白い床とグレーの壁紙の組み合わせは本当に変?インテリアコーディネーターと理想の空間を叶える方法

白い床にグレーの壁紙はおかしいですか?インテリアのアドバイスをお願いします。床 グレーがかった白 天井 白 ドア 白 サッシ 艶のあるシルバー テーブル 黒に近い ウォルナット 真っ白な空間に濃い茶の家具で、モノトーンというかモノクロな空間になっています。冷たい印象になりすぎるのと、元々暗めの落ち着いた空間が好きなのでソワソワして疲れそうです。中間色を入れて、トーンを落としたいです。入れる色味で、業者さんと意見が合いません。1 コーディネーターさん 濃いグレーか黒のアクセントクロスを入れる →白い壁とのコントラストがさらに増しそう。2 営業さん 壁紙をグレーにする(寝室でよく使われるような、白い壁の陰の部分くらいのうっすらグレー) →コーディネーターさん曰わく、おかしいしアクセントクロスが目立たなくなると否定的。3 パナソニックさん 壁紙を生成にする →コーディネーターさん曰わく、かっこよく仕上げてきた空間がふんわりしてしまう。4 私は、2の、壁紙を薄いグレーがかったものにして、アクセントクロスをそれより暗いグレーにするのがいいかなと思いました。が、コーディネーターさんが、それじゃあ絶対におかしいと言ってます。白い床にグレーの壁紙はおかしいですか?トーンダウンの意味はないですか?壁紙をグレーにすると、白:グレー:茶が、6:3:1くらいになると思います。

白い床とグレーの壁紙の組み合わせは本当に変?専門家の意見を交えて解説

白い床にグレーの壁紙、一見すると合わないように感じるかもしれませんね。しかし、実際は組み合わせ次第で、とても洗練された空間を演出できる可能性を秘めています。今回のご相談では、現在の空間の印象、ご希望の雰囲気、そしてプロの意見の食い違いという3つのポイントが複雑に絡み合っています。一つずつ丁寧に紐解いていきましょう。 まず、現在の空間は「白を基調とした空間に濃い茶色の家具」という、確かにコントラストの強いモノトーン空間です。白と黒の組み合わせはスタイリッシュですが、面積比によっては寒々とした印象や、落ち着かない雰囲気を与えてしまう可能性があります。ご自身が「冷たい印象」「ソワソワして疲れそう」と感じているのは、このコントラストの強さと、白の面積の広さが原因と考えられます。 そこで、中間色としてグレーを取り入れ、トーンを落としたいというご希望は、非常に理にかなっています。グレーは白と黒の中間色であり、空間の温度感を調整するのに最適な色です。しかし、グレーにも様々なトーンがあり、選び方によって結果が大きく変わってきます。

グレーの選び方:トーンと彩度の重要性

グレーを選ぶ際には、トーン(明度)と彩度(色の鮮やかさ)に注目することが重要です。

トーン(明度):明るさ

明るいグレーは、空間に広がりと明るさを与えます。逆に、暗いグレーは落ち着いた、シックな雰囲気を演出します。今回のケースでは、すでに白の面積が広いので、あまりにも暗いグレーは空間を圧迫してしまう可能性があります。営業さんが提案した「白い壁の陰の部分くらいのうっすらグレー」は、トーンとしては比較的明るいグレーと言えるでしょう。

彩度(色の鮮やかさ):色の鮮やかさ

彩度が高いグレーは、少し青みがかったり、赤みがかったりするなど、色のニュアンスが強く出ます。一方、彩度が低いグレーは、よりニュートラルで、他の色との調和が取りやすいです。今回のケースでは、彩度の低い、くすんだグレーを選ぶのが無難でしょう。

プロの意見の食い違い:それぞれの立場と意図を理解する

コーディネーターさん、営業さん、パナソニックさん、それぞれ異なる意見を出しているのは、それぞれの専門性と、目指す空間イメージの違いが原因と考えられます。 * **コーディネーターさん:** デザイン性を重視し、空間全体のバランスや個性を際立たせることを目指している可能性が高いです。濃いグレーのアクセントクロスは、確かにコントラストを強調しますが、効果的に使えば空間のアクセントとなり、デザイン性を高める効果があります。しかし、ご希望の「落ち着いた空間」とは少し異なる方向性かもしれません。 * **営業さん:** 売上や顧客満足度を考慮し、無難な提案をしている可能性があります。薄いグレーは、多くの顧客に受け入れられやすく、失敗が少ない選択肢です。しかし、デザイン性の観点からは、物足りない可能性があります。 * **パナソニックさん:** 壁紙の素材や機能性を重視している可能性があります。生成りの壁紙は、柔らかく温かみのある雰囲気を演出しますが、今回のモノトーン空間には、少し方向性が異なるかもしれません。

理想の空間を実現するための具体的なステップ

では、どのようにすれば、ご希望の「落ち着いた空間」を実現できるのでしょうか?具体的なステップを踏んで考えてみましょう。

ステップ1:グレーのサンプルを取り寄せて比較する

まず、様々なトーンと彩度のグレーのサンプルを取り寄せて、実際に壁に貼ってみることをお勧めします。写真では判断できない、光の反射や質感の違いを体感することで、最適なグレーを見つけることができます。

ステップ2:アクセントクロスとの組み合わせを考える

薄いグレーの壁紙をベースに、アクセントクロスとして、それよりも少し暗いグレー、もしくは濃いグレーのアクセントクロスを部分的に使用するというご自身のアイデアは、決して悪いものではありません。ポイントは、アクセントクロスを使用する面積を調整することです。全体面積の10%程度に抑えれば、空間を圧迫することなく、デザインのアクセントとして機能します。

ステップ3:家具との調和を考える

ウォルナットのテーブルは、重厚で落ち着いた雰囲気を持っています。グレーの壁紙とウォルナットの家具の組み合わせは、シックで洗練された空間を演出する可能性を秘めています。ただし、家具の色味とのバランスも考慮する必要があります。例えば、カーテンやクッションなどの小物で、グレーとウォルナットを繋ぐ色味を取り入れることで、より調和のとれた空間になります。

ステップ4:照明計画を見直す

照明計画も、空間の印象を大きく左右します。白を基調とした空間では、照明によって暖色系の光を取り入れることで、より温かみのある雰囲気を演出できます。ダウンライトだけでなく、間接照明などを効果的に使用することで、空間の奥行きと陰影を出し、落ち着いた雰囲気を演出できます。

まとめ:グレーを効果的に使い、理想の空間を手に入れよう

白い床にグレーの壁紙の組み合わせは、決して「おかしい」わけではありません。むしろ、適切なトーンと彩度のグレーを選ぶことで、洗練された、落ち着いた空間を実現できる可能性を秘めています。プロの意見を参考にしながらも、ご自身の感性を大切にし、サンプルを取り寄せたり、照明計画を見直したりすることで、理想の空間を手に入れてください。

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