畳のキシミ音対策!原因と解消方法を徹底解説

部屋の畳がぎしぎしときしみます。きしむ音が大きく感じられるのですが、何が原因できしむのでしょうか?また、きしむ音を無くしたり小さくしたりする方法を知っていれば教えてください。お願いします。

古民家風インテリアや和室など、畳のある空間は落ち着きと温もりを感じさせる魅力的な空間です。しかし、畳のキシミ音は、その雰囲気を損ない、生活の妨げになることも。この記事では、畳のキシミ音の原因から、DIYでできる対策、専門業者への依頼方法まで、徹底的に解説します。快適な和室空間を取り戻すための情報を、ぜひ参考にしてください。

畳のキシミ音の原因

畳がきしむ原因は、主に以下の3つが考えられます。

  • 畳表と畳床のズレ:畳表(畳の表面)と畳床(畳の芯材)の間に隙間ができ、摩擦によって音が発生します。経年劣化や湿気、衝撃などが原因です。
  • 畳床の劣化:畳床に使われている材料(イグサ、木材、発泡スチロールなど)が劣化し、強度が低下することでキシミ音が発生します。特に、湿気の影響を受けやすい畳床は、劣化しやすい傾向にあります。
  • 畳の歪み:建物の傾きや、畳の設置方法、湿気による膨張・収縮などによって畳が歪むと、キシミ音が発生することがあります。また、重い家具を長時間同じ場所に置いておくことでも歪みが生じることがあります。

その他の原因

上記以外にも、以下の様な原因が考えられます。

  • 建物の揺れ:地震や風の影響で建物が揺れることで、畳がキシミ音を発生させる場合があります。
  • 畳の下地の状態:畳の下地である床板や根太に問題がある場合も、キシミ音の原因となります。床板の腐食や隙間などが考えられます。
  • 周辺環境:気温や湿度変化による建物の伸縮も、畳のキシミ音に影響を与える可能性があります。

畳のキシミ音を解消・軽減する方法

畳のキシミ音を解消・軽減するには、原因に応じて適切な方法を選択する必要があります。

DIYでできる対策

軽度のキシミ音であれば、DIYで解消できる場合があります。

  • 畳の端を叩く:畳の端を軽く叩いて、畳表と畳床のズレを修正します。ハンマーではなく、ゴムハンマーを使うと畳を傷つけるリスクを減らせます。叩く際には、畳の縁を傷つけないように注意しましょう。
  • 畳の裏に滑り止めシートを貼る:畳の裏側に滑り止めシートを貼ることで、畳と床の摩擦を軽減し、キシミ音を小さくすることができます。ホームセンターなどで手軽に購入できます。
  • 畳の下に防振マットを敷く:畳の下に防振マットを敷くことで、建物の振動によるキシミ音を軽減できます。厚さや素材によって効果が異なりますので、状況に合わせて選びましょう。
  • 畳の周りに隙間を埋める:畳と壁の間に隙間がある場合は、隙間テープなどで埋めることで、キシミ音を軽減できます。

専門業者への依頼

DIYで改善できない場合や、原因が特定できない場合は、畳専門業者に相談することをお勧めします。

  • 畳の張替え:畳表の劣化や畳床の損傷が原因の場合は、畳の張替えが必要になります。畳表だけを張替えたり、畳床ごと交換したりするなど、状況に合わせて適切な方法を選択できます。
  • 畳の修理:畳の歪みやズレが原因の場合は、畳の修理で改善できる可能性があります。専門業者は、原因を特定し、適切な修理方法を提案してくれます。
  • 床板の修理:畳の下地の床板に問題がある場合は、床板の修理が必要です。専門業者に依頼することで、安全かつ適切な修理を行うことができます。

専門業者への依頼は費用がかかりますが、DIYでは難しい本格的な修理や、原因究明が必要な場合に有効です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

専門家の視点

畳の専門家によると、畳のキシミ音は、放置すると畳の劣化を加速させる可能性があります。早期に対策を行うことで、畳の寿命を延ばし、快適な生活空間を維持することができます。また、キシミ音の原因を特定するために、専門家の診断を受けることをお勧めします。

まとめ

畳のキシミ音は、様々な原因が考えられます。まずは、DIYでできる簡単な対策を試してみて、改善しない場合は専門業者に相談しましょう。早めの対処が、快適な和室空間を保つ秘訣です。 適切な対策を行うことで、美しい畳のある空間を長く楽しむことができます。 インテリア全体の調和を保ちながら、快適な生活空間を実現しましょう。

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