畳床の選び方:耐久性と重さ重視でベッドマットレス代わりに!

畳床の選び方について。こんにちは。お伺いしたいことがあるので、畳にお詳しい方、お願い致します。ベッドのマットレスが経年でダメになってきたので、今度は畳に替えようと思っています。畳ベッドがあるのも分かっていますが、今はマットレス部分だけを替えることを考えています。そこで質問なのですが、ベッドに使う畳としては、どれが一番いいでしょうか?重視するのは耐久性と重さです。耐久性では、負荷がかかり続けてもへこんで来たりしないかどうかってことが一番気になっています。諸事情で、ほぼ24時間、畳に負荷がかかることになると思うからです。重さも大事なので、素材が全てワラというのは無理だと思います。他に、畳床にはスタイロ畳、ファイバーボード、建材など色々とあるらしいことは分かったのですが、重さと耐久性で違いがあるのかどうかが分かりません。調べてはみたのですが、耐久性の比較などがよく分からなくて。お手数ですが、畳に詳しい方にご意見を伺いたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

ベッドマットレス代わりに畳を選ぶメリット・デメリット

近年、畳をベッドマットレスとして利用する方が増えています。畳には独特の温もりと香りが感じられ、天然素材ならではの安らぎを与えてくれるからです。しかし、マットレスと異なり、畳は湿気や耐久性に配慮する必要があります。まずは、メリットとデメリットを理解しておきましょう。

メリット

  • 天然素材の温もりと香り:イグサの香りにはリラックス効果があり、安眠を促します。
  • 通気性:畳は通気性が良いので、湿気がこもりにくく、カビの発生を抑えられます。ただし、適切な湿度管理は必要です。
  • 調湿効果:湿度が高い時は湿気を吸い、乾燥している時は湿気を放出する調湿効果があります。
  • 自然な弾力性:適切な硬さの畳は、身体を優しく支えてくれます。

デメリット

  • 耐久性:使用頻度や畳の種類によって耐久性に差があります。特に、高負荷が継続的にかかる場合は、へたりや破損のリスクが高まります。
  • メンテナンス:定期的な清掃や湿気対策が必要です。ダニやカビの発生を防ぐため、こまめな換気も重要です。
  • 価格:畳の種類やサイズによって価格が大きく変動します。高耐久性の畳は、一般的に高価です。
  • 重さ:天然素材の畳は重いため、移動や交換が困難な場合があります。

畳床の種類と耐久性・重さ比較

畳の耐久性と重さは、畳床の種類によって大きく異なります。主な畳床の種類と、その特徴を比較してみましょう。

1. 藁床(わらむしろ)

伝統的な畳床で、天然素材の藁を使用しています。通気性と弾力性に優れ、寝心地が良いとされていますが、耐久性は低く、湿気にも弱いため、ベッドマットレスとしては不向きです。また、非常に重くなります。

2. 稲ワラ床

藁床と同様、天然素材ですが、耐久性はやや向上しています。しかし、依然として湿気には弱く、24時間負荷がかかる状況では、へたりやすいです。重量もかなりあります。

3. スタイロフォーム床

発泡スチロールの一種であるスタイロフォームを素材とした畳床です。軽量で安価なため、手軽に導入できますが、耐久性は低いです。長期間、高負荷がかかるとへこみやすく、ベッドマットレスとしては不適切です。

4. ファイバーボード床

木材繊維を圧縮して作られた畳床です。比較的軽量で、耐久性も藁床より高いです。しかし、24時間連続使用では、へたりの可能性があります。価格も比較的安価です。

5. その他建材(集成材など)

近年では、集成材や硬質ウレタンフォームなど、様々な素材が畳床に使用されています。耐久性や重量は素材によって大きく異なるため、事前に確認が必要です。高耐久性・高密度なものを選ぶことが重要です。専門業者に相談することをお勧めします。

24時間負荷に対応する畳床の選び方

24時間、高負荷がかかる状況では、耐久性と重量のバランスが重要になります。以下に、具体的な選び方のポイントを示します。

耐久性を重視するなら

  • 高密度なファイバーボード床:通常のファイバーボードより密度が高く、へたりにくいものを選びましょう。
  • 集成材などの建材:耐久性が高い素材を選び、専門業者に相談して適切な厚さなどを確認しましょう。
  • 畳表の素材:耐久性の高いイグサを使用するか、耐久性に優れた化学繊維を使用する畳表を選びましょう。

重量を考慮するなら

  • ファイバーボード床:藁床と比較すると軽量です。
  • スタイロフォーム床:最も軽量ですが、耐久性が低いので、ベッドマットレスには不向きです。
  • 複数枚の使用:一枚の畳の負担を減らすために、複数枚の畳を使用するのも有効です。

専門家の意見を参考に

畳の専門業者に相談することで、あなたの状況に最適な畳床を選ぶことができます。使用頻度や体重、予算などを伝え、適切なアドバイスを受けましょう。彼らは様々な畳床の特性を熟知しており、耐久性や重量に関する的確な情報を提供してくれます。

具体的な事例:高耐久性畳ベッドの導入

あるお客様は、寝室で24時間ベッドとして畳を使用したいというご要望がありました。そこで、高密度ファイバーボードを使用した特注の畳ベッドを提案しました。結果、数年経ってもへたりはなく、お客様にご満足いただいております。この事例のように、専門業者と相談し、状況に合わせたオーダーメイドを選択することも可能です。

まとめ

ベッドマットレス代わりに畳を使用する場合、耐久性と重量は重要なポイントです。24時間高負荷がかかる状況では、高密度ファイバーボード床や高耐久性の建材を使用することが推奨されます。専門業者に相談し、最適な畳床を選び、快適な睡眠環境を手に入れましょう。

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