畳の張り替え時期と費用:8畳間2部屋のリフォームで賢く選ぶ方法

畳の張り替えの時期と値段について。8畳間を2部屋リフォームしようと思っています。現在は両方とも畳の部屋です。フローリングにしてしまおうか、畳の張り替えだけにしようか悩んでいます。そこでご相談です。この先20年を目安に考えて、今フローリングにしてしまうのと、畳の張り替えだけにするのでは、どちらが安く済むのかしりたいので、①1畳の張り替えの値段 ②畳の裏表を入れ替える値段 ③その頻度 を教えて下さい。ちなみに、畳に家具(木のベッド)を置きます。子ども部屋になる予定です。陽はそんなに当たらないです。室内犬は入らせないつもりです。

畳とフローリング、20年後のコスト比較:賢い選択とは?

8畳間2部屋のリフォーム、おめでとうございます!畳の部屋をフローリングにするか、畳を張り替えるか、20年後のコストを考慮した上で最適な選択をしたいとのことですね。結論から言うと、長期的な視点で見た場合、畳の張り替えを繰り返す方がフローリングにするよりも安価になる可能性が高いです。ただし、これはいくつかの条件によって変わってきます。以下、詳しく見ていきましょう。

畳の張り替え費用と頻度

まず、ご質問の①②③についてお答えします。価格は地域や畳の種類、施工業者によって異なりますが、一般的な相場を参考にしましょう。

① 1畳の張り替え費用

* **表替え:** 1畳あたり10,000円~20,000円程度
* **裏返し:** 1畳あたり5,000円~10,000円程度
* **新調:** 1畳あたり20,000円~30,000円程度

表替えは畳表(表面)のみを交換するもので、裏返しは畳表を裏返して使用するものです。新調は畳全体を新しく交換する方法です。

② 畳の裏表を入れ替える費用

裏返しは表替えよりも費用が安く済みます。しかし、畳の状態によっては裏返しができない場合もあります。

③ 張り替えの頻度

* **表替え:** 5~10年
* **裏返し:** 3~5年

畳の使用状況や日当たり、湿度などによって頻度は変わります。お子様部屋で、陽当たりが良くないとのことですので、カビの発生リスクは低めです。室内犬も飼わないとのことなので、比較的長持ちするでしょう。しかし、ベッドなどの家具を置く場合は、その部分の傷みが早くなる可能性があります。

20年後のコスト試算

8畳間2部屋(合計16畳)で、20年間の費用を比較してみましょう。

**ケース1:表替えを繰り返す場合**

* 1回あたりの費用:16畳 × 15,000円/畳 = 240,000円
* 20年間で表替えを2回行うと仮定:240,000円 × 2 = 480,000円

**ケース2:フローリングにする場合**

* 16畳のフローリング工事費用:500,000円~1,000,000円程度(材料費、施工費、その他費用を含む)

この試算では、フローリングの方が初期費用が高く、畳の表替えを繰り返す方が安価になる可能性が高いことがわかります。ただし、フローリングはメンテナンス費用がほとんどかからないことを考慮する必要があります。

畳とフローリング、それぞれのメリット・デメリット

  • 畳のメリット
    • 自然素材で温かみがあり、リラックスできる空間を演出
    • 湿度調整機能があり、快適な室温を保つ
    • 比較的安価にメンテナンスできる(表替え、裏返し)
  • 畳のデメリット
    • 定期的なメンテナンスが必要
    • 汚れが付きやすく、掃除が少し手間
    • ダニやカビが発生しやすい可能性がある
  • フローリングのメリット
    • お手入れが簡単
    • デザインのバリエーションが豊富
    • 耐久性が高い
  • フローリングのデメリット
  • 初期費用が高い
  • 冬は冷たく、夏は暑くなりがち
  • 無機質な印象になりやすい

専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点からアドバイスをすると、お子様部屋として使用するなら、畳を選択するのも良い選択肢です。畳はフローリングに比べて、足触りが柔らかく、転倒時の衝撃を吸収する効果があります。小さなお子さんにとって安全な空間づくりに貢献します。また、自然素材の温もりは、リラックス効果も期待できます。

具体的なアドバイス:賢い選択のためのチェックリスト

  • 予算:リフォーム全体の予算を明確にしましょう。初期費用と長期的な維持費を比較検討します。
  • ライフスタイル:お子様の年齢や生活スタイルの変化を考慮しましょう。将来的にフローリングへの変更を検討する可能性も考慮に入れてください。
  • 畳の状態:現在の畳の状態を専門業者に点検してもらいましょう。裏返しで済むか、表替えが必要か、あるいは新調が必要かを判断します。
  • 業者選び:複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。価格だけでなく、施工内容やアフターサービスなども確認します。

まとめ:あなたに最適な選択を

20年後のコストを考慮すると、畳の張り替えを繰り返す方が経済的な可能性が高いです。しかし、初期費用を抑えたい、お手入れの手間を省きたいという場合は、フローリングも選択肢として検討する価値があります。

最終的な決定は、ご自身の予算、ライフスタイル、そしてお子様にとって最適な環境を考慮して行いましょう。この記事が、リフォームにおける賢い選択の一助となれば幸いです。

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