登記されていない土地の建て替え:手続きと流れを徹底解説

登記されていない物件の建て替えについて、なにをどうやっていけばいいのか、おおまかな流れを教えてください。こないだの大地震でけっこう被害が出てしまい、次に震度6や7が来たら今度こそダメそうなので建て替えの検討を始めたのですが、大問題発生です!「法務局に測量図画ない」と業者から連絡があり、母が法務局に探しに行ったら登記そのものがされてませんでした!まずなにをどうしたらいいでしょうか?(T_T) ★祖父母がここに住み始めたのは60年以上前 ★現在は築45年の4階建て賃貸アパートと、築35年の二世帯住宅が同じ敷地に別々に建っている。建て替えは1階が自宅で、2・3階が賃貸アパートという「1つの建物」にするつもり。 ★祖父は昔、小さな建築会社をやってたらしく、自分と職人さんで建てた。しかも「リフォーム」という形で建てた。 ★祖父は10年前に亡くなったが、もともと名義は祖母と父なので特になにもしなかった。 ★築45年の賃貸物件は祖母が大家さんで、一人で抱え込んで経営・管理をしてて、父も母も賃貸物件とは無関係の仕事をしている。入入居者との面識はなし。敷地内の通路ですれ違えばペコッとするかもしれない程度。 ★大地震で、傾く・水道管が壊れる・ガスが漏れる・ヒビがペキペキ入るなどの被害がでて修理はしたけど、あまりにも面倒だったらしく、祖母が建て替えの計画を父と母とわたしが中心なって進めろと言ってきた。 ★似たような条件のモデルハウスを見に行って、そこの業者さんが「こちらで大まかな敷地配置図を作製して、それを希望に合わせて修正できますよ」ということで、お願いしたら…「測量図が見つからない」と連絡があり、測量図も登記もないことが判明。 ★祖母に聞いても「おじいちゃんが建てたからねぇ…」でおしまい。Σ(゜o゜‖)ノ ★建替えたいなら空き部屋は空いたままでもいいと思うのに、祖母は「定期借家・更新なしだから」と、新規の入居者を入れてしまう。「なんだかんだごねて出て行ってくれなかったらどうするんだ?」と言っても「条件は了承済みだから出るわよ。空いてるよりいいでしょ。」と、言います。この場合で「祖母がすること」「父・母・わたしがすること」または「業者に任せられること」って、どんなことですか?難しい説明はわたしにはわかんないと思うのですが、流れだけでもいいので教えてください。両親も「なにからどうやればいいの?」と言って困ってるので、質問することにしました。お知恵を貸してください。補足築35年の自宅部分の土地は、もともとは別の人の土地で木造アパートが建っていて、「地続き」ということで祖父母が木造アパートごと買い取ったらしいです。それを35年前に「リフォーム」してコンクリの自宅にしました。いつ買い取ったのか、はっきり覚えてるひとはいないくらい大昔みたいです。昨日の夕方、母が法務局に行ってみてわかったのですが、話を聞いて「なんだそれぇぇぇぇ!」となりました。乀(@д@;)ノ

築45年の賃貸アパートと築35年の二世帯住宅が建つ敷地で、建て替えを検討されているとのこと。しかし、土地の登記がされていないという事態に直面されていますね。60年以上前に祖父母が住み始め、祖父が建築会社を営んでいたという背景も複雑さを増しています。まずは落ち着いて、段階的に進めていきましょう。

1. 現状把握と専門家への相談

まず、現状を正確に把握することが重要です。これは、スムーズな建て替えを進めるための第一歩となります。

1-1. 土地境界の確認

登記がないということは、正確な土地の境界が不明確である可能性が高いです。隣地との境界線、敷地の面積などを正確に測量する必要があります。そのためには、土地家屋調査士に依頼して、現地測量を行い、境界確定を行うことが必要です。この作業は、後々のトラブルを防ぐために非常に重要です。

1-2. 所有権の確認

土地の所有権が誰にあるのかを明確にする必要があります。祖父母から両親、そしてあなたへと所有権が移転しているのか、あるいは相続手続きが完了しているのかなどを確認しましょう。司法書士に相談し、相続関係や所有権の調査を依頼することをお勧めします。古い書類を探し、相続関係を整理する作業は時間と労力を要します。

1-3. 建物の状況調査

築45年の賃貸アパートと築35年の二世帯住宅の現状を把握するために、建築士による建物調査が必要です。建物の構造、劣化状況、耐震性などを確認することで、建て替え計画に反映させることができます。また、大地震で被った被害についても詳細に記録しておくことが重要です。

1-4. 関係者との協議

建て替え計画を進めるにあたって、祖母、父、母、そしてあなた自身で話し合い、それぞれの意見や希望を共有することが大切です。特に、祖母は賃貸アパートの大家さんであり、入居者との関係も考慮する必要があります。

2. 登記手続き

土地の登記がない状態では、建て替えに必要な各種手続きを進めることができません。まずは土地の登記を行う必要があります。

2-1. 所有権の確定

相続手続きが完了していない場合は、まず相続手続きを行い、所有権を明確にする必要があります。司法書士に依頼して、相続手続きを進めましょう。

2-2. 測量図の作成

土地家屋調査士に依頼して、正確な測量を行い、測量図を作成します。この測量図は、登記申請に必要となります。

2-3. 登記申請

作成した測量図と必要な書類を揃えて、法務局に登記申請を行います。この手続きには、司法書士の専門的な知識と経験が必要となる場合が多いです。

3. 建て替え計画

登記が完了したら、いよいよ建て替え計画に着手できます。

3-1. 設計図の作成

建築士に依頼して、希望する建物の設計図を作成します。この段階では、家族構成、生活スタイル、予算などを考慮して、最適なプランを検討します。

3-2. 許認可申請

設計図が完成したら、建築確認申請などの許認可申請を行います。この手続きには、建築基準法などの法律を遵守する必要があります。

3-3. 工事請負契約

建築会社と工事請負契約を結びます。契約内容をよく確認し、不明な点は事前に確認しましょう。

3-4. 工事施工

建築会社が建物の建設工事を施工します。定期的に現場を確認し、問題があれば建築会社に連絡しましょう。

3-5. 引渡し

工事が完了したら、建築会社から建物の引渡しを受けます。

4. 賃貸アパートの入居者対応

祖母が賃貸アパートの大家さんであるため、入居者への対応も重要です。

4-1. 丁寧な説明

入居者に対して、建て替え計画を丁寧に説明し、理解を得る努力をしましょう。

4-2. 退去交渉

定期借家契約の場合は、更新がないため、契約期間満了後に退去してもらうことができます。しかし、スムーズな退去交渉を行うためには、十分な時間的な余裕が必要となります。

4-3. 協力金の検討

退去に協力してくれた入居者に対して、協力金を支払うことを検討するのも良いでしょう。

5. 費用と資金計画

建て替えには多額の費用がかかります。事前にしっかりと費用を把握し、資金計画を立てましょう。

5-1. 費用見積もり

建築会社から詳細な費用見積もりを取り、予算と比較検討します。

5-2. 資金調達

必要に応じて、住宅ローンなどの資金調達方法を検討します。

6. 専門家チームの活用

この複雑な状況では、専門家の協力を得ることが不可欠です。

* 土地家屋調査士:土地の境界確認、測量、測量図作成
* 司法書士:所有権の確認、相続手続き、登記申請
* 建築士:建物調査、設計、許認可申請
* 建築会社:工事施工

それぞれの専門家の役割を理解し、連携を密にすることで、スムーズに建て替えを進めることができます。

まとめ

登記されていない土地の建て替えは、多くの課題がありますが、専門家の協力を得ながら、一つずつ丁寧に解決していくことが重要です。焦らず、計画的に進めていきましょう。

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