畳と襖の費用相場とリフォームのポイント|引越し前に知っておきたい畳・襖の交換費用

部屋の退去についてですが、近いうちに引越しを考えてます。そこで畳6畳2部屋の畳を新品にかえた場合の費用と今の畳を表替えした場合の費用を知りたいです。また襖の紙替えは1枚いくらしますか?

畳の交換費用:新品と表替えの違い

引越しを検討されているとのこと、お部屋の畳の交換費用についてご質問ですね。畳の交換には「表替え」「裏返し」「新調」の3つの方法があります。それぞれ費用や仕上がり、耐久性が異なりますので、ご予算や状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

畳の表替え

畳表(畳の表面)を新しいものに交換する方法です。畳床(畳の土台)はそのまま使用するため、新調に比べて費用を抑えられます。6畳2部屋の場合、畳の枚数や畳の種類、業者によって費用は変動しますが、1枚あたり5,000円~10,000円が相場です。12枚の畳だと、60,000円~120,000円となります。

  • メリット:費用が比較的安い、元の畳の風合いを残せる
  • デメリット:畳床の状態によっては交換できない場合がある、耐久性は新調に劣る

畳の裏返し

畳表を裏返して使用する最も安価な方法です。畳床の状態が良い場合にのみ可能で、1枚あたり1,000円~3,000円程度と非常に安価です。しかし、耐久性は劣り、見た目の美しさも劣ります。引越し前に短期間だけ使用したい場合など、限定的な状況でしかお勧めできません。

畳の新調

畳表と畳床を両方とも新品に交換する方法です。最も費用は高くなりますが、新品同様の美しい仕上がりになり、耐久性も高いです。6畳2部屋の場合、畳の種類や業者によって費用は変動しますが、1枚あたり15,000円~30,000円が相場です。12枚の畳だと、180,000円~360,000円となります。

  • メリット:新品同様の仕上がり、耐久性が高い
  • デメリット:費用が高い

襖の紙替え費用

襖の紙替えは、襖の表面の紙を新しいものに交換する方法です。1枚あたり3,000円~8,000円が相場ですが、襖のサイズや使用する紙の種類、業者によって費用は大きく異なります。高級な和紙を使用したり、特殊な加工を施す場合は、さらに費用が高くなります。

  • メリット:費用が比較的安い、手軽に模様替えできる
  • デメリット:襖の骨組みの状態によっては交換できない場合がある

費用を抑えるためのポイント

畳や襖の交換費用を抑えるためには、以下の点を検討してみましょう。

複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取り、価格を比較することで、最適な業者を選ぶことができます。インターネットで検索したり、地域の工務店に問い合わせたりすることで、複数の業者から見積もりを取ることができます。

時期を選ぶ

繁忙期を避けて依頼することで、費用を抑えることができます。一般的に、春と秋は繁忙期なので、それ以外の時期に依頼するのがおすすめです。

材料を選ぶ

畳表や襖紙の種類によって費用が大きく異なります。予算に合わせて、適切な材料を選びましょう。例えば、畳表であれば、イグサの種類や品質によって価格が変わってきます。襖紙も同様に、柄や素材によって価格が異なります。

DIYを検討する

DIYに自信がある方は、自分で畳表や襖紙を交換することも可能です。ホームセンターなどで材料を購入し、インターネットなどで手順を確認しながら作業を進めましょう。ただし、初めてDIYに挑戦する場合は、失敗する可能性も考慮し、まずは小さな面積から始めることをお勧めします。

専門家の視点:リフォーム業者選びの注意点

畳や襖のリフォームを検討する際には、業者選びが非常に重要です。信頼できる業者を選ぶことで、安心して工事を進めることができます。

実績や評判を確認する

業者のホームページや口コミサイトなどで、実績や評判を確認しましょう。多くの施工実績があり、良い評判が多い業者を選ぶことが大切です。

見積もり内容をしっかり確認する

見積もり書には、材料費、人件費、その他費用などが明確に記載されているかを確認しましょう。不明な点があれば、業者に質問し、納得してから契約しましょう。

契約内容をしっかり確認する

契約書には、工事内容、費用、工期、支払い方法などが明確に記載されているかを確認しましょう。不明な点があれば、業者に質問し、納得してから契約しましょう。

まとめ

引越し前に畳や襖の交換を検討されている場合、それぞれの状態をしっかり確認し、費用と仕上がりを比較検討することが大切です。表替え、裏返し、新調といった選択肢があり、襖も同様に紙の素材や業者によって価格が変動します。複数の業者から見積もりを取り、費用を抑える工夫をしながら、快適な住空間を実現しましょう。

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