田舎暮らしの成功への道標:静岡県島田市川根町の別荘購入における注意点とアドバイス

田舎(山間部)暮らしについての質問です。 現在、田舎の中古物件を買おうと考えています。 場所は静岡県島田市川根町の別荘地の物件です。 大井川鐵道の家山駅から、車で約15分程度の所にある別荘です。 県道から茶畑の中の林道を10分程上がり、山林の中の分譲地です。 30前後の区画があり、約半数くらいに建物が建っています。永住者も数人程度いるようです。建物は、平成8年に建築されました。 太い梁が現しであったり、太い梁が、登り梁であったり、21センチ角の柱があったりと、設計・デザインにかなり力をかけた建物とのこと。 一階は32畳のLDK(上部吹き抜け)と5畳の洋室、風呂・洗面・WC。LDKの上部は吹き抜けで、太い登り梁が見事です。 水回りは、もちろん水洗化されています。 二階は6畳のベッドルームが2部屋と3畳の納戸と吹き抜け。 ベッドルームのサッシ窓は、二重窓となっています。 どんな点に注意したらよろしいのでしょうか。 また、田舎暮らしの経験のある方からのアドバイスを賜りたいです。 移動は自家用車でします。不便というのは覚悟しています。 補足 年齢は20代半ば、周囲の木は杉です。また、雨どいは付いていません。 携帯電話は使用可能でした。通話、通信も問題ありません。テレビ、ラジオも入ります。 吹き抜けの登り梁に天井扇があります。トイレは水洗です。 交通網に関しては非常に不便です。車が無ければ生活は不可能ですが、現在登坂可能な車とバイクは所有しています。

物件購入前に確認すべき10項目

20代半ばで、静岡県島田市川根町の山間部にある築年数の経った別荘を購入検討中とのこと。魅力的な物件ですが、田舎暮らしは都会暮らしとは全く異なる点が多いので、注意深く検討する必要があります。以下、購入前に確認すべき10項目を挙げ、具体的なアドバイスをいたします。

1. 建物の構造と耐震性

築20年以上経過した建物なので、耐震性は非常に重要です。平成8年建築とはいえ、現在の耐震基準を満たしているか専門家(建築士)に調査してもらうことを強くお勧めします。特に、山間部では地震や台風による被害のリスクが高いため、耐震補強工事が必要となる可能性も考慮に入れて予算を立てましょう。 梁や柱の太さは魅力的ですが、それだけで耐震性を判断することはできません。

2. 雨漏りリスクと排水

雨どいが無いことは大きな問題です。雨漏りのリスクが非常に高く、特に杉林に囲まれた環境では、大量の雨水が建物に直接降り注ぎます。屋根、壁、窓枠の劣化状況を丁寧に確認し、雨漏りがないか、専門家による検査を受けるべきです。また、排水システムの状況も確認しましょう。浸水リスクがないか、土壌の状況なども考慮する必要があります。

3. 維持管理コスト

田舎の物件は、都会の物件と比べて維持管理コストが高くなる傾向があります。特に、築年数の経過した物件では、修繕費が予想以上に高額になる可能性があります。屋根、外壁、水回りなどの修繕費用を事前に見積もり、長期的な費用計画を立てましょう。また、除雪費用も考慮が必要です。

4. インターネット環境

携帯電話の通信は問題ないとのことですが、インターネット環境はどうでしょうか?テレワークやオンライン学習などを検討するなら、光回線などの安定したインターネット接続が必須です。現状の通信速度や安定性を確認し、必要に応じて回線工事の費用も考慮しましょう。

5. 防犯対策

山間部では、都会と比べて防犯対策が重要になります。防犯カメラの設置や、セキュリティシステムの導入を検討しましょう。近隣住民とのコミュニケーションも、防犯対策に役立ちます。

6. 医療体制

最寄りの病院までの距離や、医療体制を事前に確認しましょう。緊急時の対応を考慮し、病院までのアクセス方法や、救急車の到着時間などを把握しておきましょう。

7. 生活インフラ

水道、電気、ガスなどの生活インフラの状況を確認しましょう。停電や断水のリスク、供給状況などを確認し、非常時の備えも検討しましょう。

8. 近隣住民との関係

近隣住民との関係は、田舎暮らしの満足度に大きく影響します。近隣住民とのコミュニケーションを積極的に取り、地域社会に溶け込めるかどうかを確認しましょう。

9. 冬場の生活

冬場の寒さ対策は必須です。断熱性が低い可能性があるので、暖房費用の高騰に備えましょう。二重窓はありますが、さらに断熱性を高める工夫が必要かもしれません。

10. 災害対策

山間部では、地震、台風、豪雨などの自然災害のリスクが高いです。災害時の避難経路や、防災グッズの準備などを事前に確認し、備えを万全にしましょう。

田舎暮らし経験者からのアドバイス

田舎暮らしは、都会とは異なる魅力と苦労があります。都会の便利さを諦め、自然と共存する覚悟が必要です。

* 車は必須です。買い物や通院など、車がないと生活できません。
* 近隣との関係を大切にしましょう。助け合いが必要な場面も多くあります。
* DIYスキルがあると便利です。修繕など、自分で対応できるスキルがあると助かります。
* 孤独との戦いに備えましょう。都会のように人が多くないため、孤独を感じることがあります。趣味や活動を通して、人との繋がりを維持することが大切です。
* 自然災害への備えは万全にしましょう。地震、台風、豪雨など、自然災害のリスクは都会より高くなります。

まとめ:田舎暮らしは準備が大切

魅力的な物件ですが、田舎暮らしは都会暮らしとは全く異なる生活です。物件の状況だけでなく、生活環境全体を考慮し、慎重に判断することが重要です。専門家の意見を聞き、十分な調査を行い、後悔のない選択をしてください。

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