畳の部屋をフローリングにDIY!軋み音対策と費用を抑える方法

畳の部屋をフローリングにしたいです。今、パソコン数台を置いてる部屋があり、畳敷きの部屋でキャスター付きリクライニング椅子に乗って作業しています。当然畳が擦り切れますし、それを狙ってねずみもやってきます。畳をフローリングにしたいのですが、業者に頼めば、大工さんの手間賃が1日3~4万円と高く、邪魔草仕事なので、細かい依頼が通ることもありません。DIYを考えていますが、できるでしょうか?全く素人というわけでもなく、フローリングを張ったこともあります。でもうまくいかず(軋み音があって)。フローリング代用ということで、何か代案ありますか?

畳からフローリングへのDIY:可能性と課題

畳の部屋をフローリングにDIYすることは、可能です。しかし、経験者の方でも軋み音が発生したとのことですので、下地処理や施工方法に注意が必要です。業者に依頼するよりも費用を抑えられますが、時間と労力はかかります。DIYで成功させるためには、綿密な計画と丁寧な作業が不可欠です。

DIYで失敗しないためのポイント:下地処理が最重要

以前のDIYで軋み音が発生した原因は、おそらく下地処理の不足です。畳を剥がした後の土間コンクリートの状態、そして適切な下地材の選択と施工が、フローリングの成功を大きく左右します。

1. 下地調査と準備

まず、畳を剥がして、土間コンクリートの状態を丁寧に確認しましょう。

* 亀裂や段差がないか:亀裂があれば補修が必要です。段差がある場合は、レベル調整のためにレベリング材を使用しましょう。
* 湿気やカビがないか:湿気やカビがあると、フローリングが腐ったり、剥がれたりする原因になります。乾燥剤を使用したり、換気をしっかり行いましょう。
* 防湿シートの敷設:コンクリートの湿気を防ぐために、防湿シートを必ず敷設しましょう。シートの重ね合わせ部分には、十分な幅で重ねて、隙間をテープでしっかり塞ぎましょう。

2. 下地材の選択

下地材には、様々な種類があります。

* 合板:強度があり、比較的安価です。しかし、厚みがあり、床の高さが上がってしまう可能性があります。
* LVL(Laminated Veneer Lumber):合板よりも強度があり、反りや狂いが少ないです。
* OSB(Oriented Strand Board):コストパフォーマンスに優れていますが、強度はやや劣ります。

パソコンなどの重量物を置くことを考慮すると、合板よりもLVLの方が安心です。ただし、床の高さが気になる場合は、薄い合板を選んで、下地をしっかり補強する方法も考えられます。

3. フローリング材の選択

フローリング材は、様々な種類と価格帯があります。

* 無垢フローリング:天然木を使用しており、高級感があります。しかし、価格が高く、メンテナンスが必要です。
* 複合フローリング:表面に天然木を使用し、芯材に合板などを使用しています。無垢フローリングに比べて価格が安く、メンテナンスも容易です。
* 塩ビシート:コストパフォーマンスに優れていますが、耐久性はやや劣ります。

DIYであれば、複合フローリングがコストパフォーマンスと施工性のバランスが良いでしょう。

4. 施工方法

フローリングの施工方法は、使用するフローリング材によって異なります。説明書をよく読んで、正しい方法で施工しましょう。

* 釘打ち:下地材に直接釘を打ち付ける方法です。強度がありますが、下地処理が重要です。
* 接着剤:接着剤で下地材に貼り付ける方法です。釘打ちに比べて施工が容易ですが、接着剤の種類や使用方法に注意が必要です。
* 両面テープ:両面テープで下地材に貼り付ける方法です。最も手軽な方法ですが、強度が劣ります。

軋み音を防ぐためには、下地処理をしっかり行い、釘打ちか接着剤を使用することをおすすめします。

フローリング以外の代案:費用と手間を削減

フローリングにこだわる必要がないのであれば、以下の代案も検討してみましょう。

1. フロアマット

キャスター付き椅子を使用する場合は、床への負担を軽減するために、厚手のフロアマットを敷くのが効果的です。様々なデザインと素材があるので、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

2. ラグ

フロアマットよりも広い範囲をカバーできるラグも有効です。防音効果のあるラグを選べば、椅子による騒音も軽減できます。

3. クッションフロア

比較的安価で施工が簡単なクッションフロアも選択肢の一つです。様々なデザインがあり、DIYでも手軽に施工できます。ただし、耐久性はやや劣ります。

専門家への相談

DIYに自信がない、または複雑な状況の場合は、専門業者への相談も検討しましょう。費用はかかりますが、確実な施工と仕上がりを期待できます。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、最適な業者を選ぶことができます。

まとめ

畳の部屋をフローリングにDIYすることは可能ですが、下地処理をしっかり行うことが成功の鍵です。軋み音対策として、適切な下地材を選び、施工方法にも注意しましょう。DIYに自信がない場合は、フローリング以外の代案や専門業者への依頼も検討してください。

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