畳の部屋にナメクジが発生!侵入経路と効果的な駆除・予防対策

畳の部屋にナメクジがでます。ナメクジ対策について教えてください。 古い家で和室があるのですが、春に引っ越してきてから、雨が降った1・2日後に必ずと言っていいほど1匹大きなナメクジが畳をはっています。侵入経路を探すのですが、わからず・・・。隙間といった隙間はありません。庭はコンクリートでナメクジは見あたりません。庭の周りにナメクジ除去の薬をまいていますが、効果はありません。おそらく、床下ではないかと思っています。 1.ナメクジはどこから侵入してくるのですか。 2.ナメクジはなぜ畳にでてくるのですか。畳に餌があるのでしょうか。ナメクジの餌は何ですか? 3.対策方法はありますか?

1. ナメクジはどこから侵入してくるのか? 意外な侵入経路とチェックポイント

古い家屋の場合、ナメクジの侵入経路は想像以上に複雑です。目に見える隙間がないとしても、以下の経路から侵入している可能性があります。

1-1. 床下からの侵入

ご指摘の通り、床下からの侵入が最も可能性が高いです。床下の湿気や、土壌中の有機物がナメクジの格好の住処となります。わずかな隙間通気口配管の接続部などから、ナメクジは驚くほどの柔軟性で侵入してきます。床下換気口に防虫ネットを取り付けるなど、対策が必要です。

1-2. 外壁の亀裂や隙間

目視では確認できない微細な亀裂建物の隙間から侵入することもあります。特に、基礎部分や窓枠周辺は注意深く確認しましょう。外壁の点検は専門業者に依頼するのも良いでしょう。

1-3. 開閉部からの侵入

窓やドアなどの開閉部からも侵入する可能性があります。戸締まりが不完全な場合や、隙間風が入るような状態であれば、ナメクジは侵入の機会を伺います。しっかりと戸締まりをする、隙間を埋めるなどの対策が必要です。

1-4. その他の侵入経路

* 雨どいからの侵入:雨どいから壁面を伝って侵入する場合もあります。
* 植木鉢からの侵入:ベランダや窓際に置かれた植木鉢が侵入経路になることもあります。

2. ナメクジが畳に現れる理由:餌と好む環境

ナメクジは、湿気のある場所を好みます。畳は、特に湿度が高いとナメクジにとって魅力的な環境となります。

2-1. ナメクジの餌

ナメクジは、植物の枯葉や腐敗物、藻類、カビなどを餌とします。畳自体が餌になるわけではありませんが、畳の下に湿気やカビが生えていれば、それを餌としてナメクジが活動する可能性があります。また、畳の近くに食べこぼしゴミなどが残っていると、ナメクジを引き寄せる原因となります。

2-2. 畳の環境

畳の下の湿気や、畳の表面に付着した汚れやカビなども、ナメクジの餌や住処となります。畳の素材自体が餌になるわけではありませんが、ナメクジが好む環境が整っているため、畳の上で発見されることが多いのです。

3. 効果的なナメクジ対策:駆除と予防

ナメクジ対策は、駆除と予防の両面から行うことが重要です。

3-1. 駆除方法

* 直接駆除:見つけたナメクジは、熱湯で駆除します。塩を撒くとナメクジの体から水分が奪われ、死滅します。熱湯をかける場合は、畳を傷つけないよう注意が必要です。
* 誘引剤・殺虫剤の使用:ナメクジ用の誘引剤殺虫剤を使用します。薬剤を使用する際は、使用方法を必ず確認し、小さなお子さんやペットが触れないよう注意しましょう。効果的な薬剤は、ホームセンターなどで専門家に相談して選ぶのがおすすめです。
* ベイト剤の活用:ナメクジが好む餌に毒を混ぜたベイト剤も効果的です。ただし、ペットや小さなお子さんへの配慮が必要です。

3-2. 予防策

* 乾燥対策:ナメクジは湿気を好みます。換気を良くし、除湿剤を使用するなどして、部屋の湿度を下げましょう。畳の湿気対策には、畳乾燥機の利用も有効です。
* 清掃:部屋を清潔に保つことで、ナメクジの餌となるものを減らすことができます。こまめな掃除を行い、食べこぼしゴミなどを放置しないようにしましょう。
* 侵入経路の遮断:床下や外壁の隙間を埋める、通気口に防虫ネットを取り付けるなどの対策を行い、ナメクジの侵入経路を遮断します。専門業者に相談し、床下点検を行うのも有効です。
* 庭の管理:庭に雑草落ち葉などを放置しないようにし、ナメクジの隠れ家となる場所をなくしましょう。
* 忌避剤の使用:ナメクジが嫌がるコーヒーかす木酢液などを散布することで、ナメクジの侵入を予防できます。ただし、効果は限定的です。

3-3. 専門家への相談

状況が改善しない場合は、害虫駆除業者に相談することをお勧めします。専門家は、侵入経路の特定や効果的な駆除方法をアドバイスしてくれます。

まとめ:総合的な対策でナメクジから解放されよう

ナメクジ対策は、駆除と予防の両面から総合的に取り組むことが重要です。上記の対策を参考に、快適な住環境を取り戻しましょう。特に、古い家屋の場合は、床下などの点検が不可欠です。専門家のアドバイスを受けることも検討してみてください。

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