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テラスハウス風造り付け家具の詳細を明らかにするステップ
戸建て設計中、憧れのテラスハウスのような造り付け家具を取り入れたいという気持ち、よく分かります! しかし、写真だけでは施工会社に詳細が伝わりにくいのも事実です。そこで、今回は番組で見た家具を参考に、理想の造り付け家具を実現するための具体的なステップをご紹介します。
1. 画像のクオリティアップ:より詳細な情報を伝える
まず、施工会社に送る画像の質を向上させることが重要です。単なる全体像ではなく、以下の点を意識して撮影し直しましょう。
- 複数枚の写真:全体像だけでなく、ベッド部分、収納部分、階段部分など、各パーツを細かく撮影します。角度を変えて撮影することで、より立体的なイメージが伝わります。
- 寸法の明記:メジャーを使って、各パーツの幅、奥行き、高さを正確に計測し、写真に書き込みます。写真編集アプリを利用すれば簡単にできます。
- 素材の特定:木材の種類(例えば、パイン材、オーク材など)、塗装の色や仕上げ(例えば、無塗装、オイル仕上げなど)を出来る限り特定し、写真にメモ書きするか、別途記載します。
- 光の加減に注意:自然光の下で撮影し、影が少なく、素材感が分かりやすいようにします。フラッシュ撮影は、色味が変わってしまう可能性があるので避けましょう。
- 参考画像の追加:番組の画像だけでなく、似たようなデザインの家具の画像(例えば、Pinterestやインテリアサイトから)を追加することで、よりイメージが伝わりやすくなります。
2. 詳細な図面作成:言葉では伝えきれない部分を可視化
写真だけでは伝えきれない部分を補うために、簡単な図面を作成することをお勧めします。専門的なCADソフトは不要です。手書きでも構いません。重要なのは、以下の情報を正確に図面に示すことです。
- 寸法:各パーツの幅、奥行き、高さなどを正確に記載します。
- 素材:使用する木材の種類、塗装の種類などを明記します。
- 構造:二段ベッドの構造、収納の仕組みなどを分かりやすく図示します。断面図なども有効です。
- 収納方法:引き出し式か、棚式か、オープンタイプかなどを明確にします。
もし図面作成に自信がない場合は、フリーランスのイラストレーターやCADオペレーターに依頼することも検討しましょう。ランサーズやクラウドワークスなどのプラットフォームを利用すれば、比較的低価格で依頼できます。
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3. 専門家への相談:インテリアデザイナーや設計士に相談
施工会社とのコミュニケーションが難しい場合は、インテリアデザイナーや建築設計士に相談してみましょう。彼らは造り付け家具の設計に精通しており、あなたの要望を的確に施工会社に伝え、実現可能なプランを提案してくれます。
4. 具体的な質問リストの作成:疑問点を明確化
施工会社とのやり取りをスムーズにするために、事前に質問リストを作成しておきましょう。例えば、以下の様な質問を準備しておくと良いでしょう。
- このデザインの造り付け家具は実現可能ですか?
- 実現可能であれば、具体的な費用はいくらになりますか?
- 使用できる木材の種類とその価格を教えてください。
- 製作期間はどのくらいかかりますか?
- 安全面に関する配慮はどのように行われますか?
- メンテナンス方法を教えてください。
5. 代替案の検討:実現困難な場合は柔軟に対応
もし、番組で見た家具と全く同じものを再現するのが難しい場合、デザインを少し変更したり、素材を変更したりするなど、柔軟に対応する必要があります。施工会社と協力して、予算や工期、安全性などを考慮した上で、最適な代替案を検討しましょう。
まとめ:理想の空間を実現するために
番組で見た家具を参考に、理想のマイホームを実現することは、とても素晴らしい目標です。しかし、その過程では、施工会社との綿密なコミュニケーションが不可欠です。今回ご紹介したステップを参考に、より詳細な情報を伝え、理想の造り付け家具を実現してください。