うことなのですが「後見人」の意味、役割が分かりません。教えてください。亡くなったあとすぐに初めてその司法書士の方とあって話したのですがオバ名義の通帳に3000万ほど貯金があり兄と私がそれを受け取る権利があると説明されました。同時に老人ホームの引き払いと、部屋を少し改築していたのでそれをもとに戻す必要がある(工事屋さんに依頼、金額が発生)と言われました。オバ名義の3000万を私たち兄弟が法律上しっかりした手順を踏んでもらいうけるようにするのに3月中ごろから下旬までかかると言われました。一応了解しました。兄に、「もし、オバが借金があったりしたら困るから調べてくれ」と言われ、どうしたものかと思い司法書士の方に聞いたところ生前関わっていた限りでは借用書や催促などはなかったから多分大丈夫と言われました。3、大丈夫でしょうか?もっとしっかり調べた方が良いでしょうか?すみません、続きます。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?qid=1455270034補足ありがとうございます。知恵コインでは足りないくらい感謝しております。もしお時間がありましたら覗いてください。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1155293211http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1155294236専門家の方でしょうか?もしよろしければ、さらにウチがもめたら、正式に相談させていただきたいほどです。リンク貼ってくださいませ。

1.司法書士の役割と相続手続き

ご質問にある司法書士の方は、ご親戚のお二人(おば様とおじ様)が、生前に依頼した方である可能性が高いです。高齢者の財産管理や相続手続きは複雑なため、専門家のサポートを受けることは一般的です。特に、後見制度を利用されていた場合は、司法書士が後見人として選任されている可能性があります。

葬儀費用や病院費用については、まずはご親戚のお二人の預貯金から支払われたものと思われます。相続手続きにおいて、葬儀費用や医療費は相続財産から優先的に支払われる費用として認められるケースが多いです。

2.後見制度とは?

後見制度とは、認知症や精神疾患などにより、判断能力が不十分になった方の財産管理や身上保護を行う制度です。後見人は、家庭裁判所の許可を得て選任され、被後見人の意思を尊重しつつ、その生活を支援する役割を担います。

後見の種類には、次の3種類があります。

  • 成年後見:判断能力が不十分な方のために、財産管理や身上保護を行う後見人を選任する制度です。後見人の権限は、家庭裁判所の決定によって定められます。
  • 保佐:判断能力が不十分な方でも、日常生活を送る上では支障がない場合に、必要な事項についてのみ後見人の支援を受ける制度です。
  • 補助:判断能力が不十分な方でも、日常生活を送る上では支障がない場合に、契約などの行為についてのみ後見人の補助を受ける制度です。

おば様の場合、司法書士が後見人として選任されていた可能性が高いです。後見人が選任されていると、預貯金の管理や介護施設との契約なども後見人が行います。

3.相続財産の確認と手続き

3000万円の預貯金は、相続財産として、相続人であるご兄弟で分割相続することになります。司法書士が相続手続きを代理で行ってくれるとのことですが、手続きには一定の期間を要するのは当然です。相続税の申告が必要かどうか、遺産分割協議書の作成、相続登記など、多くの手続きが必要です。

相続財産の調査は非常に重要です。 司法書士の方の言葉だけを鵜呑みにせず、ご自身でも確認することをお勧めします。具体的には、以下の点について確認しましょう。

  • 預金残高の確認:通帳だけでなく、定期預金や投資信託などの有無を確認しましょう。
  • 不動産の確認:所有不動産の有無、その評価額を確認しましょう。
  • 債権・債務の確認:借金や未払い料金などの債務がないか、徹底的に調べましょう。銀行やクレジットカード会社などに照会することも重要です。
  • 生命保険の確認:死亡保険金などの有無を確認しましょう。

これらの確認は、相続開始後、速やかに実施する必要があります。

4.兄弟間のトラブル回避

ご兄弟間でうまくいっていないとのことですが、相続手続きは、感情的な問題が入り込みやすく、トラブルに発展しやすいものです。

  • 遺産分割協議書の作成:遺産分割の方法を明確に定めた遺産分割協議書を作成し、兄弟間で合意を得ることが重要です。弁護士や司法書士に相談し、公正証書を作成することをお勧めします。
  • 記録の保管:相続手続きに関するすべての書類を大切に保管しましょう。後々、トラブルが発生した場合に証拠となります。
  • 専門家への相談:相続手続きは複雑なため、弁護士や司法書士などの専門家に相談することを強くお勧めします。特に、ご兄弟間で意見が合わない場合は、第三者の介入が不可欠です。

5.専門家への相談先

相続や後見に関する専門家としては、弁護士、司法書士、税理士などが挙げられます。お近くの弁護士会や司法書士会、税理士会に相談することで、適切な専門家を紹介してもらえます。

インターネット検索でも専門家の情報は見つかりますが、信頼できる専門家を選ぶためには、複数の専門家に相談し、比較検討することが重要です。

まとめ

相続手続きは、複雑で時間のかかる作業です。専門家のサポートを受けながら、冷静に手続きを進めることが重要です。ご兄弟間でトラブルを避けるためにも、早期に専門家に相談することをお勧めします。

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