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リフォーム中の問題点:歪んだ根太と床鳴りへの不安
畳部屋のフローリングリフォームで、根太の水平出しに苦労されているとのこと。DVD教材と異なり、部屋の歪みによって根太間に隙間が生じ、水平に設置できない状況とのことです。さらに、安価な根太を使用している可能性も懸念されています。コーススレッドによる固定方法や、ラワン合板・フローリング材の加工方法についても悩まれていますね。
根太の水平出し:削る以外の解決策を探る
まず、根太を鉋で削る方法は、非常に労力と時間がかかる上に、精度を確保するのが難しいです。根太自体が歪んでいる場合、部分的に削るだけでは全体的な水平が確保できない可能性が高いです。そのため、削る以外の方法を検討することをお勧めします。
1. 根太の調整:水平器と調整材を活用
根太の水平出しには、正確な水平器を使用することが重要です。隙間が空いている部分には、木材の切れ端や、専用の調整材(例えば、レベルアジャスター)を挟み込み、根太の高さを調整します。これにより、水平を保ちつつ、隙間を埋められます。
- 水平器:高精度な水平器を使用し、根太の水平を確認します。レーザー水平器を使うと、より正確な作業が可能です。
- 調整材:木材の切れ端だけでなく、ホームセンターで販売されている専用の調整材を使用すると、より効率的に水平調整できます。
- シム:薄い板状のシムを使用することで、微調整が容易になります。
2. 根太の追加:補強と水平確保
既存の根太だけでは水平出しが困難な場合は、追加の根太を設置することを検討しましょう。既存の根太と新しい根太を適切に連結することで、強度を高め、水平を確保しやすくなります。
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- 適切な間隔:根太の間隔は、フローリング材の種類や厚さによって異なります。適切な間隔を確保することで、床鳴りを防ぎ、強度を高めることができます。
- 連結方法:コーススレッドや、金具を使用し、既存の根太と新しい根太をしっかりと連結します。
3. 下地合板の活用:歪みを吸収し、水平な面を作る
根太の水平出しが完璧にできない場合、ラワン合板などの下地合板を使用することで、歪みを吸収し、水平な面を作ることができます。合板を敷くことで、フローリング材の施工も容易になります。
- 合板の厚さ:使用する合板の厚さは、根太の間隔やフローリング材の種類によって適切な厚さを選びましょう。一般的には9mm~12mmの合板が使用されます。
- 固定方法:合板は、根太にビスでしっかりと固定します。ビスの間隔は、合板のサイズや種類によって適切な間隔を選びましょう。
床鳴り対策:隙間と固定方法
床鳴りを防ぐためには、根太とフローリング材の固定が重要です。多少の隙間は、床鳴りを防ぐ効果があるという説もありますが、過度な隙間は逆に床鳴りの原因となる可能性があります。
1. 適切な固定方法:コーススレッドと接着剤
コーススレッドだけで固定するのではなく、接着剤を併用することで、より強固な固定を実現できます。接着剤は、木材用の強力な接着剤を選びましょう。
- コーススレッド:適切な長さのコーススレッドを使用し、根太にしっかりと固定します。
- 接着剤:木材用の強力な接着剤を、根太とフローリング材、または根太と合板の間に塗布します。
2. 防振材の活用:床鳴りを軽減
床鳴りが懸念される場合は、防振材を使用することで、効果的に床鳴りを軽減できます。防振材は、ホームセンターなどで購入できます。
- 防振材の種類:様々な種類の防振材があり、それぞれに特性が異なります。使用するフローリング材や状況に合わせて、適切な防振材を選びましょう。
- 施工方法:防振材は、根太とフローリング材、または根太と合板の間に敷き込みます。
専門家への相談:安心・安全なリフォームのために
DIYリフォームは、自己責任で行う必要があります。今回の状況のように、予想外の事態が発生した場合、専門家のアドバイスを受けることが重要です。
- リフォーム業者への相談:リフォーム業者に相談することで、適切なアドバイスや施工方法を得ることができます。
- 建築士への相談:建築士に相談することで、構造的な問題点や安全性の確認を行うことができます。
まとめ:計画性と専門家の力を借りて、理想のフローリングを実現
畳部屋のフローリングリフォームは、多くの作業工程と技術を要します。今回の問題を解決するためには、根太の水平出しを徹底し、適切な下地処理を行うことが重要です。削る以外の方法を検討し、必要に応じて専門家の力を借りることで、安心して理想のフローリングを実現しましょう。