畳の半分に切断して半畳として使うことは可能?間取りに合わせた畳の選び方と施工方法

1畳の畳を半分に切断して半畳用2つとして使用することは可能でしょうか?部屋の間取りの都合上、1畳分敷けないので、半畳にしたいのですが、今の畳を切れるのか、それとも半畳購入しないとダメなのか教えて下さい

畳の切断:可能?不可能?

結論から言うと、既存の畳を半分に切断して半畳として使用することは、原則として可能ですが、おすすめできません。 理由はいくつかあります。

まず、畳の切断は専門的な技術と道具が必要です。一般の方が家庭用の工具で切断しようとすると、畳表(表面のイグサ)を傷つけたり、畳床(芯材)を均一に切断できず、仕上がりが悪くなってしまう可能性が高いです。綺麗に切断するには、専用の刃物と熟練の技術が必要です。 無理に切断しようとすると、畳がバラバラになったり、怪我をする危険性もあります。

さらに、切断後の畳の耐久性も問題です。綺麗に切断できたとしても、切断面はほつれやすく、湿気や虫害に弱くなります。そのため、切断した畳は元の畳よりも寿命が短くなる可能性が高く、早めの交換が必要になるかもしれません。

半畳の入手方法:購入がベストな選択肢

既存の畳を切断するよりも、最初から半畳の畳を購入することが一番現実的で、費用対効果も高い方法です。 半畳の畳は、多くの畳店やインテリアショップで販売されています。 サイズや素材、価格なども様々なので、自分の部屋の雰囲気や予算に合わせて選ぶことができます。

半畳畳の種類と選び方

半畳の畳にも様々な種類があります。主な種類と選び方のポイントは以下の通りです。

  • 置き畳:軽量で簡単に設置・移動できるのが特徴。マンションなど、床への負担を軽減したい場合に最適です。素材もイ草、樹脂、和紙など様々です。
  • 縁無し畳:縁がないことで、すっきりとしたモダンな印象を与えます。洋室にも合わせやすく、近年人気が高まっています。
  • 縁付き畳:伝統的な畳のスタイルで、和室に最適です。縁の色や素材によって、部屋の雰囲気を大きく変えることができます。
  • 畳表の種類:イ草、和紙、樹脂など様々な素材があります。イ草は自然な風合いと香りを楽しめますが、お手入れが必要です。和紙や樹脂は耐久性が高く、お手入れが簡単です。
  • 畳床の種類:インシュレーションボード、硬質ウレタンフォームなどがあります。それぞれ耐久性や価格が異なります。

これらの種類や素材を比較検討し、部屋の雰囲気やライフスタイル、予算に合わせて最適な半畳畳を選びましょう。

専門家への相談:安心安全な施工のために

畳の選び方や施工方法に迷う場合は、畳専門業者に相談することをおすすめします。専門業者は、部屋の間取りや希望に合わせて最適な畳の種類や施工方法を提案してくれます。また、切断が必要な場合でも、綺麗に安全に施工してくれるでしょう。

専門家への相談方法

近くの畳店やインテリアショップに問い合わせてみましょう。多くの業者が、無料で見積もりや相談に応じてくれます。 その際、部屋の間取り図や写真などを用意しておくと、よりスムーズに相談を進めることができます。

DIYは避けるべき?

インターネット上には、畳のDIYに関する情報も存在しますが、素人が畳を切断したり施工するのは非常に危険です。 失敗すると、畳を無駄にしてしまうだけでなく、怪我をする可能性もあります。 安全で美しい仕上がりを求めるなら、専門業者に依頼することが重要です。

まとめ:半畳畳の入手と施工はプロに相談しよう

1畳の畳を半分に切断して半畳として使うことは可能ですが、専門知識と技術が必要であり、仕上がりの美しさや耐久性を考えるとおすすめできません。 部屋の間取りに合わせて半畳の畳を購入し、必要であれば専門業者に施工を依頼するのが、最も安全で安心な方法です。 費用はかかりますが、長持ちする良い畳を選ぶことで、快適な空間を長く楽しむことができます。 後悔しないよう、専門家への相談を検討してみて下さい。

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