畳のカビ対策徹底ガイド!和室の黒カビ・白カビを撃退する方法

畳の下がカビだらけです。畳の下がカビの為、畳の表面もカビがはえてます。どうしたらよいのでしょうか?畳の下はコンクリートです。壁側、窓側が濡れて黒カビと白カビだらけです。和室は二つありますが、二つの部屋がつながっています。これから引っ越しする公営住宅です。今日引っ越しの荷物を少し運ぼうと思って行くと、畳がカビていて、畳を持ち上げると下がひどい事に…。助けて下さい…。お願いします。

新居の和室で畳のカビを発見し、お困りのことと思います。引っ越しを控えての事態は、本当にショックですよね。しかし、ご安心ください。この記事では、畳下のカビ問題を解決するための具体的なステップと、再発防止策を詳しく解説します。専門家のアドバイスも交えながら、安心して新生活を始められるようサポートいたします。

1. カビ被害の現状把握と緊急対策

まず、カビの状況を詳しく確認しましょう。畳を持ち上げた際に、湿気や異臭が感じられましたか? カビの発生範囲はどの程度ですか? 壁際や窓際だけでなく、畳全体に広がっている可能性もあります。写真や動画で記録しておくと、後の対応に役立ちます。

緊急対策として、以下の3点をすぐに実行しましょう。

  • 換気を徹底する:窓を開け放ち、扇風機などを用いて空気を循環させ、湿気を除去します。除湿機があれば、併用すると効果的です。
  • カビの拡大防止:カビの発生箇所を特定し、広がらないように養生テープなどで仮止めします。カビの胞子が飛散しないよう、マスクと手袋を着用しましょう。
  • 水分除去:濡れた畳や床は、乾いた布や雑巾で水分を拭き取ります。完全に乾燥させることが重要です。可能であれば、送風機や除湿機を使って乾燥を促進しましょう。

これらの緊急対策は、カビの増殖を抑制し、状況の悪化を防ぐために非常に重要です。

2. カビの原因究明

カビが発生した原因を特定することが、再発防止に繋がります。畳下のコンクリートが湿っているということは、結露や漏水、あるいは地盤からの湿気などが考えられます。

2-1. 結露の可能性

和室の壁や窓に結露が発生していないか確認しましょう。結露は、室内の湿気と外気の温度差によって発生します。特に冬場や梅雨時期は注意が必要です。結露対策としては、窓の断熱効果を高める、換気をこまめに行う、除湿機を使用するなどが有効です。

2-2. 漏水の可能性

天井や壁から漏水がないか確認しましょう。雨漏りや排水管の破損などが原因の可能性があります。漏水が見つかった場合は、速やかに管理会社に連絡し、修理を依頼しましょう。

2-3. 地盤からの湿気

建物の基礎部分からの湿気が原因となっている可能性もあります。特に古い建物では、基礎の防水処理が不十分な場合があります。専門業者に調査を依頼し、必要に応じて対策を講じる必要があります。

3. カビの除去と畳の処理

緊急対策後、カビの除去に取り組みましょう。軽度なカビであれば、市販のカビ取り剤で対処できますが、広範囲にわたるカビや、畳自体にカビが深く浸透している場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。

3-1. 市販のカビ取り剤の使用

カビ取り剤を使用する場合は、必ず使用前に製品の説明書をよく読み、換気を十分に行いながら作業を行いましょう。ゴム手袋、マスク、保護メガネを着用し、肌への刺激を防ぎましょう。使用後は、十分に水拭きし、乾燥させます。

3-2. 専門業者への依頼

広範囲のカビや、畳への浸透が激しい場合は、専門業者に依頼しましょう。専門業者は、適切な薬剤と技術を用いて、カビを完全に除去し、再発防止策を提案してくれます。費用はかかりますが、健康面や時間的な負担を考えると、専門業者に依頼する方が安心です。

畳自体の状態によっては、交換が必要になることもあります。管理会社に相談し、状況に応じて適切な対応を検討しましょう。

4. 再発防止策

カビを完全に除去した後も、再発防止策を講じる必要があります。以下の対策を徹底することで、快適な住環境を維持できます。

  • 換気をこまめに行う:毎日、窓を開けて換気をしましょう。特に湿気の多い時期は、こまめな換気が重要です。
  • 除湿対策:除湿機を使用したり、湿気を吸着するグッズを置くなど、室内の湿度を適切に管理しましょう。湿度計で湿度をチェックし、50%以下を目安にしましょう。
  • 通気性を確保する:畳の下に、通気性を確保するための通気口や、防湿シートを設置するなどの対策を検討しましょう。これは、専門業者に相談するのがおすすめです。
  • 定期的な清掃:定期的に畳や床を掃除機で掃除し、汚れやホコリを取り除きましょう。湿気をため込まないことが重要です。
  • 適切な温度管理:室温を適切に保つことで、結露の発生を抑えることができます。特に冬場は、暖房器具の使用に注意しましょう。

5. 公営住宅への報告

カビ被害は、管理会社または公営住宅の担当者に報告することが重要です。状況を説明し、適切な対応を求めましょう。多くの場合、修繕費用は管理会社が負担してくれます。引っ越し前に問題を解決することで、安心して新生活を始められます。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、畳下のカビ問題は、建物の構造や施工不良に起因している可能性があります。特に、基礎部分の防水処理や、換気システムの不備などが考えられます。管理会社に、建物の構造図や施工図の確認を依頼し、原因究明と適切な対策を検討することをお勧めします。

今回のカビ問題は、深刻な状況ですが、適切な対策を行うことで解決できます。焦らず、一つずつステップを踏んで対処していきましょう。そして、快適な住環境を取り戻し、安心して新生活をスタートさせてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)