古い実家の畳部屋を、シャービック風やフレンチシャービック風のおしゃれな空間に変えたいけれど、畳やふすま、障子の存在がネックになっている…そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、畳や障子を生かした上で、十分にシャービック風、フレンチシャービック風のインテリアを実現できます! この記事では、畳のある和室を、洗練されたシャービック風、フレンチシャービック風空間にアレンジするための具体的な方法をご紹介いたします。
Contents
シャービック風とフレンチシャービック風の違いとは?
まず、シャービック風とフレンチシャービック風の違いを理解しておきましょう。どちらも、自然素材を活かした、温かみのあるナチュラルなスタイルですが、微妙なニュアンスが異なります。
- シャービック風:北欧スタイルをベースに、自然素材(木材、麻、綿など)をふんだんに使用し、シンプルながらも温かみのある空間を演出します。白やベージュ、グレーなどの淡い色を基調とし、木の温もりと自然光を活かした明るい雰囲気が特徴です。 無垢材の家具や、ラフな質感のファブリックがポイントです。
- フレンチシャービック風:シャービック風をベースに、フランスの田舎風(プロヴァンス風)の要素を取り入れたスタイルです。アンティーク調の家具や、繊細なレース、パステルカラーを取り入れることで、よりロマンチックでエレガントな雰囲気を醸し出します。 花柄のファブリックや、アイアン製の雑貨なども効果的です。
どちらのスタイルも、畳や障子といった和の要素と意外に相性が良いのです。 うまく融合させることで、唯一無二のお部屋を作り上げることができます。
畳を生かしたシャービック風、フレンチシャービック風インテリアのポイント
畳の部屋をシャービック風、フレンチシャービック風にアレンジする上で重要なのは、畳を活かすこと、そして和と洋の要素をバランス良く調和させることです。
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1. 畳の素材感を活かす
畳はそのまま残し、その素材感を活かすことを考えましょう。畳の色味に合わせて、インテリアの色選びを調整することで、自然な調和が生まれます。例えば、ベージュ系の畳であれば、白、ベージュ、アイボリーなどの淡い色を基調としたインテリアがおすすめです。
2. ふすま・障子の活用
ふすまや障子は、そのまま残すか、リメイクすることで、独特の雰囲気を演出できます。そのまま残す場合は、シンプルなデザインのカーテンやロールスクリーンを組み合わせることで、モダンな印象を加えることができます。リメイクする場合は、障子紙を張り替える、または塗装することで、より洗練された空間を演出できます。例えば、白く塗装することで、より清潔感あふれるシャービック風空間に、淡いパステルカラーで塗装することで、フレンチシャービック風空間に近づけることができます。
3. 家具選びのポイント
家具選びでは、自然素材を使ったものがおすすめです。木の温もりを感じさせる無垢材の家具や、ラタン製の家具は、シャービック風、フレンチシャービック風インテリアに最適です。また、アンティーク調の家具を取り入れることで、より洗練された雰囲気を演出できます。ただし、家具の色やデザインは、畳や壁の色と調和するように選びましょう。 低めの家具を選ぶことで、部屋が広く感じられます。
4. 照明の工夫
照明は、空間の雰囲気を大きく左右します。自然光を最大限に活かすために、カーテンやブラインドは、透け感のある素材を選びましょう。また、間接照明を効果的に使用することで、より温かみのある空間を演出できます。ペンダントライトやフロアスタンド、キャンドルなどを活用してみましょう。
5. アクセントカラーの活用
ベースカラーを白やベージュ、グレーなどに統一したら、アクセントカラーとして、淡いパステルカラーや、自然の色を取り入れてみましょう。例えば、グリーンのクッションや、ブルーのラグなどを置くことで、より華やかで、リラックスできる空間になります。
6. 植物を取り入れる
観葉植物などを置くことで、より自然な雰囲気を演出できます。グリーンは、どんなインテリアスタイルにも合う万能なアイテムです。 大きすぎないものを選び、配置にも気を配りましょう。
具体的なアレンジ例
例えば、畳の部屋に白を基調とした家具を配置し、麻や綿の素材のカーテンやラグを敷き詰めます。壁には、シンプルなデザインの白い棚を設置し、観葉植物や、白い陶器などを飾りましょう。ふすまや障子は、そのまま残すか、白く塗装して、清潔感のある空間に仕上げます。照明は、自然光を最大限に活かし、間接照明を効果的に使用することで、より温かみのある空間を演出できます。
フレンチシャービック風にする場合は、白やアイボリーを基調に、パステルカラーのファブリックや、アンティーク調の家具を取り入れます。レースのカーテンや、花柄のクッションなども効果的です。壁には、絵画や写真などを飾って、より華やかな空間に仕上げましょう。
専門家のアドバイス
インテリアコーディネーターの山田先生によると、「畳の部屋をシャービック風やフレンチシャービック風にアレンジする際には、畳の色味を考慮した色選びが重要です。また、和と洋の要素をバランス良く調和させることで、より洗練された空間を演出できます。」とのことです。 山田先生は、多くの住宅のリノベーションを手掛けており、その経験から、具体的なアドバイスを多数提供してくれています。
まとめ
畳の部屋をシャービック風、フレンチシャービック風にアレンジすることは、決して難しいことではありません。畳やふすま、障子といった既存の要素を生かしながら、適切な家具や照明、装飾品を選ぶことで、あなただけの個性あふれる空間を創造できます。この記事でご紹介したポイントを参考に、素敵なインテリアを実現してください。