畳の表替えトラブル!畳床の変更と価格の謎を徹底解説

畳の表替えをしたら、畳床が変わっていました。畳屋さんは変わっていたら部屋に収まらないから変わっているわけはないと言い張ります。変わったことでこちらに不都合はありますか? チラシで7000円→2680円に惹かれて頼んでしまいました。結局4600円のものになったのですが…畳床は白くてスタイロと書いてあったものが、ダンボール色の「ダイケン畳」になっていました。

畳の表替えで畳床が変更された場合のトラブル

畳の表替えを依頼したところ、畳床が変更されていたというケースは、残念ながら珍しくありません。今回のケースでは、チラシに記載されていた価格と実際の価格に差があり、さらに畳床の種類も変更されているため、不安を感じるのは当然です。まずは、この問題を整理して解決策を探っていきましょう。

畳床の変更による不都合

畳床の変更によって、どのような不都合が生じる可能性があるのでしょうか? 大きく分けて以下の3つの点に注目する必要があります。

  • 寸法のずれ: 畳床の種類によって寸法に僅かな差異が生じる可能性があります。今回のケースでは畳屋さんが「変わっていたら部屋に収まらない」と主張していますが、これは必ずしも真実とは限りません。僅かな寸法のずれでも、既存の畳との間に隙間が生じたり、敷き込みに苦労したりする可能性があります。特に、建具との干渉や、壁との隙間などが問題となる可能性があります。
  • 耐久性・機能性の変化: スタイロフォーム製の畳床とダイケン畳(おそらく、ダイケン化学工業の畳床)では、耐久性や機能性に違いがあります。スタイロフォームは軽量で断熱性に優れていますが、耐久性はやや劣る傾向があります。一方、ダイケン畳は耐久性が高い反面、価格が高くなる傾向があります。この違いによって、畳の寿命や、部屋の断熱性、湿気対策などに影響が出る可能性があります。
  • 価格の不透明さ: チラシに記載されていた価格と実際の価格に差がある点も問題です。なぜ価格が変更になったのか、その理由を明確に説明してもらう必要があります。安価なチラシで集客し、高額な畳床に変更することで利益を上げるという手法は、倫理的に問題がある可能性があります。

ダイケン畳の特徴とスタイロフォームとの比較

ダイケン畳は、インシュレーションボード(断熱材)を使用した畳床で、耐久性や寸法安定性に優れていることが特徴です。一方、スタイロフォームは発泡スチロールの一種で、軽量で断熱性に優れていますが、経年劣化による寸法変化の可能性があります。それぞれのメリット・デメリットを比較すると以下のようになります。

項目 ダイケン畳 スタイロフォーム
耐久性
寸法安定性
断熱性
軽量性
価格

具体的な対処法

まず、畳屋さんに畳床の変更理由と価格変更の理由について、明確な説明を求めましょう。書面で説明を求めることも有効です。 説明が不十分であったり、納得できない場合は、以下の対応を検討しましょう。

  • 他の畳業者への相談: 複数の畳業者に相談し、今回のケースにおける適切な価格や畳床の種類について意見を聞きましょう。複数の見積もりを取ることで、相場価格を把握し、比較検討することができます。
  • 消費生活センターへの相談: 価格表示に関する問題や、契約内容に関するトラブルについては、消費生活センターに相談することができます。専門家のアドバイスを受けることで、適切な解決策を見つけることができるでしょう。
  • 契約書の内容確認: 契約書に畳床の種類や価格に関する記載があるかを確認しましょう。契約書に記載がない場合、または記載内容と実際の状況が異なる場合は、契約違反の可能性があります。

専門家の意見

インテリアコーディネーターの視点から見ると、畳床の変更は、部屋全体の雰囲気やインテリアデザインに影響を与える可能性があります。特に、畳の色や素材は、部屋の明るさや印象に大きく関わります。そのため、畳床の変更によって、当初のインテリアプランと異なる結果になる可能性があることを認識しておく必要があります。

まとめ:トラブルを避けるためのポイント

今回のケースは、安価なチラシに惹かれて契約した結果、予期せぬトラブルが発生した例です。このようなトラブルを避けるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 複数の業者から見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取り、価格やサービス内容を比較検討することが重要です。安すぎる価格には、何か裏がある可能性も考慮しましょう。
  • 契約内容をしっかり確認する: 契約書には、畳の種類、価格、施工内容などが明確に記載されているかを確認しましょう。不明な点があれば、業者に質問し、納得いくまで説明を求めましょう。
  • 施工前には確認を行う: 施工前に、使用する畳床の種類や寸法などを確認し、問題がないことを確認しましょう。もし変更が必要な場合は、事前に業者と相談し、合意を得ることが重要です。

畳の表替えは、部屋の雰囲気を大きく変える重要な工事です。業者選びから施工後の確認まで、慎重に進めることで、トラブルを回避し、満足のいく結果を得ることができるでしょう。

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