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プラ舟と濾過槽の重量と床への負担
200kgもの重量を床に置くことは、確かに床への負担が大きいです。床の耐荷重が1㎡あたり180kgとのことですので、プラ舟と濾過槽を置く面積によっては、耐荷重を超えてしまう可能性があります。長期間設置する予定とのことですので、床へのダメージを最小限に抑える対策が必要です。 特に、コンクリートの上に除湿シート、そして畳という構造は、直接的な重量分散が難しい状況です。
コンパネの有効活用と設置方法
90cm×140cmのコンパネ一枚では、プラ舟と濾過槽を同時に支えるにはやや心許ないサイズです。 プラ舟と濾過槽を別々に支えるよりも、両方まとめて支える方が床への負担を分散できます。そのため、コンパネを複数枚使用するか、より大きなサイズの板材を使用することを検討しましょう。
コンパネの選び方と敷き方
* サイズ:プラ舟と濾過槽を余裕を持って覆えるサイズを選びましょう。できれば、両方を完全に覆える大きさのコンパネを2枚用意し、それぞれを敷くのが理想的です。一枚のコンパネでは、どうしても重量が集中してしまう可能性があります。
* 厚さ:12mm厚のコンパネでも、ある程度の強度がありますが、より安全性を求めるなら、厚さ18mm以上のコンパネを使用することをおすすめします。
* 敷き方:コンパネを直接畳の上に置くのではなく、畳をはがしてコンクリート面に出した上で、コンパネを敷きましょう。コンパネとコンクリートの間に、ゴムシートなどの緩衝材を挟むことで、さらに床への負担を軽減し、コンパネの破損も防ぎます。 コンパネ同士の継ぎ目にも、ゴムシートなどを挟むと効果的です。
複数セット設置の場合の対策
同じセットを3つ設置する予定とのことですので、床への負担はさらに大きくなります。そのため、以下の対策を検討しましょう。
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* 設置場所の分散:3つのセットをできるだけ離れた場所に設置することで、床への集中荷重を避けることができます。
* 床下地補強:専門業者に相談し、床下地を補強する工事を検討しましょう。これは、最も確実な対策となります。特に、古い建物や耐荷重に不安がある場合は、必ず専門家の意見を聞きましょう。
* 重量軽減:水槽の水量を減らす、軽くて丈夫な素材のプラ舟や濾過槽を使用するなど、重量を軽減する工夫も有効です。
専門家への相談
床の耐荷重や補強工事については、建築士や構造設計士などの専門家に相談することを強くお勧めします。彼らは、建物の構造を理解しており、適切な対策を提案してくれます。 安易な判断で対策を行うよりも、専門家の意見を聞き、安全な方法で水槽を設置することが重要です。
まとめ:安全で安心な水槽設置のために
大型水槽を設置する際には、床への負担を十分に考慮することが大切です。コンパネの使用は有効な手段ですが、サイズや厚さ、設置方法を適切に検討する必要があります。複数セットを設置する場合は、設置場所の分散や床下地補強なども考慮し、必要に応じて専門家への相談も視野に入れましょう。 安全で安心な水槽ライフを送るために、万全の対策を講じてください。
- 畳をはがしてコンクリート面を確認する
- プラ舟と濾過槽を支えるのに十分なサイズのコンパネ(複数枚)を用意する
- コンパネとコンクリートの間にゴムシートなどの緩衝材を挟む
- 設置場所を分散させる
- 必要に応じて専門家(建築士、構造設計士など)に相談する