盲目の猫との多頭飼育:安心安全な生活のための具体的なアドバイス

拾った子猫が盲目(眼球が無い)です。 先日子猫(オス)を拾いました。 生後1ヶ月ちょっとだと言うことです。 野良猫によく見られる目・鼻がグシュグシュの状態でした。 動物病院に行って診て貰うと近親交配で生まれた子によくある 目の奇形があるようでその時は目やになどであまり開かず、先生からは 奥目かもしれないと言われました。 その後薬を飲ませ2週間が経ちやっとグシュグシュもなくなりよ~く見ると 奥目ではなく、眼球自体が両目とも無いようなのです。 目が完全に見えていないとは思えない動きをしていたのでまさかと言う感じでした。 我が家には10歳の中型犬2匹と12歳の猫2匹がいるので 今までは先生の指示もあり、他の子達に病気がうつらないように暫くは隔離していました。 そろそろ一緒に生活させようと思っているのですが、盲目の猫を飼うのが初めてなもので 色々注意が必要だと思うのですが、何かアドバイスがありましたら是非教えていただきたいと 思いまして質問させていただきました。 特に実際に飼った経験のある方や現在飼っている方にお聞きできればと思います。 こんな事が危ないとか、こういう風にするといいよ、等よろしくお願い致します。 ちなみに子猫は元気で食欲もあり、トイレも最初からちゃんと猫砂でしています。 先生からはマーキングを覚える前(生後5ヶ月位)になったら去勢することを薦められています。補足既に回答くださった方ありがとうございます。 補足ですが元々いる犬(メス・メス)2匹と猫(オス・メス)2匹は室内飼い(犬の散歩時以外)です。 全員去勢済みです。

盲目の猫との多頭飼育:始める前に知っておきたいこと

盲目の猫を初めて迎えるにあたり、不安な気持ちを抱くのは当然です。しかし、適切な配慮と工夫で、盲目の猫は幸せな生活を送ることができます。既存の犬や猫との多頭飼育においては、特に慎重な準備と段階的な導入が重要です。 このガイドでは、安全で快適な多頭飼育生活を送るための具体的なアドバイスをご紹介します。

安全な環境づくり:盲目の猫のための空間設計

盲目の猫にとって、安全で予測可能な環境は非常に重要です。まずは、猫が自由に動き回れる安全な空間を確保しましょう。

家具の配置と危険物の除去

  • 家具の配置を固定する: 猫が移動中にぶつかったり、転倒したりしないよう、家具の配置はできるだけ固定しましょう。頻繁に配置を変えるのは避けましょう。移動する際は、猫が安全な場所に移動してから行いましょう。
  • 危険物の除去: 電化製品のコード、有毒な植物、小さな物など、猫が誤って口にしたり、怪我をしたりする可能性のあるものは、手の届かない場所に片付けましょう。特に、階段などの危険箇所には、柵などを設置してアクセスを制限するのも有効です。
  • 滑り止め対策: 床材が滑りやすい場合は、滑り止めマットなどを敷いて、猫が転倒するのを防ぎましょう。特に高齢の犬や猫がいる場合は、より注意が必要です。

音と匂いを活用した空間認識の補助

盲目の猫は、音と匂いを頼りに空間を認識します。

  • 目印となる物の設置: 猫が空間を認識しやすくなるよう、ソファやベッドなどの家具の角などに、猫が触れることで位置を把握できるような柔らかい布などを設置するのも有効です。
  • 匂いの活用: 猫が好きな匂いのアイテム(猫じゃらし、おもちゃなど)を、特定の位置に配置することで、猫がその場所を認識しやすくなります。ただし、匂いが強すぎるものは避けるべきです。

多頭飼育の段階的導入:ストレス軽減のための工夫

既存のペットとの出会いには、段階的な導入が必要です。いきなり一緒にするのではなく、徐々に慣れさせていくことが重要です。

フェロモン製品の活用

フェロモン製品は、猫のストレスを軽減し、安心感を与える効果があります。導入初期には、フェロモン製品を効果的に活用することで、スムーズな多頭飼育の開始をサポートします。

視覚情報に頼らないコミュニケーション

盲目の猫は視覚情報に頼れないため、他のペットとのコミュニケーションは、音や匂い、触れ合いが中心になります。 既存のペットが、子猫の鳴き声や匂いに過剰に反応しないよう、注意深く観察しましょう。

隔離期間の延長と徐々の接触

獣医の指示に従い、隔離期間を十分に確保した上で、徐々に接触時間を増やしていくことが重要です。最初は、ケージ越しに匂いを嗅がせたり、短い時間だけ同じ部屋で過ごさせたりするなど、段階的に進めていきましょう。

遊びを通しての交流

猫同士の遊びを通して、自然な交流を促すことができます。 おもちゃを使って、猫たちが一緒に遊ぶ機会を作ることで、良好な関係を築きやすくなります。

盲目の猫の特性を理解する

盲目の猫は、視覚情報に頼れない分、他の感覚が鋭敏になっています。 そのため、些細な音や匂いにも敏感に反応することがあります。

音への反応

大きな音や急な音には驚いてしまう可能性があります。 掃除機をかける際や、来客時などは、事前に猫に知らせるようにしましょう。

匂いへの反応

匂いに敏感なため、新しい匂いには警戒する可能性があります。 新しいものや、強い匂いのものは、猫が慣れるまで避けるようにしましょう。

触れ合い

盲目の猫は、触れ合いを通して安心感を覚えます。 優しく撫でてあげたり、抱っこしてあげたりすることで、猫のストレスを軽減することができます。

食事とトイレ:盲目の猫のための配慮

盲目の猫は、食事やトイレの場所を認識するのに苦労する可能性があります。

食事場所の固定

食事の場所は常に同じ場所に固定し、猫が簡単に食事を見つけられるようにしましょう。 食器の位置を頻繁に変えないように注意しましょう。

トイレの場所の固定

トイレの場所も同様に固定し、猫が迷子にならないようにしましょう。 トイレの周りに目印となるものを置くのも有効です。

獣医との連携:定期的な健康チェック

盲目の猫は、定期的な健康チェックが特に重要です。 獣医と連携を取りながら、健康状態をしっかり管理しましょう。

まとめ:愛情と工夫で幸せな生活を

盲目の猫との多頭飼育は、最初は不安を感じるかもしれませんが、適切な環境づくりと配慮によって、幸せな生活を送ることができます。 このガイドで紹介したアドバイスを参考に、猫たちにとって安全で快適な空間を準備し、愛情をもって接することで、多頭飼育を成功させましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)