畳部屋に合う壁紙と天井の色選び:落ち着いた和モダン空間の作り方

部屋の内装(壁紙・天井の色)について…。 http://imepita.jp/20080226/163790 のような作りの畳敷きの部屋に合う壁紙・天井はどのような物(色)が良いでしょうか? 畳は緑色で縁もグリーン系の色です(図では黒になってますが)、矢印の部分は檜の縁甲板が入り、建具・窓枠は白っぽい物が入ります…図を見ての通り、傾斜天井なので照明は傾斜天井用ダウンライトを検討しています。補足 1階がどちらかというと洋風で明るい感じなので、寝室として使う2階は落ち着いた雰囲気に変えたいと思っています。

畳の緑色を生かした寝室デザイン

1階が洋風で明るい雰囲気なのに対し、2階は落ち着いた寝室にしたいというご要望ですね。緑色の畳と檜の縁甲板、白い建具という素敵な空間を、よりリラックスできる空間に仕上げるための壁紙と天井の色選びについて、具体的な提案をさせていただきます。

ベースカラーの選定:落ち着きと調和を重視

緑色の畳をベースに考えると、壁紙と天井の色は、畳の緑色と調和し、かつ寝室の落ち着いた雰囲気を演出する必要があります。 畳の緑色が鮮やかなのか、それとも深みのある緑色なのかによって最適な色は変わってきますが、ここでは落ち着いた雰囲気を優先し、以下の3つの選択肢を提案します。

  • ベージュ系:自然で温かみのあるベージュは、緑色との相性も抜群です。特に、淡いベージュやグレージュは、空間を広く見せ、リラックス効果も高めます。畳の緑色が鮮やかな場合は、少し明るめのベージュ、深みのある緑色の場合は、グレージュのような落ち着いたベージュがおすすめです。
  • アイボリー系:ベージュよりも少し白っぽいアイボリーは、より明るく清潔感のある空間を演出します。ただし、寝室の落ち着いた雰囲気を保つため、アイボリーの中でもやや黄味がかった、温かみのある色を選ぶことが重要です。白すぎると、畳の緑色が浮いてしまう可能性があります。
  • グレー系:モダンで洗練された雰囲気を演出したい場合は、グレー系の壁紙がおすすめです。ただし、グレーは色選びを間違えると、部屋が暗く感じられる可能性があります。そのため、明るめのグレーや、ベージュやアイボリーを混ぜたグレージュを選ぶことをおすすめします。また、グレーの濃淡を効果的に使うことで、奥行きのある空間を作り出すことも可能です。

天井の色選び:空間の広がりと明るさを考慮

傾斜天井のため、天井の色選びは空間の広がりと明るさに大きく影響します。基本的には、壁紙よりも少し明るい色を選ぶのがおすすめです。例えば、壁紙にベージュを選んだ場合は、オフホワイトやクリーム色の天井にすることで、天井が高く感じられ、より開放的な空間になります。

もし、より落ち着いた雰囲気を求めるなら、壁紙と同じ色、もしくは少しだけ濃い色の天井にするのも良いでしょう。ただし、この場合は、照明計画をしっかりと行う必要があります。ダウンライトだけでなく、間接照明などを組み合わせることで、暗すぎず、落ち着いた雰囲気を演出できます。

アクセントカラーの活用:檜の縁甲板を引き立てる

檜の縁甲板は、空間のアクセントとして非常に効果的です。この檜の自然な色味を引き立てるために、壁紙や天井の色とのバランスを考慮する必要があります。例えば、ベージュ系の壁紙を選んだ場合は、檜の縁甲板の茶色がより際立ち、温かみのある空間を演出します。

具体的な壁紙選びのポイント

壁紙を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 素材:畳のある部屋なので、湿気にも強い素材を選ぶことが重要です。不織布やビニルクロスなど、耐久性とメンテナンス性の高い素材を選びましょう。
  • 柄:落ち着いた雰囲気を演出するため、柄は控えめなものを選びましょう。無地、もしくはシンプルなストライプやドット柄などがおすすめです。畳の緑色と喧嘩しないよう、柄のサイズや色にも注意が必要です。
  • 質感:光沢のある壁紙は、部屋を広く見せる効果がありますが、落ち着きを重視する寝室には、マットな質感の壁紙の方が適しているかもしれません。

専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、畳の緑色と白い建具を活かすためには、自然素材をイメージさせるカラーパレットが効果的です。例えば、壁紙にリネンや麻のような自然な風合いの素材を選び、天井には白に近いオフホワイトを使用することで、空間に広がりと清潔感を与えられます。

また、照明計画も重要です。ダウンライトに加え、間接照明を効果的に配置することで、柔らかな光でリラックスできる空間を演出できます。例えば、畳の縁に沿って間接照明を設置することで、畳の緑色をより美しく際立たせることができます。

まとめ:理想の寝室空間を実現するために

今回の質問をまとめると、緑色の畳と檜の縁甲板、白い建具を活かしつつ、落ち着いた雰囲気の寝室を作るためには、ベージュ系、アイボリー系、または明るめのグレー系の壁紙と、それよりも少し明るい色の天井を選ぶことがおすすめです。 さらに、自然素材をイメージさせる壁紙や、間接照明などを効果的に活用することで、よりリラックスできる、理想の寝室空間を実現できるでしょう。 実際に壁紙を選ぶ際には、サンプルを取り寄せて、部屋の照明の下で確認することをおすすめします。 そして、自分の目で見て、触れて、一番しっくりくる組み合わせを見つけることが大切です。

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