白い家具と焦げ茶の家具、部屋の広さへの影響

家具の色について。うちは、リビングダイニングの家具を白で統一してます。テレビ台、机、ソファー(クリーム)、電話を置く棚、キッチン、キッチン棚が白。(ダイニングテーブルだけは、明るい茶色です。)(床も同じ明るい茶色)なぜなら、17.5畳と狭いからです。夫は焦げ茶でまとめたかったのですが、焦げ茶だと圧迫感があり、止めました。なぜ、白い家具だと部屋が広く見え、焦げ茶だと狭く感じるのでしょうか?

色の持つ心理効果と空間への影響

17.5畳のリビングダイニングで、家具の色選びに悩まれたとのこと、よく分かります。家具の色は、部屋の印象を大きく左右する重要な要素です。白と焦げ茶、どちらも人気のある色ですが、空間への与える影響は大きく異なります。これは、色の持つ心理効果と光の反射率が大きく関わっています。

色の心理効果:白と焦げ茶の違い

* **白:** 白は、清潔感、明るさ、広がりを感じさせる色です。心理的には開放的で、リラックス効果も期待できます。ミニマルなデザインにもよく合います。
* **焦げ茶:** 焦げ茶は、重厚感、落ち着き、高級感を与えます。しかし、暗い色であるため、空間を狭く感じさせ、圧迫感を与える可能性があります。

光の反射率:空間の明るさへの影響

色の明るさ、つまり光の反射率も空間の広さを感じさせる重要な要素です。

* **白:** 白は光の反射率が高いため、部屋全体を明るく照らし、広く感じさせます。特に、窓からの自然光を効果的に反射し、空間をより開放的に見せます。
* **焦げ茶:** 焦げ茶は光の反射率が低いため、光を吸収し、部屋を暗く感じさせます。そのため、空間が狭く、圧迫感を感じやすいのです。

狭い空間を広く見せるためのインテリアテクニック

17.5畳という空間を最大限に活用するために、いくつかのインテリアテクニックを駆使することで、より広く、快適な空間を実現できます。

1. 明るい色の家具を選ぶ

白以外にも、アイボリー、ベージュ、ライトグレーなどの明るい色は、空間を広く見せる効果があります。これらの色は白ほど主張が強くないため、より落ち着いた雰囲気を作りたい場合にも適しています。

2. 鏡やガラス素材を取り入れる

鏡やガラスは光の反射率が高く、空間の奥行きを感じさせ、広く見せる効果があります。例えば、壁に大きな鏡を飾ったり、ガラス製のテーブルや棚を使用したりすることで、視覚的な広がりを生み出せます。

3. 小さめの家具を選ぶ

大きな家具は空間を圧迫してしまいます。ソファやテーブルなど、必要最低限の家具を選び、サイズは小さめにすることで、より広く感じさせることができます。また、脚の高い家具を選ぶことで、床面が見える面積が増え、空間が広く感じられます。

4. 空間を仕切る

17.5畳という広さであれば、空間を仕切ることで、それぞれのエリアをより広く感じさせることができます。パーテーションやカーテン、間接照明などを活用して、リビングとダイニングをさりげなく区切ると効果的です。

5. 壁の色も重要

家具だけでなく、壁の色も空間の広さや印象に影響を与えます。白や淡いパステルカラーは、空間を広く明るく見せる効果があります。逆に、濃い色の壁は、空間を狭く感じさせます。

6. 照明計画

照明計画も重要です。間接照明を効果的に使用することで、空間をより広く、そして落ち着いた雰囲気に演出できます。また、天井照明だけでなく、スタンドライトやテーブルライトなどを組み合わせて、明るさと陰影のコントラストを調整することで、奥行き感を演出できます。

専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、ご夫婦の選択は非常に合理的です。17.5畳という空間では、焦げ茶色の家具は確かに圧迫感を与えやすく、白や明るい色の家具の方が空間を広く見せる効果があります。しかし、白一色だと少し殺風景に感じるかもしれません。

そこで、アクセントとして、ダイニングテーブルのように明るい茶色の家具を取り入れるのは良い方法です。この場合、床の色と統一することで、空間全体にまとまり感を持たせることができます。また、クッションやカーテンなどの小物で、色や柄を加えることで、より個性的な空間を演出できます。

まとめ:色の効果を理解し、快適な空間を創造しよう

白と焦げ茶、どちらの色も魅力的ですが、空間への影響は大きく異なります。狭い空間では、光の反射率の高い明るい色の家具を選ぶことで、空間を広く、明るく、開放的に見せることができます。しかし、単に「広く見せる」だけでなく、ご自身の好みやライフスタイルに合わせた色選びが重要です。今回のケースでは、白を基調に、アクセントカラーとして明るい茶色を取り入れることで、広さと温かさを両立した素敵なリビングダイニングを実現されています。

様々なインテリアテクニックを駆使し、自分らしい空間を創造することで、より快適な住まいを実現できるはずです。「いろのくに」では、様々な色の家具やインテリア用品をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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