畳からフローリングへのリフォーム:価格差の理由と賢い選び方

フローリングの選び方 畳の部屋からフローリングに変えようと思います。地域一番のリフォーム会社に行って聞いたら、25万円ほどで、コンクリ土間との間に角材を入れてベニヤを敷いてフローリングを支えますとのこと。小さな工務店に聞いたら 価格は3万円ほど安いのですが、エキスパンダーみたいな支え金具を入れるとのこと。どちらに頼むべきでしょうか。 子供部屋は2階の変形7畳。フローリング床材はWPC加工のものにするつもりです。

リフォーム価格の差:施工方法の違いに着目

畳からフローリングへのリフォームにおいて、地域一番のリフォーム会社と小さな工務店で価格に大きな差が出たのは、主に下地処理の方法が異なるためです。25万円のリフォーム会社は、コンクリート土間に角材とベニヤを敷くという、より手間のかかる、そして確実な下地処理を行っています。一方、3万円安い工務店は、エキスパンダー(通常は「エキスパンションジョイント」と呼ばれる伸縮用の金具)を用いた方法を採用しています。

下地処理の違い:それぞれのメリット・デメリット

* 角材+ベニヤ工法(高価格):

  • メリット:強度が高く、床鳴りの発生リスクが低い。長期間にわたって安定した床を実現できる。不陸(床の凸凹)の調整が容易。
  • デメリット:工期が長くなる傾向がある。材料費が高くなる。

* エキスパンションジョイント工法(低価格):

  • メリット:工期が短く、費用を抑えられる。比較的シンプルな施工方法。
  • デメリット:床鳴りが発生するリスクがある。下地の状態によっては、不陸の調整が難しい場合もある。経年劣化による伸縮への対応が重要。

WPCフローリングと下地処理の相性

質問者様はWPC(Wood Plastic Composite)加工のフローリングを選定するとのことですが、WPCは比較的軽量な素材です。そのため、必ずしも高価な角材+ベニヤ工法が必須というわけではありません。しかし、2階という場所柄、床鳴りへの配慮は重要です。特に変形7畳という形状は、床の動きが複雑になりやすい可能性があります。

専門家の意見:状況に応じた最適な選択を

経験豊富なリフォーム業者に相談することが重要です。両社の見積もり内容を比較検討し、それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、最適な方法を選択する必要があります。特に、小さな工務店の場合は、使用するエキスパンションジョイントの品質や施工精度を確認することが重要です。安価な金具を使用したり、施工が不十分だと、床鳴りの原因となる可能性があります。

賢い選び方のポイント:見積もり内容の徹底比較

リフォーム会社を選ぶ際には、価格だけでなく、以下の点を比較検討しましょう。

1. 見積もりの詳細な内訳を確認する

* 材料費の内訳(フローリングの種類、数量、下地材など)
* 人件費の内訳
* その他費用(廃材処分費、諸経費など)

2. 施工内容を具体的に確認する

* 下地処理の方法(具体的な材料、手順)
* 床鳴り対策
* 防湿対策
* 完成後の保証内容

3. 複数の業者に見積もりを依頼する

少なくとも3社以上の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、適正価格を把握することができます。

4. 過去の施工実績を確認する

業者のホームページや口コミサイトなどで、過去の施工実績を確認しましょう。写真や動画があれば、施工の丁寧さを確認できます。

5. 担当者の対応を確認する

質問に丁寧に答えてくれるか、不安な点を解消してくれるかなど、担当者の対応も重要な判断材料となります。

まとめ:費用対効果と安心感を両立させる

畳からフローリングへのリフォームは、住環境を大きく変える大きな工事です。安価な方を選ぶだけでなく、長期的な視点で費用対効果と安心感を両立させることが重要です。信頼できる業者を選び、丁寧な施工を行うことで、快適な住空間を実現しましょう。 WPCフローリングは、比較的メンテナンスが容易な素材ですが、適切な下地処理を行うことで、より長く美しい状態を保つことができます。 今回のケースでは、地域一番のリフォーム会社の角材+ベニヤ工法の方が、長期的な視点で見れば安心感があり、床鳴りのリスクも低減できる可能性が高いと言えます。しかし、小さな工務店が使用するエキスパンションジョイントの品質や施工精度が確認できれば、価格を抑えつつも十分な品質を確保できる可能性もあります。 最終的な判断は、複数の業者との比較検討と、専門家への相談を基に行うことが重要です。

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