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畳の掃除、何をすればいいの?適切な掃除方法と注意点
初めて和室のあるお部屋に引っ越して、畳の掃除に戸惑っていらっしゃるんですね。掃除機は便利ですが、畳の表面を傷めてしまう可能性がありますし、クイックルワイパーも使用できないと、一体どうすれば良いのか悩ましいですよね。ホウキとチリトリ、コロコロ、ぞうきん…様々な方法がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。この記事では、畳を傷めずに美しく保つための掃除方法を、具体的な手順と合わせてご紹介します。
1. 毎日の簡単な掃除:ホウキとチリトリが基本
畳の掃除の基本は、ホウキとチリトリを使った乾拭きです。 これは、毎日行うことで、砂や埃、髪の毛などのゴミをこまめに除去し、畳の汚れの蓄積を防ぐ効果があります。 ホウキは、畳の目に沿って優しく掃くのがポイントです。力任せに掃くと畳が傷む可能性があります。チリトリは、ゴミを効率的に集められるものを選びましょう。
2. 定期的な掃除:コロコロクリーナーの使用と注意点
コロコロクリーナーは、ホウキでは取りきれない細かいゴミやペットの毛などに効果的です。ただし、粘着力が強いタイプは畳の表面を傷める可能性があるので、使用頻度には注意が必要です。 使用する場合には、粘着力が弱めのものを使用し、軽く当てる程度に留めましょう。また、同じ場所を何度もコロコロすると、畳の表面が剥がれてしまう可能性があるので、注意が必要です。
3. 汚れがひどい場合:濡れぞうきんでの拭き掃除
ホウキとコロコロクリーナーだけでは落ちない汚れがある場合は、濡れぞうきんを使用することもできます。ただし、水拭きは畳にとって負担が大きいため、頻繁に行うのは避けましょう。 水拭きをする場合は、固く絞ったぞうきんを使用し、畳の目に沿って優しく拭いてください。 拭き掃除後は、必ず乾いたぞうきんで水分を拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
4. 汚れの種類別対策
畳の汚れは、種類によって適切な掃除方法が異なります。
- 軽い埃やゴミ: ホウキとチリトリで掃く
- ペットの毛: コロコロクリーナーを使用(粘着力は弱めにする)
- 飲み物などをこぼした場合:すぐに乾いた布で吸い取り、その後濡れぞうきん(固く絞る)で拭き、完全に乾燥させる
- シミ:専門業者に相談
- カビ:換気をよくし、重曹水などで清掃。ひどい場合は専門業者に相談
5. 掃除機を使う際の注意点
スティックタイプの掃除機を使用する場合は、必ず「弱」モードで、ヘッドを畳に強く押し付けないように注意しましょう。 また、ヘッドが回転するタイプは、畳の表面を傷める可能性が高いので、使用を避けるのが無難です。 可能であれば、畳専用のヘッドアタッチメントがある掃除機を使用するのが理想的です。
6. 畳の素材と掃除方法
畳の素材は、イグサ(天然い草)、化学畳など様々です。素材によって掃除方法も変わってきます。
- 天然い草: 水分は厳禁。乾拭きを基本に、汚れがひどい場合は専門業者に相談。
- 化学畳: 水拭きも可能ですが、素材によって耐水性が異なるため、メーカーの指示に従う。
7. 専門家への相談
畳の汚れがひどい場合、または自分で掃除しても落ちない場合は、畳の専門業者に相談することをおすすめします。 専門業者であれば、適切な掃除方法や、必要に応じて畳の修理や張替えなども行ってくれます。
8. 予防策:日々のケアが大切
畳を長く美しく保つためには、日々のケアが大切です。
- こまめな掃除: 毎日ホウキで掃く
- 換気: 湿気がこもらないように、定期的に窓を開けて換気する
- 湿度調整: 除湿剤などを活用して、湿度を適切に保つ
- 家具の配置: 家具の脚には、傷防止用のフェルトなどを貼る
まとめ:畳を長持ちさせるための適切な掃除を
畳のお掃除は、素材や汚れの種類によって適切な方法を選ぶことが大切です。 今回ご紹介した方法を参考に、あなたの畳にあった掃除方法を実践し、快適で美しい和室を保ちましょう。 それでも不安な場合は、畳の専門業者に相談してみるのも良いでしょう。