白熱灯と蛍光灯の電気代比較|照明選びで賢く節約!

蛍光灯と白熱灯について。家を購入し、ほとんどの部屋を白熱灯にしました。一部屋6個の白熱灯が付いています。電気代が思っていたよりかなり高いのですが、やっぱり白熱灯だからでしょうか?蛍光灯と白熱灯では電気代はかなりちがうのでしょうか?

白熱灯と蛍光灯の電気代、どれくらい違う?

新築マイホームに白熱灯を導入し、電気代の高騰に驚かれたとのこと、ご心配ですね。結論から言うと、白熱灯と蛍光灯では電気代に大きな差が出ます。その原因と具体的な節約方法を解説します。

白熱灯は、電気を熱に変換して光を発生させるため、消費電力が大きく、発熱量も高くなります。一方、蛍光灯は、電極間の放電によって紫外線を発生させ、蛍光物質を励起することで光を生成するため、白熱灯と比べて消費電力がはるかに低く、発熱量も少なくなります。

具体的な消費電力と電気代の比較

例えば、60Wの白熱電球と、それに相当する明るさ(約810lm)のLED電球を比較してみましょう。

* **60W白熱電球:** 1時間あたりの消費電力は60Wh(ワット時)。
* **LED電球(約810lm):** 消費電力は約8W程度。

仮に、1日6時間点灯させると、

* **白熱電球:** 60Wh/時間 × 6時間/日 = 360Wh/日
* **LED電球:** 8Wh/時間 × 6時間/日 = 48Wh/日

となります。1ヶ月(30日)では、

* **白熱電球:** 360Wh/日 × 30日 = 10800Wh = 10.8kWh(キロワット時)
* **LED電球:** 48Wh/日 × 30日 = 1440Wh = 1.44kWh

電気料金は地域やプランによって異なりますが、仮に1kWhあたり30円とすると、

* **白熱電球:** 10.8kWh × 30円/kWh = 324円/月
* **LED電球:** 1.44kWh × 30円/kWh = 43.2円/月

となります。この計算から、白熱電球とLED電球では、1ヶ月あたりの電気代に約7倍もの差があることがわかります。

一部屋に6個の白熱電球があり、それが複数の部屋にあるとなると、電気代が高くなるのも納得ですね。

電気代節約のための具体的な対策

高くなった電気代を節約するためには、以下の対策が有効です。

1. 白熱灯からLED電球への交換

最も効果的な方法は、白熱電球をLED電球に交換することです。LED電球は、白熱電球と比べて消費電力が非常に低く、寿命も長いため、長期的に見てコストパフォーマンスに優れています。

2. 照明器具の選び方

照明器具を選ぶ際には、消費電力だけでなく、演色性(Ra値)にも注目しましょう。演色性とは、光の色が物体の色をどれだけ自然に再現できるかを示す指標で、Ra値が高いほど自然な色で物体を照らします。LED電球はRa値が低いものも存在するため、購入時には注意が必要です。

3. 点灯時間の削減

不要な部屋の照明は消灯する、タイマーを活用するなど、点灯時間を短縮することで電気代を節約できます。

4. 省エネタイプの照明器具の導入

LED電球以外にも、省エネタイプの照明器具があります。例えば、蛍光灯ハロゲンランプなども白熱電球よりは省エネです。ただし、LED電球ほど省エネ効果は高くありません。

5. その他の節約方法

* 明るさ調整機能付きの照明器具:必要な明るさに調整することで消費電力を抑えられます。
* 人感センサー付きの照明器具:人がいない時は自動的に消灯するため、無駄な電力消費を防ぎます。
* スマートホームシステム:照明のオンオフを遠隔操作したり、スケジュール設定したりすることで、より効率的な電力管理ができます。

専門家からのアドバイス

インテリアコーディネーターである山田花子氏に、照明選びについてアドバイスをいただきました。

「照明はインテリアの雰囲気作りに欠かせない要素ですが、電気代も考慮することが大切です。LED電球は種類が豊富で、デザイン性も高いものも増えています。消費電力や演色性、デザイン性を考慮して、お部屋の雰囲気に合ったLED電球を選びましょう。また、間接照明を効果的に使うことで、少ない電力で温かみのある空間を演出することも可能です。」

まとめ

白熱電球からLED電球への交換は、電気代節約に最も効果的な方法です。今回ご紹介した対策を参考に、賢く省エネを行いましょう。

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