畳からフローリングへのリフォーム:費用を抑えつつ快適な空間を実現する方法

できるだけ安い値段で畳からフローリングに変えたいです。 今、古い畳の上からござを敷いている状態です。 そこで、 ・ござはそのままで、ござの上に、防虫マットを敷き、さらにその上からフローリングカーペットを敷く ・ござを取り、古い畳の上に防虫マットを敷き、その上からフローリングカーペットを敷く この2つだと、どちらのほうがよいでしょうか? ちなみに、畳はかなり古く、長年ござの下敷きになっていたものなので、とてもいたんでいます。 それと、もし畳をはがして、根太を張り、コンパネを張り、フローリングをはるという作業をする場合、8畳と6畳の二部屋だとだいたいいくらくらいかかりますか?

ござの上への施工と畳の撤去、どちらがベスト?

古い畳の上にござを敷いている状態から、フローリング風の空間を実現したいというご要望ですね。予算を抑えつつ、効果的な方法を選択することが重要です。提示された2つの方法を比較検討してみましょう。

方法1:ござの上に防虫マット、フローリングカーペットを敷く

この方法は、最も手軽で費用を抑えられる方法です。既存のござをそのまま活かすため、撤去費用や手間が省けます。しかし、畳の劣化が激しい場合、湿気や虫害のリスクが高まります。防虫マットの効果にも限界があり、完全に防げるわけではありません。また、ござの上への施工となるため、仕上がりの平坦性に欠け、フローリングカーペットの凹凸が目立つ可能性があります。

方法2:ござを取り、古い畳の上に防虫マット、フローリングカーペットを敷く

ござを取り除くことで、畳の状態を直接確認し、適切な対策を取ることができます。湿気や虫害の予防に効果的な防虫マットを直接畳の上に敷くことで、より安心です。ただし、畳の撤去作業が必要となり、方法1に比べて手間と費用がかかります。しかし、仕上がりの平坦性が高まり、より自然なフローリング風の空間を実現できます。

どちらの方法を選ぶべきか?

畳の劣化状況が著しいとのことですので、方法2をおすすめします。 ござの下に隠れている畳の状態によっては、思わぬ問題が発生する可能性があります。例えば、畳が完全に腐敗していたり、カビが発生していたりするケースも考えられます。これらを放置すると、新しいフローリングカーペットにも悪影響を及ぼし、結果的に費用がかさむ可能性があります。多少の手間と費用がかかっても、畳を撤去し、状態を確認した上で施工を進める方が、長期的な視点で見れば費用対効果が高いと言えるでしょう。

本格的なフローリング施工:費用と工程

畳を完全に撤去し、根太を張り、コンパネを張り、フローリングを張る本格的なリフォームの場合、費用は部屋の広さ、使用する材料、施工業者によって大きく変動します。

費用概算

8畳と6畳の二部屋で、一般的な材料と施工業者に依頼した場合、総費用は50万円~100万円程度を見込むのが現実的です。内訳としては、

  • 畳撤去費用: 1畳あたり数千円~1万円程度
  • 根太工事費用: 部屋の状況により変動。既存の根太が使えるか、補強が必要かなどで費用が大きく変わります。
  • コンパネ費用: 材料費と施工費。
  • フローリング費用: 材料費と施工費。使用するフローリングの種類(無垢材、合板など)によって価格が大きく異なります。
  • その他費用: 廃材処分費用、養生費用など。

などが含まれます。正確な見積もりは、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

工程

一般的なフローリングリフォームの工程は以下の通りです。

  1. 既存畳の撤去: 古い畳を丁寧に撤去します。
  2. 下地調整: 根太の補修や交換、床の水平調整を行います。
  3. 防湿シート施工: 湿気対策として、防湿シートを敷設します。
  4. 根太の施工: 必要に応じて根太を施工します。
  5. コンパネの施工: コンパネを張り、水平な床面を作ります。
  6. フローリングの施工: 選んだフローリング材を施工します。
  7. 仕上げ: 巾木などの取り付け、清掃を行います。

専門家の視点:信頼できる業者選び

費用を抑えるためには、安価な材料を選ぶことも有効ですが、施工業者の選び方が最も重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、それぞれの提案内容、施工方法、保証内容などを比較検討しましょう。口コミや評判も参考にすると良いでしょう。安さだけで業者を選ぶと、手抜き工事やトラブルに繋がる可能性があります。信頼できる業者を選び、しっかりと打ち合わせをすることで、満足のいくリフォームを実現できます。

まとめ:予算と状況に合わせた最適な選択を

畳からフローリングへのリフォームは、費用と手間がかかりますが、住空間の快適性を大きく向上させる効果があります。予算と畳の状態を考慮し、最適な方法を選択することが重要です。 今回ご紹介した方法以外にも、DIYによるリフォームも検討できますが、専門的な知識と技術が必要となるため、注意が必要です。

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