盲目の猫と先住犬の穏やかな同居生活を実現する方法

盲目の猫を飼っています。現在生後4カ月です。元々は猫をたくさん飼っている友人の家で生まれたのですが、母猫がその子の相手をせず、授乳もしませんでした。続きます。友人がつきっきりで世話をしていたのですが、友人に構ってほしい他の猫にちょっかいを出されけがをしたりしていました。先月友人の家に遊びに行った際、警戒心が強いと聞いていたその猫が私にべったりくっつき、私の耳たぶや腕を、おっぱいを吸うようにずっと吸いました。友人曰くその猫がそういうことをするのを初めて見たそうです。その猫を愛おしく感じましたし、友人は仕事を休んで猫につきっきりだったので(友人は自営業です)、私は主婦なので私が猫を引き取ることを提案すると、友人は是非引き取ってほしいと言い、引き取ることになりました。猫を飼うことには主人も賛成してくれました。うちには既に生後6か月の小型犬がいたのですが、割と自立した子で庭でよく一人遊びもできていたし、社交的で他の犬とも仲良く遊んでいました。猫と犬を両方飼っているおうちもたくさんあるだろうし、穏やかな性格の子なので猫が来ても大丈夫だろうと思っていたのですが、1日中私にべったり、いつも私の腕を吸っている猫を見て、赤ちゃん返りしたようになっています。猫が私の膝に乗っていると押しのけ、膝を占領し、自分も同じように私の腕をぺろぺろ舐めています。猫が盲目なのを分かっているのか、後ろから(明らかにわざと)ぶつかったり、後ろ足を噛んだり、尻尾を噛んで引っ張ったり、手で叩くような仕草を見せます。私が家事をしている間そういうことをしていることが多いです。猫は主人に対して怯えているのか、近寄りません。犬を飼っていて他の動物を後から飼う場合、先住犬を優先するようにということをどこかで聞いていたので、エサは犬に先にあげたり、外出していて帰って来たら先に犬を抱っこしたりしています。犬が猫をいじめないよう、何かできることはありますか?

盲目の猫と先住犬のトラブル:原因と解決策

盲目の猫と先住犬の同居で起こる問題、特に犬による猫へのいじめを防ぐには、猫の不安を取り除き、犬との関係を良好に築くことが重要です。 猫の行動は、視覚障害、過去のトラウマ、そして新しい環境への不安から来ている可能性があります。 犬は、猫の行動を遊びや挑発と誤解しているかもしれません。

猫の不安を取り除くための具体的な対策

* 安全な隠れ家を作る: 猫は盲目であるため、安全で落ち着ける場所が必要です。猫専用のベッドやハウスを用意し、犬から隔離できる場所を確保しましょう。 猫が自由にアクセスでき、犬が入れない場所が理想です。 ハウスの素材は、柔らかく、保温性のあるものがおすすめです。例えば、ベージュ色のふわふわした素材のハウスは、猫にとって安心感を与えます。
* フェロモン製品の活用: 猫用フェロモン製品(Feliwayなど)は、猫を落ち着かせ、安心感を与える効果があります。 特に新しい環境に慣れていない猫には効果的です。 プラグタイプのディフューザーを猫がよく過ごす場所に設置してみましょう。
* ゆっくりと時間をかける: 猫と犬の出会いを急がないことが重要です。 最初は、完全に隔離した状態で、お互いの匂いを嗅ぎ合わせるなど、徐々に距離を縮めていきましょう。 数週間、あるいは数ヶ月かかる場合もあります。
* ポジティブな強化: 猫が落ち着いて過ごしている時、または犬と穏やかに接している時は、褒めてご褒美を与えましょう。 これにより、良い行動を強化することができます。 ご褒美には、猫が好むおやつや、優しく撫でるなど、様々な方法があります。
* 環境エンリッチメント: 猫が退屈しないように、様々な遊び道具や、登れる場所などを用意しましょう。 盲目の猫のために、音の出るおもちゃや、触感の異なるおもちゃなども有効です。 ベージュ色のシンプルなデザインのおもちゃは、猫の視覚的な負担を軽減します。
* 専門家の相談: 状況が改善しない場合は、獣医や動物行動学者に相談しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、猫と犬の共存をスムーズに進めることができます。

先住犬との関係改善

* 犬への適切なトレーニング: 犬に「猫をいじめることは許されない」ことをしっかりと教え込む必要があります。 猫に近づく際に、犬が興奮したり、攻撃的な行動を取ったりしないように、トレーニングを行いましょう。 専門のドッグトレーナーに相談するのも良い方法です。
* リソースの管理: エサ、水、寝床など、犬と猫が競争する可能性のあるリソースは、それぞれが自由にアクセスできるよう、十分な数を用意しましょう。 猫が自分のスペースを確保できることが重要です。
* 犬の注意をそらす: 猫が犬に邪魔されていると感じた時は、犬に別の遊びや、おやつを与えるなどして、注意をそらしましょう。 犬が猫を無視するようにトレーニングすることも効果的です。
* 犬とのポジティブな交流: 犬が猫に対して、攻撃的な行動を取らないように注意しながら、犬と猫が一緒に過ごせる時間を徐々に増やしていきましょう。 最初は短い時間から始め、徐々に時間を長くしていくことが重要です。 犬が猫を怖がったり、嫌がったりしないように、無理強いは避けましょう。

インテリアとペットの共存:安全で快適な空間づくり

猫と犬が快適に暮らせる空間を作るためには、インテリアにも工夫が必要です。

猫のための安全な空間

* 高い場所を用意する: 猫は高い場所が好きなので、猫専用の棚やキャットタワーを設置しましょう。 犬が届かない高さに設置することで、猫は安全に休息できます。
* スクラッチポールを設置する: 猫が爪とぎをするためのスクラッチポールを設置することで、家具へのダメージを防ぎます。 ベージュやブラウンなどの落ち着いた色のスクラッチポールは、インテリアにも馴染みます。
* 猫が自由に移動できる空間を確保する: 猫が自由に移動できるよう、家具の配置に工夫をしましょう。 狭い通路や、犬が簡単に猫を追い詰められるような場所は避けましょう。

犬のための快適な空間

* 犬用のベッドやクッションを用意する: 犬が落ち着いて過ごせるよう、犬用のベッドやクッションを用意しましょう。 犬が自分のスペースを持つことで、安心感が増します。
* 犬のおもちゃを置く場所を決める: 犬のおもちゃを置く場所を決めて、散らからないようにしましょう。 おもちゃの収納ボックスなどを活用するのも良いでしょう。

まとめ:愛情と工夫で幸せな多頭飼育を

盲目の猫と先住犬の同居は、最初は困難なように思えるかもしれませんが、愛情と工夫次第で、お互いに快適に暮らせる環境を作ることができます。 猫の不安を取り除き、犬との関係を良好に築くための具体的な対策を実践し、安全で快適な空間を準備することで、幸せな多頭飼育を実現しましょう。 焦らず、ゆっくりと時間をかけて、猫と犬、そしてご家族皆さんが幸せになれる環境を目指してください。

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