畳の部屋でも使える椅子選び:腰痛対策と床への配慮

畳の部屋で使える椅子を探してます。腰痛なので机に向かう時に椅子に座りたいのですが近所やネットで椅子を探しても畳を傷つけてしまうような足の椅子ばかりで困ってます。あるのは座椅子ばかり。座椅子以外で畳の上で座れる椅子が手頃な値段でどこかに売ってないでしょうか。

畳を傷つけない椅子選びのポイント

畳の部屋で椅子を使う際に最も重要なのは、畳を傷つけないことです。鋭利な脚の椅子は、畳表を傷めたり、へこませたりする原因になります。そのため、椅子選びにおいては、以下の点を考慮することが大切です。

  • 脚部の素材と形状: 丸みを帯びた木製の脚や、樹脂製の脚で、床への接地面積が広いものがおすすめです。特に、脚の裏にフェルトやゴムなどの保護材が付いている椅子は、畳への負担を軽減できます。金属製の脚は、畳を傷つけやすいので避けた方が無難です。
  • 脚の高さ: 高すぎる椅子は、座るときにバランスを崩しやすく、畳への負担も大きくなります。低めの椅子を選ぶか、必要に応じて高さ調整機能付きの椅子を選ぶと良いでしょう。畳の厚みも考慮して、適切な高さを選びましょう。
  • 重量: 重い椅子は、移動させる際に畳に負担がかかります。軽くて扱いやすい椅子を選ぶことが大切です。頻繁に移動させる予定であれば、特に軽量なものを選びましょう。
  • 安定性: 安定性の低い椅子は、座っている際にバランスを崩しやすく、転倒の危険性があります。特に腰痛持ちの方にとっては、安定性が非常に重要です。四本脚のしっかりとした椅子を選ぶことをおすすめします。

畳の上で使える椅子の種類と選び方

座椅子以外で、畳の上で使える椅子には、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を踏まえ、自分のニーズに合った椅子を選びましょう。

1. 低い椅子

低い椅子は、畳の部屋に自然と溶け込み、和の雰囲気を壊しません。座面の高さが低いので、立ち座りがしやすいのもメリットです。ただし、机に向かう作業には、高さ不足を感じる可能性があります。

* おすすめポイント: 和室に合うデザインが多い、立ち座りがしやすい
* 注意点: 机作業には不向きな場合もある、腰への負担が大きくなる可能性がある

2. 高さ調整可能な椅子

高さ調整機能付きの椅子は、作業内容や自分の体格に合わせて高さを変えられるので便利です。机に向かう作業にも適しており、腰痛対策にも有効です。ただし、調整機構が複雑なものや、安定性に欠けるものもあるので、注意が必要です。

* おすすめポイント: 作業内容に合わせて高さを調整できる、腰痛対策に有効
* 注意点: 価格が高くなる場合がある、調整機構が複雑なものもある

3. キャスター付き椅子(床保護対策必須)

キャスター付きの椅子は、移動がスムーズに行えます。しかし、畳の上ではキャスターが畳を傷つける可能性が高いので、必ずキャスターに床保護用のカバーを取り付ける必要があります。カバーがない場合は、畳を傷める可能性が高いため、使用を避けるべきです。

* おすすめポイント: 移動がスムーズ
* 注意点: キャスターが畳を傷つける可能性がある、必ず床保護カバーが必要

4. 畳対応椅子

近年では、畳を傷つけにくいように設計された「畳対応椅子」も販売されています。脚部にゴムやフェルトなどの保護材が付いているものが多く、安心して使用できます。価格も比較的リーズナブルなものが多いです。

* おすすめポイント: 畳を傷つけにくい、比較的安価なものが多い
* 注意点: デザインのバリエーションが少ない場合もある

腰痛対策のための椅子選び

腰痛持ちの方にとって、椅子選びは非常に重要です。以下の点を考慮して、自分に合った椅子を選びましょう。

  • 座面の硬さ: 硬すぎると腰への負担が大きくなり、柔らかすぎると腰が沈み込み、姿勢が悪くなります。適度な硬さの座面を選ぶことが大切です。座り心地を試してから購入することをおすすめします。
  • 背もたれの形状: 背もたれは、腰をしっかり支える形状であることが重要です。腰の部分にカーブがあるものや、ランバーサポートが付いている椅子を選ぶと良いでしょう。長時間座っても疲れにくい設計の椅子を選びましょう。
  • 座面の高さ: 座面の高さが低すぎると、姿勢が悪くなり腰への負担が大きくなります。逆に高すぎると、足がぶらぶらして血行が悪くなる可能性があります。自分の体格に合った高さの椅子を選びましょう。床から膝裏までの高さが、座面の高さとほぼ同じになるのが理想的です。
  • 素材:通気性の良い素材を選ぶことで、長時間座っていても蒸れにくく、快適に過ごせます。メッシュ素材や木製の椅子などがおすすめです。

手頃な価格帯の椅子はどこで探せる?

手頃な価格帯の椅子は、以下の場所で探すことができます。

  • 大型家具店: ニトリ、IKEAなどの大型家具店では、様々な種類の椅子が比較的安価で販売されています。実際に座って試せるので、自分に合った椅子を見つけやすいです。
  • オンラインショップ: Amazon、楽天市場などのオンラインショップでは、多くの椅子が販売されており、価格比較も容易です。ただし、実際に座って試せないため、レビューなどを参考に選びましょう。
  • ホームセンター: ホームセンターでも、比較的安価な椅子が販売されています。ただし、種類は限られている場合があります。
  • 中古家具店: 中古家具店では、状態の良い椅子を安く購入できる可能性があります。ただし、状態をよく確認してから購入しましょう。

専門家のアドバイス

整形外科医の視点から見ると、腰痛対策には、正しい姿勢を保つことが重要です。そのため、椅子選びにおいては、腰をしっかり支える背もたれと、適切な座面の高さが重要になります。長時間座る際には、定期的に立ち上がって体を動かすことも忘れずに行いましょう。

まとめ

畳の部屋で使える椅子選びは、畳への配慮と腰痛対策の両方を考慮する必要があります。この記事で紹介したポイントを参考に、自分に合った椅子を見つけて、快適な生活を送ってください。

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