白熱電球からLED電球への交換:明るさ(ワット数)と色温度について徹底解説

明るさのワット数というのはどの電球でも一定なのでしょうか? 今、使用している白熱電球が26金40Wです。 LED電球(電球色)に変更する場合、同じ26金40W相当なら同様の明るさ・光調ということでしょうか?

白熱電球とLED電球の明るさの違い

結論から言うと、白熱電球とLED電球のワット数は、同じ数値でも明るさが異なります。 これは、白熱電球とLED電球の発光原理が異なるためです。白熱電球は電流を流すことでフィラメントを高温にして発光させるのに対し、LED電球は半導体から直接光を発光させます。そのため、同じワット数であっても、LED電球の方がはるかに効率的に光を生成します。

あなたの例では、26金40Wの白熱電球を使用されています。これは、消費電力が40Wで、ある程度の明るさを提供することを意味します。しかし、LED電球では、「40W相当」という表記が使われます。これは、40Wの白熱電球と同等の明るさを提供するという意味であり、LED電球自身の消費電力は40Wではありません。実際には、40W相当のLED電球の消費電力は、5W~10W程度と、白熱電球に比べてはるかに少ないのが一般的です。

LED電球の明るさ表示:ルーメン(lm)で確認しよう

LED電球を選ぶ際には、ワット数よりもルーメン(lm)という単位で明るさを確認することが重要です。ルーメンは光の明るさを表す単位で、数値が大きいほど明るくなります。40Wの白熱電球の明るさは約480ルーメンと言われています。そのため、LED電球を選ぶ際は、パッケージに記載されているルーメン値が480lm前後の製品を選ぶことをおすすめします。

色温度:電球色の選び方

「電球色」という表現は、光の色の暖かさを表す色温度を示しています。色温度はケルビン(K)で表され、数値が低いほど黄色味がかった暖色系、数値が高いほど青白い寒色系となります。

* 電球色:2700K~3000K 温かみのある柔らかな光で、リラックスできる空間を演出します。居間や寝室など、くつろぎの空間におすすめです。
* 温白色:3000K~3500K 電球色と昼白色の中間的な色温度で、比較的どんな場所にも合わせやすいです。
* 昼白色:5000K~6500K 明るくシャープな光で、作業に集中したいキッチンや書斎などに適しています。

あなたの現在の白熱電球が「電球色」で、同じような雰囲気を維持したいのであれば、LED電球を選ぶ際に2700K~3000Kの電球色を選ぶのが良いでしょう。

光束維持率とLED電球の長寿命

LED電球は白熱電球と比べて寿命が非常に長く、省エネ効果も高いです。しかし、長期間使用すると明るさが徐々に低下していきます。この明るさの低下率を示す指標が光束維持率です。光束維持率が高い製品ほど、長期間にわたって明るさを維持できます。製品を選ぶ際には、光束維持率も確認しておきましょう。

具体的なLED電球の選び方と交換手順

1. 明るさを確認する:まず、現在の白熱電球の明るさをルーメン(lm)で確認します。40Wの白熱電球は約480lmです。LED電球を選ぶ際は、この数値を目安に選びましょう。パッケージにルーメン値が記載されています。

2. 色温度を選ぶ:電球色(2700K~3000K)を希望であれば、その範囲の色温度のLED電球を選びます。

3. 口金を確認する:電球の口金(電球とソケットを接続する部分)の種類を確認します。一般的なのはE26ですが、E17などもあります。LED電球を選ぶ際は、同じ口金サイズのものを選びましょう。

4. 消費電力も確認する:LED電球は消費電力が少ないですが、それでも消費電力は確認しておきましょう。

5. 交換手順:

  • 必ず電源をオフにしてから作業を始めましょう。
  • 古い白熱電球を取り外します。
  • 新しいLED電球をソケットにしっかりと取り付けます。
  • 電源を入れ、明るさを確認します。

専門家のアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田先生に、LED電球選びについてアドバイスをいただきました。「LED電球は、消費電力だけでなく、演色性(Ra)にも注目しましょう。演色性とは、物体の色が自然に見える度合いを示す指標です。Ra値が高いほど、自然な色で物体が再現されます。食品や衣類の色を正確に見極めたいキッチンやクローゼットなどでは、Ra80以上の高演色性LED電球を選ぶことをおすすめします。」

まとめ

白熱電球からLED電球への交換は、省エネと長寿命化に大きく貢献します。しかし、明るさや色温度を適切に選択することが重要です。ルーメン値と色温度をしっかり確認し、ご自宅のインテリアに最適なLED電球を選びましょう。

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