畳のカビ対策と、古い畳のメンテナンス方法

畳のカビについて教えてください。今日目覚めると、八畳の和室、二部屋の畳一面にカビが発生していました。手袋を装着し、マイペット(畳と記載有り)二回→カラ拭き一回→換気→今は扇風機を回しています。対処法はこれであっていますか?あともう一つ‥我が家は築三十五年くらいの家をリフォーム(骨組み以外全て)し、畳は表替え?のみしてあります。ですが若干畳が柔らかい気がします。そしてその二部屋は、主に室内干しのみに使っていて、家具などなにもありません。一日中日当たりがある部屋で、ほぼ毎日換気、掃除機をかけていました。カビの原因はやはり室内干しでしょうか?それとも古い畳だからなのでしょうか?長々とすみません。よろしくお願いします。補足対処法はこれで合ってるとのことで、安心しました。部屋干しについては、仕事がある為、花粉症の為と事情がありました。表替えのみした古い畳についての回答もお願いしたいです。古い畳でも、これから部屋干しをしないで換気していればカビは発生しないでしょうか?それとも中がもう劣化していて丸ごと取り替えが必要でしょうか?またカビないか心配です‥

畳のカビ発生!応急処置と原因究明

まず、カビの発生、大変でしたね。発見された時点での対処法ですが、手袋をしてマイペットを使用し、拭き取り、換気、扇風機による乾燥という流れは、初期対応としては適切です。マイペットは、畳にも使用できるタイプを選んでいただければ問題ありません。
しかし、畳一面にカビが発生しているという状況から、すでにカビが畳の内部にまで浸透している可能性も考えられます。表面の清掃だけでは不十分な場合があり、根本的な原因究明と対策が必要です。

カビ発生の原因を探る

カビが発生した原因として、ご質問にあるように室内干し古い畳の両方が考えられます。

1. 室内干しの影響

築35年のリフォーム済み住宅とはいえ、一日中日当たりがあっても、大量の洗濯物を室内干しすることで、部屋の湿度が著しく上昇します。畳は湿気に弱い素材です。特に、畳の下地や縁などに湿気がこもりやすい状態が続くと、カビが発生しやすくなります。花粉症対策で部屋干しせざるを得ない状況も理解できますが、これが大きな要因の一つと考えられます。

2. 古い畳の影響

畳は表替えのみで、中身(畳床)は築35年経過したままです。畳床は、イグサや藁などの天然素材でできており、経年劣化により吸湿性が低下し、カビが生えやすくなります。畳が柔らかいと感じられるのも、畳床の劣化が原因の一つと考えられます。また、表替えのみでは、畳床内部の湿気やカビを除去できません

畳のカビ対策:具体的なステップ

まずは、カビの状況を正確に把握しましょう。

1. カビの範囲と程度を確認

畳全体に広がっているのか、一部に集中しているのか、カビの深さ(表面だけか、内部まで浸透しているか)を確認します。写真に撮っておくと、専門家への相談や今後の状況把握に役立ちます。

2. 徹底的な清掃と乾燥

マイペットでの清掃は、表面のカビ除去に役立ちますが、内部のカビまで除去するには限界があります。以下の手順で、より徹底的な清掃と乾燥を行いましょう。

  • カビ取り剤の使用:畳専用の洗剤やカビ取り剤を使用し、カビを完全に除去します。使用前に必ず目立たない場所で試してから使用してください。市販のカビ取り剤は、漂白作用が強いものもあるので、畳の色が変わる可能性があります。注意が必要です。
  • 乾燥:換気と扇風機の使用に加え、除湿機を使用すると効果的です。可能であれば、畳を剥がして、畳床を完全に乾燥させるのが理想的です。ただし、これは専門業者に依頼する必要があります。
  • 日干し:天気の良い日は、畳を上げて日干しすることで、畳床の乾燥を促進できます。ただし、直射日光に長時間当てると畳が傷む可能性があるので、注意が必要です。

3. 室内干し対策

室内干しがカビ発生の大きな原因である可能性が高いので、対策が必要です。

  • 浴室乾燥機:浴室乾燥機があれば、洗濯物を浴室で乾燥させましょう。
  • 除湿機:部屋に除湿機を置いて、湿度を下げることでカビの発生を防ぎます。
  • サーキュレーター:扇風機だけでなく、サーキュレーターを使用することで、部屋全体の空気を循環させ、乾燥を促進します。
  • 乾燥剤:部屋に乾燥剤を置くことで、湿気を吸収します。
  • コインランドリー:天候に左右されず、洗濯物を乾燥できるコインランドリーも有効です。

古い畳の対処法

畳が柔らかい、という点から、畳床の劣化が懸念されます。表替えだけでは、内部の劣化は改善されません。

1. 畳の点検と専門家への相談

畳職人に畳の状態を見てもらいましょう。畳床の劣化状況、カビの浸透度合いを正確に判断してもらうことで、適切な処置を決定できます。

2. 部分的な修理または全面交換

畳職人の診断に基づき、以下のいずれかの処置が必要となる可能性があります。

  • 部分的な修理:カビの発生が一部に限られる場合、その部分のみを修理できる可能性があります。
  • 全面交換:カビが広く浸透している場合、または畳床の劣化が著しい場合は、全面交換が最善策です。

予防策

今後のカビ発生を防ぐために、以下の予防策を心がけましょう。

  • 定期的な換気:毎日、窓を開けて十分に換気を行いましょう。
  • 湿度管理:除湿機や乾燥剤などを活用して、湿度を50%以下に保ちましょう。
  • 掃除:定期的に掃除機をかけ、ホコリやゴミを取り除きましょう。
  • 畳のメンテナンス:定期的に畳の点検を行い、必要に応じて専門業者にメンテナンスを依頼しましょう。

まとめ

畳のカビ問題は、放置すると健康被害にもつながるため、早めに対処することが重要です。今回の経験を踏まえ、適切な換気と湿度管理、そして定期的な点検を心がけることで、快適な和室環境を維持しましょう。専門家のアドバイスを参考に、最適な対策を講じてください。

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