田舎の一軒家への引っ越し:妊婦さんにとってのメリットとデメリット、そして賢い選択とは?

子供が8月に産まれるので6月にアパートから田舎の一軒家に引っ越そうとしています。田舎なので交通手段がとても不便で最寄りの駅は2〜3キロくらい離れています。ちなみに買い物をするような所もそのくらいの距離があります。旦那の職場も遠くなるので帰りも遅くなります。しかも家の裏にはすぐ田んぼ。普通の家と比べたらきっと虫が多いのではないかと不安に思っています。おまけに玄関から数歩歩いたところにはお墓があります。ご年配の方ならまだ住めたかもしれませんが私はずっと市内だったので何でもすぐの場所にあったのでとても不満です。ただ確かに部屋数も多く値段が魅力だったので夫は喜んで決めました。これから臨月を迎える私からしたら病院も遠いので不安だらけです。夫には仕事は抜けられないから何かあったら救急車を呼びなさいと冷たく突き放されました。妊婦の方ならこの物件どう思われますか?やはり子供の為に我慢して広いお家を選びますか?

田舎暮らしのメリットとデメリット:妊婦さんの視点から

妊娠中、特に臨月が近づくにつれて、環境の変化は大きなストレスになります。田舎の一軒家への引っ越しは、魅力的な点も多い反面、不安要素もたくさんあります。まずは、メリットとデメリットを整理してみましょう。

メリット

  • 広々とした空間:アパートと比べて圧倒的に広い空間は、赤ちゃんの成長に合わせて自由に使えるスペースが確保できます。ベビーベッド、ベビーサークル、おもちゃなど、赤ちゃんのためのアイテムを置くスペースに困ることはありません。
  • 自然豊かな環境:田んぼや自然に囲まれた環境は、子供にとって貴重な体験となります。将来、自然の中で遊ぶ機会が増え、心身ともに健やかな成長を促す可能性があります。新鮮な空気や自然の音は、リラックス効果も期待できます。
  • プライバシーの確保:アパートと比べて隣人との距離が離れているため、プライバシーが守られ、赤ちゃんが泣いても気兼ねなく過ごせます。騒音問題などの心配も少なく、子育てに集中できる環境です。
  • 家賃の安さ:部屋数が多いにも関わらず、値段が魅力的なのは大きなメリットです。子育てにはお金がかかるため、家賃を抑えることで、他の費用に充てることができます。

デメリット

  • 交通の不便さ:最寄りの駅や買い物施設が2~3キロ離れているのは、妊娠中や子育て中は大きな負担となります。特に、緊急時や買い物の際には、車が必要不可欠です。公共交通機関の利用が困難な場合、夫の帰宅が遅くなることへの不安も増幅されます。
  • 医療機関との距離:病院が遠いことは、妊婦さんにとって最も大きな不安材料です。出産時の緊急事態に備えて、事前に最寄りの病院を調べておきましょう。また、産婦人科医との連携体制についても確認が必要です。救急搬送を考慮し、搬送時間などを確認しておくことが重要です。
  • 虫の多さ:田んぼの近くは虫が多い可能性が高いため、虫除け対策をしっかり行う必要があります。赤ちゃんにも安全な虫除けスプレーや蚊取り線香を選び、適切に使用しましょう。網戸の設置や修理なども検討しましょう。
  • お墓の近さ:お墓の近さは、心理的な負担となる可能性があります。風習や考え方にもよりますが、気になる場合は、風水的な観点から改善策を検討したり、気にしないように意識を切り替える工夫が必要かもしれません。

賢い選択のための具体的なアドバイス

この状況で、最適な選択をするためには、以下の点を考慮することが重要です。

1. 交通手段の確保

  • 車の購入またはリース:田舎暮らしでは車が必須です。出産後、赤ちゃん連れでの移動を考えると、マイカーの所有が最も安心です。経済的な負担を考慮し、中古車やリースなども検討しましょう。
  • 近隣住民との連携:近隣住民との良好な関係を築くことで、緊急時や買い物の際に助けを求められる可能性があります。引っ越し前に挨拶回りをするなど、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
  • タクシー・配車サービスの利用:緊急時や買い物の際に、タクシーや配車サービスを利用する手段も確保しておきましょう。

2. 医療体制の確認

  • 最寄りの病院を徹底的に調査:産婦人科、小児科など、必要な医療機関の場所、診療時間、対応などを事前に確認し、緊急時の対応についても把握しておきましょう。
  • かかりつけ医との相談:妊娠中の不安や引っ越し後の医療体制について、かかりつけ医に相談しましょう。専門家のアドバイスは、不安軽減に役立ちます。
  • 出産計画の再検討:病院までの距離を考慮し、出産方法や出産場所について、改めて検討する必要があるかもしれません。自宅出産や里帰り出産なども選択肢に入れてみましょう。

3. 虫対策

  • プロの業者に相談:害虫駆除業者に相談し、適切な対策を講じてもらいましょう。赤ちゃんにも安全な薬剤を使用する業者を選びましょう。
  • 網戸の点検と補修:網戸の破れや隙間がないかを確認し、必要に応じて修理または交換しましょう。赤ちゃんが触れても安全な素材の網戸を選ぶことも重要です。
  • 虫よけ対策グッズの活用:赤ちゃんにも安全な虫よけスプレー、蚊取り線香、蚊帳などを活用しましょう。

4. 夫とのコミュニケーション

  • 不安を共有する:夫にあなたの不安をきちんと伝え、一緒に解決策を探しましょう。感情的にではなく、具体的な問題点を提示することで、建設的な話し合いができます。
  • 役割分担を決める:家事や育児の役割分担を明確にし、夫にも協力してもらうようにしましょう。妊娠中や出産後は、家事や育児の負担が大きくなるため、協力体制が不可欠です。
  • 緊急時の連絡体制を確立する:緊急時の連絡先リストを作成し、夫や家族、近隣住民などに共有しておきましょう。

専門家の意見:助産師のアドバイス

助産師の視点から見ると、妊娠中の引っ越しは、特に臨月が近い時期は避けた方が良いでしょう。しかし、既に決定事項であるならば、上記の対策を徹底し、緊急時の対応を万全にすることが重要です。不安な点を解消するために、助産師や保健師に相談することも有効です。

まとめ

田舎の一軒家への引っ越しは、メリットとデメリットが共存する選択です。広い空間と自然環境というメリットを活かしつつ、交通の不便さや医療機関との距離といったデメリットを解消するための具体的な対策を講じることで、安心して暮らせる環境を作ることができます。夫とのコミュニケーションを密にし、不安を共有しながら、家族みんなで幸せな田舎暮らしを実現しましょう。

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