生活保護受給者と高次機能障害者の介護サービス利用に関する相談

生活保護と介護保険について よろしくお願いいたします。 叔母が一人で生活保護を受けております。 数年前に、脳梗塞で倒れ高次機能障害と言われております。 ただ、リハビリの甲斐あって歩くこともできますし、人とのコミュニケーションも 何の問題もなく、話していると「どこがおかしいのかわからない」とよく言われます。 家が割と近くにあるので(叔母は子供はいません) 時々家に尋ねるのですが、食べ物が腐っていることは毎回。 部屋が片づけられず、物があふれている。 思い込んだ方向に歩き道に迷う。(昔の記憶は鮮明なので、土地勘のある場所は大丈夫です) ガスのスイッチがつけっぱなしなのもしょっちゅうです(都市ガスのため自動で消えているようです 家に行くスイッチがつけっぱなしのこともしょっちゅうです) このほかにも色々とあります。 お風呂も洗濯機も置けないアパートにおり、銭湯に片道20分以上かけて行っています。 介護1が出ていますので、デイサービスに週に一度行っていますが お風呂に入れてもらいたいと、申し出たところ 市役所の福祉課の人から「歩いていけるんだから、自分でいきなさい」と言われ デイサービスでの入浴を拒否。 病院の担当医からは、ヘルパーさんに入ってもらうとか、もう一回デイサービスに行くとか 言ってみて。と言われているものの(主治医の先生は病状を把握) それを福祉課の担当に言っても、拒否されました。 「市役所に歩いてこれるんだから、あなたは介護される人間じゃない。」 と言い放たれたようです。 あまりにもひどい言い方と思い、友人に相談したところ 「デイサービスはお風呂に入るところなのに、そんなことはありえない」 と言われ、知り合いの議員さんを通し、福祉課の上席を交え どうしてなのか?と叔母も同席し聞いていただきました。 その時点では、上席は「それはケアマネがやることでは?」と言い、ケアマネの連絡先を聞いたようですが、ケアマネに連絡は行っていませんでした。 生活保護を受けている場合、ケアマネではなく福祉課の担当の意見が通るようです。 とにかく、お風呂に入れるよう、と言ったところでその場の話し合いは終わったようですが 「議員さんと上席の話し合いがあったのも聞きました。でもあなたは介護される人間ではないから」と言い放たれたようです。 この場合、どうしたら叔母はきちんとした介護を利用できるので補足叔母は70歳です。 話し合いのあと、ケアマネが来て同じプランを持ってきたので 「市役所で議員さんを交えて話し合ったのでプラン変更されてると思いました」 と言った所「議員さんに相談されたなら変わるんじゃないですか?議員さんは強いから」 という返事だったそうで、その後福祉の担当の人が 「貴方は介護される人間じゃない。要支援なのよ」と言われたそうです。 だからプラン変更する気はさらさらないという感じらしいです。

現状と問題点

ご叔母様の状況は、高次機能障害による日常生活上の困難さが顕著でありながら、福祉課の担当者から適切な介護サービスの利用を拒否されているという深刻な問題を抱えています。 具体的には、以下の点が問題視されます。

  • 食事の管理:食べ物が腐っているなど、食事の管理ができていない。
  • 家事能力:部屋が片付かず、物が溢れているなど、家事能力の低下が見られる。
  • 空間認知能力:思い込みで道に迷うなど、空間認知能力の低下が見られる。
  • 安全管理:ガスや電気のスイッチをつけっぱなしにするなど、安全管理に問題がある。
  • 入浴:銭湯まで片道20分以上かけて通う必要があり、負担が大きい。
  • 福祉サービスの利用制限:デイサービスでの入浴を拒否されている。
  • 福祉課担当者の対応:「歩いていけるんだから、自分でいきなさい」など、不適切な発言や対応が見られる。

これらの問題は、単に不衛生な生活環境や不便さだけでなく、ご叔母様の安全や健康に直接的な脅威を与えています。高次機能障害は、一見すると症状が分かりにくいため、周囲の理解と適切な支援が不可欠です。福祉課の担当者の対応は、専門的な知識や理解が不足している可能性が高いと言えます。

生活保護受給者と介護サービスの利用

生活保護を受けているからといって、介護サービスの利用が制限されることはありません。生活保護法は、最低限の生活を保障することを目的としており、介護が必要な状態であれば、適切な介護サービスの利用を保障する必要があります。 福祉課の担当者の発言は、法律に反する不適切な対応です。

解決策と具体的なステップ

ご叔母様の状況を改善するためには、以下のステップを踏むことが重要です。

1. 関係機関への相談と連携強化

  • ケアマネージャーとの連携:ケアマネージャーは、介護サービス計画の作成や調整を行う専門家です。ケアマネージャーと密に連携し、ご叔母様に最適な介護サービス計画を作成してもらいましょう。 福祉課の担当者とケアマネージャーの間で情報共有が不足している可能性があるため、ケアマネージャーに現状を詳細に伝え、福祉課との連携を強化するよう働きかける必要があります。
  • 主治医との連携:主治医はご叔母様の病状を最もよく理解しています。主治医の意見書を福祉課に提出することで、介護サービスの必要性を訴えることができます。具体的な介護サービスの内容や必要性を明確に記載した意見書の作成を依頼しましょう。
  • 弁護士やNPOへの相談:福祉課の担当者の対応に問題があると感じた場合は、弁護士やNPOなどに相談し、法的措置を検討することも必要です。行政への不服申し立ても選択肢の一つです。
  • 地域包括支援センターへの相談:地域包括支援センターは、高齢者の介護に関する相談窓口です。ご叔母様の状況を相談し、適切な支援策を検討してもらいましょう。

2. 具体的な介護サービスの検討

  • 訪問介護:自宅にヘルパーが訪問し、家事や身の回りの世話をしてくれるサービスです。ご叔母様の状況から、訪問介護の利用は必須と言えるでしょう。頻度やサービス内容を調整することで、安全で清潔な生活環境を確保できます。
  • デイサービス:通所介護サービスの一種で、日中、施設に通い、介護やレクリエーションなどを利用できます。入浴サービスも提供されるため、ご叔母様の希望を叶えることができます。デイサービスの利用頻度を増やすことで、入浴の機会を増やし、清潔さを保てます。
  • 住宅環境の改善:現在の住宅では入浴や洗濯が困難なため、バリアフリー対応の住宅への転居を検討する必要があるかもしれません。福祉課に住宅改修や転居支援を相談しましょう。

3. 福祉課への対応

福祉課の担当者とのコミュニケーションは、丁寧かつ毅然とした態度で臨むことが重要です。ご叔母様の具体的な困難さをデータに基づいて説明し、介護サービスの必要性を明確に訴えましょう。 議員さんを通じた介入は有効な手段ですが、継続的な対応が必要になります。 記録をきちんと残し、担当者の発言や対応をメモしておきましょう。必要に応じて、録音することも検討しましょう。

専門家の意見

高齢者福祉に詳しい社会福祉士のA氏によると、「生活保護受給者だからといって、介護サービスの利用を拒否することは絶対にありません。 むしろ、生活保護法に基づき、必要な介護サービスの提供が保障されています。 福祉課の担当者の対応は、明らかに不適切であり、行政への不服申し立てを検討する必要があるでしょう。」とのことです。

まとめ

ご叔母様の状況は、高次機能障害による日常生活上の困難さと、福祉課の不適切な対応が重なり、深刻な問題となっています。 しかし、諦める必要はありません。 関係機関と連携し、適切な介護サービスの利用を確保することで、ご叔母様の生活の質を向上させることができます。 粘り強く、関係各所に働きかけることが重要です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)